SketchUp環境に「Gaussian Splats」を直接取り込める拡張機能が公開!

プラグイン

SketchUpの実験的な機能を提供する「SketchUp Labs」より、新たにGaussian Splats(ガウシアンスプラット)拡張機能が公式に公開されました。

数ヶ月にわたるコミュニティでのベータテストを経て、今回正式にパブリック機能として利用可能になっています。

この機能により、現実世界の環境をこれまで以上に簡単に、フォトリアルな3DコンテキストとしてSketchUpプロジェクトに直接取り込むことができるようになります。

Gaussian Splats(ガウシアンスプラッティング)とは

Gaussian Splattingは、2Dの画像や動画から高解像度でフォトリアルな3D環境を生成する最新の3D表現技術です。

数百万個の半透明な楕円形の「スプラット」で構成された、高度な3D点群(ポイントクラウド)のようなものと考えることができます。これらのスプラットがブレンドされることで連続した表面が形成され、没入感のある3D環境が作り出されます。

この度公開された拡張機能を導入することで、計算コストを抑えつつ、これらのフォトリアルな環境を容易なワークフローでSketchUpの設計デザインに統合することが可能になります。

拡張機能の主な特徴と機能

スプラットデータの生成自体は、これまで通りPolycam、Luma、Scaniverseといったサードパーティ製のキャプチャツールを使用しますが、新しい拡張機能により、SketchUp内で以下のようなネイティブツール群が利用できるようになります。

多様なファイル形式のインポート

お手持ちの .ply.splat.spz.lcc.sklat ファイルを、直接SketchUp内にインポートすることが可能です。

GS Manager(ガウシアンスプラットマネージャー)による管理と操作

インポートしたスプラットは、通常のSketchUpコマンドや専用のツールを用いて柔軟に操作できます。

  • 管理機能: 複数のスプラットを読み込み、それぞれの表示/非表示、復元、ロック、削除などを管理できます。
  • 操作ツール: プロジェクトの敷地に合わせて、スプラットのクロップ(切り抜き)、配置の調整、スケールの再設定を正確に行えます。
  • 表示モード: レンダリング、モデリング、ポイントクラウドの3つのビューポート表示モードを切り替え可能です。
  • 透明度制御: 専用のスライダーを使用して、スプラットの透明度や不透明度のしきい値を調整できます。

SketchUpネイティブ機能との深い連携

モデリング作業を阻害することなく、SketchUpの既存の強力なツールとシームレスに統合されています。

  • 断面平面(Section Planes): ネイティブの断面平面機能と互換性があり、スプラットをスライスして表示することができます。
  • シーン保存: スプラットの可視性、不透明度、レンダリングモードなどの設定を、SketchUpの「シーン」として直接保存可能です。
  • LayOut連携: 専用のLayOut拡張機能により、2Dのドキュメントや図面化の際にもスプラットの表示を維持することができます。

向上したUIとパフォーマンス

Scan Essentialsと一貫性を持たせた新しいツールバーが用意されており、スプラットマネージャーからは単一のボタンでジェネレーターの起動、新規ロード、サンプルスプラットの読み込みが可能です。

また、大規模なデータセットであっても、詳細なディテールと深度を高忠実に保ちながら、高速なレンダリングパフォーマンスを実現しています。

インストール方法

ご利用を開始するには、以下の手順でインストールを行ってください。

  1. SketchUp内で「Extension Warehouse(拡張機能ギャラリー)」を開きます。
  2. 「Gaussian Splats」と検索するか、こちらのExtension Warehouseページにアクセスします。
  3. 最新バージョンをダウンロードしてインストール後、新しいツールバーを表示させるためにSketchUpを一度完全に終了し、再起動してください。

利用について

現在、本拡張機能はWindows版のSketchUp Desktopクライアントのみで利用可能です。

この機能が「SketchUp Labs」プログラム内にある期間は、有効な Pro、Pro Scan、Pro Advanced Workflows、および Studio のサブスクリプションをお持ちのユーザーであれば、追加費用なしで利用できます。

リファレンス

詳細な使用方法やベストプラクティスについては、公式のヘルプドキュメントも併せてご参照ください。

開発チームはユーザーからのフィードバックを求めています。

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