ZBrushでのブラシ選択を直感的にする専用ラジアルメニューツール「RadialZ」

ZBrush 用のラジアルメニューツール「RadialZ」の紹介です。

目次
    1. ラジアルメニューによる直感的な選択
    2. ワークフローに合わせたカスタムスロット
    3. サブメニューを展開できる子スロット
    4. ZBrushとの直接連携(ZBrush Bridge)
    5. 自動スキャン対応のブラシライブラリ
    6. 便利なポップアップライブラリ

RadialZとは

RadialZは、画面上にたくさんのパレットを展開してブラシを探す代わりに、カーソル位置に展開される「ラジアルメニュー(円環状のメニュー)」を使用することで、ZBrushでのスカルプト作業を効率化することができるツールです。

必要なすべてのブラシを1つのホットキーで呼び出せるように設計されており、モデリングの思考や手の動きを中断させることなく、スムーズに作業を進めることができるようになります。

このツールは、ZBrush内部の重い拡張機能ではなく、軽量なオーバーレイアプリケーションとして動作するため、スカルプトの動作速度に影響を与えません。Wacomなどのペンタブレットでの使用を前提に設計されていますが、メニューの呼び出しは任意のキーに設定できるため、Stream Deckや各種左手デバイスとも問題なく連携可能とのことです。

主な機能

RadialZには、快適なワークフローを構築するためのさまざまな機能が備わっています。

ラジアルメニューによる直感的な選択

設定したショートカットキーを押すと、マウスポインター(カーソル)の位置に円形のメニューが表示されます。

使いたいブラシの方向へカーソルを動かしてペンを離すだけで、ZBrushのバックグラウンドで自動的にそのブラシが読み込まれます。

ワークフローに合わせたカスタムスロット

専用のエディターを使い、任意のブラシをメニューのスロットに自由に配置できます。全体の形状を作る「ブロックアウト」用、細部を作り込む「ポリッシュ」用など、作業の段階ごとに別々のメニューを作成することが可能です。ブラシの登録はライブラリからドラッグ&ドロップするだけで完了します。

サブメニューを展開できる子スロット

1つのスロットにつき、最大3つの「子ブラシ」を格納できます。スロットにカーソルを合わせる(ホバーする)と、ペンを離すことなくサブメニューが展開されます。これにより、メニュー自体のサイズを大きくすることなく、より多くのオプションを利用できます。

ZBrushとの直接連携(ZBrush Bridge)

付属のBridgeプラグインによって、RadialZはZBrushと直接通信します。複雑なマクロやスクリプトを手動で設定する必要はなく、RadialZで選択したブラシが確実かつ迅速にZBrushへとロードされます。

自動スキャン対応のブラシライブラリ

PC内のZBrushライブラリを自動的にスキャンし、すべてのブラシを1つのパネルで管理できます。カスタムブラシやIMMブラシにも対応しており、キーワード検索やカテゴリ別の絞り込みを活用して、目的のブラシを素早く見つけることができます。

便利なポップアップライブラリ

ラジアルメニューだけでなく、いつでも画面に呼び出せるポップアップ形式のライブラリウィンドウも搭載しています。ZBrushの手前にピン留めしておくことができ、所有するすべてのブラシの検索や、お気に入り登録などの管理をスムーズに行えます。

導入と設定の流れ

RadialZの導入から実際の使用までは、複雑な設定を必要とせず、主に以下の3つの手順で完了します。

STEP 01 – インストーラーの実行

付属のインストーラーを実行すると、ご使用のZBrushのバージョンが自動的に検知され、連携に必要なPythonブリッジがセットアップされます。最近のバージョンのZBrushであれば、カスタムブラシのフォルダを指定することも可能です。

STEP 02 – Bridgeホットキーの割り当て

ZBrush内でブラシを呼び出すためのキーを1つだけ設定します。このキーを通じてBridgeが待機状態となり、以降はRadialZで選択したすべてのブラシがZBrushに送られるようになります。この設定は一度行うだけで完了します。

STEP 03 – メニューの構築と利用

RadialZのエディター画面を開き、使いたいブラシをラジアルメニューにドロップして構築します。作成したメニューに任意のホットキーを割り当てれば準備完了です。あとは作業中にキーを押してメニューを開き、スカルプトに集中するだけです。

価格とシステム要件

RadialZは、Windowsの ZBrush 2026で利用可能です。(※古いバージョンは公式サポートの対象外です)

サブスクリプションではなく、買い切り型のライセンスで、用途や規模に合わせて複数のライセンスが用意されています。価格とプラン以下の通りです。

Individual
(個人ライセンス)
$391ユーザー
Studio
(スタジオライセンス)
$299最大15ユーザー
Enterprise
(エンタープライズ)
お問い合わせ大規模な導入向

ライセンスの規約や詳細な仕様については、RadialZ 公式のライセンスページ等をご確認ください

目次

    1. ラジアルメニューによる直感的な選択
    2. ワークフローに合わせたカスタムスロット
    3. サブメニューを展開できる子スロット
    4. ZBrushとの直接連携(ZBrush Bridge)
    5. 自動スキャン対応のブラシライブラリ
    6. 便利なポップアップライブラリ