Apple、M4チップと12GBメモリを搭載した新型「iPad Air」を発表!

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2026年3月2日 – Appleは、M4チップを搭載した新しいiPad Airを発表しました。前モデルから価格を据え置きながら、チップ性能の向上やメモリ容量の増量が行われており、3DCG制作や映像編集を行うユーザーにとっても実用的なタブレットとなっています。

Introducing iPad Air with M4

以下では、主な特徴を前モデルとの比較やiPadPro と比較しながら見ていきたいと思います。

iPad Air(M4)の主な特徴

M4チップによるパフォーマンスの向上

新型iPad Airは、8コアCPUと9コアGPU、16コアNeural Engineを備えた「M4チップ」を搭載しており、Appleの発表によれば、前世代のM3搭載モデルと比較して全体的なパフォーマンスが最大30%向上しています。

グラフィックス面では、第2世代のハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディングおよびレイトレーシングに対応しています。前モデル(M3搭載機)からすでにレイトレーシングには対応していましたが、今回のM4チップによって処理がさらに最適化されています。公式情報によると、M1搭載のiPad Airと比較した場合、レイトレーシングを用いた3Dプロレンダリングのパフォーマンスが4倍以上高速になるとされています。

比較項目新型 iPad Air (M4)前モデル iPad Air (M3)
搭載チップApple M4 (8コアCPU / 9コアGPU)Apple M3 (8コアCPU / 10コアGPU等)
ハードウェアレイトレイトレーシング対応 (第2世代)対応

M4チップの搭載により、高負荷な動画編集や3Dレンダリングの処理速度が向上しています。

M4チップの搭載により、高負荷な動画編集や3Dレンダリングの処理速度が向上しています。

メモリ容量が1.5倍の12GBへ増量

前モデルのiPad Airでは統合メモリ(RAM)が8GBでしたが、今回のM4モデルでは12GBへと増量されました。また、メモリ帯域幅も120GB/sへ向上しています。

このメモリの強化により、複数の高解像度テクスチャを扱う3Dアプリケーションや、大量のレイヤーを使用するペイントツール、高度なAI(Apple Intelligence)タスクをデバイス上で処理する際の安定性が向上します。

比較項目新型 iPad Air (M4)前モデル iPad Air (M3)
統合メモリ (RAM)12GB8GB
メモリ帯域幅120GB/s100GB/s
増量されたメモリとNeural Engineにより、デバイス上のAIタスクがより快適に動作します。

最新の通信規格「Wi-Fi 7」に対応

Apple独自設計の通信チップ「N1」および「C1X(セルラーモデル)」が新たに搭載されました。これにより、最新規格であるWi-Fi 7やBluetooth 6、スマートホーム規格のThreadに対応しています。大容量のプロジェクトファイルやレンダリングデータの送受信において、より高速で安定したネットワーク環境を利用することが可能です。

安定した通信とシームレスなウインドウ操作で、マルチタスクの効率が上がります。

比較項目新型 iPad Air (M4)前モデル iPad Air (M3)
ワイヤレス通信Wi-Fi 7 / Bluetooth 6Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3
安定した通信とシームレスなウインドウ操作で、マルチタスクの効率が上がります。

ディスプレイとデザインは前世代を踏襲

画面サイズは引き続き11インチおよび13インチの2モデル展開です。ディスプレイの仕様は前世代のLiquid Retinaディスプレイ(広色域P3、True Tone、最大輝度500ニト、60Hzリフレッシュレート)を継承しており、筐体デザインや寸法にも大きな変更はありません。

カラーバリエーションは、スペースグレイ、ブルー、パープル、スターライトの4色が用意されています。入力デバイスとしてApple Pencil ProおよびMagic Keyboardにも引き続き対応しています。

Apple Pencil Proと、フローティングデザインのMagic Keyboardに対応しています。
iPad Air (M4) フルスペック表を表示する
項目 11インチ iPad Air (M4) 13インチ iPad Air (M4)
チップ Apple M4チップ (8コアCPU / 9コアGPU / 16コアNeural Engine / メモリ帯域幅120GB/s / ハードウェアレイトレーシング対応)
メモリ (RAM) 12GB
ストレージ容量 128GB、256GB、512GB、1TB
ディスプレイ Liquid Retinaディスプレイ (LED)
2,360 x 1,640ピクセル (264ppi)
最大輝度: 500ニト
Liquid Retinaディスプレイ (LED)
2,732 x 2,048ピクセル (264ppi)
最大輝度: 600ニト
ディスプレイ共通仕様 広色域(P3)、True Tone、反射防止コーティング、フルラミネーション、Apple Pencilのホバー対応
背面カメラ 12MP広角カメラ (ƒ/1.8絞り値、最大5倍デジタルズーム、スマートHDR 4)
4Kビデオ撮影(最大60fps)
前面カメラ 12MPセンターフレームカメラ(横向き) (ƒ/2.0絞り値)
オーディオ ステレオスピーカー(横向き)、2つのマイク
生体認証 Touch ID(トップボタン内蔵)
通信規格 Wi-Fi 7、Bluetooth 6、5G(セルラーモデルのみ)、eSIM
コネクタ USB-C
対応アクセサリ Apple Pencil Pro、Apple Pencil (USB-C)、iPad Air用Magic Keyboard
サイズ (高さ×幅×厚さ) 247.6 × 178.5 × 6.1 mm 280.6 × 214.9 × 6.1 mm
重量 464g (Wi-Fi) / 465g (Cellular) 616g (Wi-Fi) / 617g (Cellular)
バッテリー駆動時間 Wi-Fiでのインターネット利用、ビデオ再生:最大10時間

iPad Pro (M5 / M4) との比較

現在Appleのハイエンド機として展開されているiPad Proシリーズとの詳細な比較です。AirはM4チップを搭載しながらも、ディスプレイや生体認証、インターフェースなどの面でProシリーズと明確な差別化が図られています。

ディスプレイ性能

Proシリーズが圧倒的なコントラストを誇る「タンデムOLED(Ultra Retina XDR)」と120HzのProMotionを搭載しているのに対し、Airは従来の「Liquid Retina(LED)」と60Hz駆動に留まります。輝度もPro(SDR最大1,000ニト)に対して、Airは11インチが最大500ニト、13インチが最大600ニトと差があります。また、Proの大容量モデルでは反射を抑える特殊ガラスのオプションが用意されています。

比較項目iPad Air (M4)iPad Pro (M5 / M4 共通)
パネル方式Liquid Retina (LED)タンデムOLED (Ultra Retina XDR)
リフレッシュレート60Hz最大120Hz (ProMotion)
最大輝度 (SDR)11インチ: 500ニト
13インチ: 600ニト
1,000ニト
Nano-textureガラスなしオプション選択可 (1TB/2TBモデルのみ)

チップとメモリ

Airは「8コアCPU / 9コアGPU」で固定されていますが、Proシリーズは最低でも「9コアCPU / 10コアGPU」、大容量モデルでは「10コアCPU / 10コアGPU」を搭載しており、根本的な演算能力に余裕があります。また、最新のPro M5ではメモリ帯域幅も強化されています。ただし、前世代のPro M4の下位モデルはメモリが8GBだったため、12GBを搭載する今年のAirが部分的に逆転する現象も起きています。

比較項目iPad Air (M4)iPad Pro (M5)iPad Pro (M4)
チップ構成 (CPU)8コア9コア または 10コア9コア または 10コア
チップ構成 (GPU)9コア10コア10コア
メモリ帯域幅120GB/s153GB/s120GB/s
メモリ (RAM)12GB12GB または 16GB8GB または 16GB

携帯性とデザイン(サイズ・重量)

「Air」という名前ですが、両サイズともProの方が薄く軽量です。11インチではProが5.3mm/444gに対しAirは6.1mm/464g。13インチではProが5.1mm/579gに対しAirは6.1mm/616gとなっています。

サイズ項目iPad Air (M4)iPad Pro (M5 / M4 共通)
11インチ厚さ / 重量6.1mm / 464g5.3mm / 444g
13インチ厚さ / 重量6.1mm / 616g5.1mm / 579g

カメラ・オーディオ・生体認証など

クリエイティブな制作環境において、ProはLiDARスキャナを用いた3Dスキャンや、ProResビデオ撮影、ステレオ録音に対応するなど、プロ向けの仕様が網羅されています。対してAirは、それらの高度な機能を省き、ステレオスピーカーやTouch IDなど実用十分な構成にまとめられています。

比較項目iPad Air (M4)iPad Pro (M5 / M4 共通)
生体認証Touch ID (トップボタン)Face ID (顔認証)
オーディオステレオスピーカー / 2マイク4スピーカー / 4マイク (ステレオ録音)
背面カメラ・センサー12MP広角 (フラッシュ/LiDARなし)12MP広角 / True Toneフラッシュ / LiDARスキャナ
ビデオ撮影最大4K 60fps最大4K 60fps / ProRes対応
外部コネクタUSB-CThunderbolt / USB 4

ストレージ容量

ストレージのラインナップにも違いがあります。

比較項目iPad Air (M4)iPad Pro (M5 / M4 共通)
ストレージ容量128GB / 256GB / 512GB / 1TB256GB / 512GB / 1TB / 2TB

このように比較すると、Proシリーズはディスプレイ品質からチップの最大性能、周辺機器に至るまで、文字通り「プロフェッショナル向け」の妥協のない仕様を追求していることがわかります。

一方で新型iPad Airは、高度な専用機能(OLED、120Hz駆動、LiDAR、ProRes撮影など)こそ省かれているものの、「M4チップ+12GBメモリ」という根幹の演算能力に関してはProに肉薄するパフォーマンスを備えています。3DCG・イラスト制作や映像編集において、最高峰の表示品質や付加機能を求めないのであれば、Airは非常にコストパフォーマンスに優れた選択肢となるでしょう。

価格と発売時期

新しいiPad Airは、2026年3月4日(水)よりAppleの公式オンラインストアなどで予約注文の受付が開始されます。そして、3月11日(水)より一部のApple Store直営店や取扱店での販売が開始される予定です。

価格は、11インチモデルが98,800円(税込)から、13インチモデルが128,800円(税込)からとなっています。ストレージ容量は128GB、256GB、512GB、1TBの4種類から選択可能です。

また、セルラーモデルはWi-Fiモデルにそれぞれ一定額が上乗せされます。学生・教職員向けには割引価格も用意されており、11インチモデルが90,800円から、13インチモデルが120,800円から購入可能です。


Apple、M4を搭載した新しいiPad Airを発表

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