DreamWorksとCanonical、MoonRay向けのSnapインストーラーを共同開発

CGソフト

2026年7月15日(現地時間) – Academy Software Foundation(ASWF)は、DreamWorksとCanonicalの協業による「MoonRay」向けの新しいSnapインストーラーを発表しました。

高度なレンダラーを身近にする新たなアプローチ

MoonRayは、DreamWorks Animationによって開発され、2019年以降の同スタジオの長編映画制作を支えてきた、高品質なオープンソース・レンダラーです。

先日、ASWFのホストプロジェクトとして参画したことに伴い、メンバー企業であるDreamWorksとCanonicalが共同で専用のSnapインストーラーを開発しました。これにより、幅広いLinuxユーザーがMoonRayの環境をより手軽に構築できるようになります。

複雑な環境構築をSnap技術で解決

今回採用された「Snap」形式は、アプリケーションとその実行に必要な依存関係をひとまとめにする技術です。これにより、Ubuntu、Red Hat Enterprise Linux、Arch Linuxなど、snapdデーモンをサポートする40以上のLinuxディストリビューションにおいて、複雑な設定を意識することなくMoonRayを動作させることが可能になります。

DreamWorksのシニアマネージャーであるRandy Packer氏は、次のように述べています。


「この新しいSnapインストーラーを利用すれば、Linuxシステム上でMoonRayをすばやく簡単にセットアップできます。以前は、少し試してみたいだけでも、20以上のリポジトリからソースコードをビルドし、複数のライブラリのバージョンを合わせるといった専門的な知識が求められました。このインストーラーによって作業時間は大幅に短縮され、プログラミングの経験にかかわらず、すべてのグラフィックスのプロフェッショナルや愛好家の方々にMoonRayを身近に感じていただけるでしょう。」

Glass of Water, by aXel, from “Rendering Resources“, curated by Benedikt Bitterli. Rendered with MoonRay.

今後のコミュニティ活動とイベント

ASWFは今週、年次カンファレンスである「Open Source Days」を開催します。同イベントでは、DreamWorks AnimationのCTOであるBill Ballew氏による基調講演が予定されています。講演では、MoonRayが社内の独自ツールからオープンソースの基盤へと進化した軌跡や、コミュニティ構築に向けた戦略、そしてASWFの果たす役割について語られる予定です。

さらに、SIGGRAPH会期中の7月20日(月)午前11時(太平洋時間)には、J.W. Marriott(Gold Ballroom 4)にて「MoonRay Birds of a Feather セッション」が開催されます。こちらは、MoonRayに関する詳細な情報交換や、今後の開発プロセスへの参加について話し合う場として設けられています。


DreamWorks and Canonical Develop Snap Installer for MoonRay

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