Blender用群衆シミュレーションアドオン「iCrowds」がバージョン2.0.0へアップデートされました。
今回の更新では、物理演算に基づいたラグドールシステムの実装と、制作ワークフローを高速化するパフォーマンス機能が追加されています。
ラグドールシステムが追加
「iCrowds」は、複雑な物理設定を行わなくても、リアルで説得力のある転倒・衝突アニメーションを簡単に作成できる Blender アドオン機能です。
数クリックで、歩行・走行などの通常アニメーションから、完全なラグドール挙動へスムーズに移行することが可能で、シーンに自然に溶け込むリアルな動きを再現できます。
iCrowds の全キャラクターと完全互換であるほか、どのタイミングでラグドール化するかの制御も柔軟です。
オブジェクトとの衝突、対象からの距離、あるいは移動速度に基づいたトリガーをサポートしており、VFXショットやアクションシーンでの細かな演出が可能です。
カスタムエージェントの完全サポート
このバージョンでは、ラグドールシステムにおいてカスタムリグキャラクターが完全にサポートされました。
新たに追加されたツール「Generate RBD Bones」を使用すれば、ユーザー独自のリグ(カスタムアーマチュア)に対しても、リジッドボディやコンストレイントを自動的にセットアップできます。これにより、手動でのセットアップに時間を費やすことなく、オリジナルのキャラクターを物理シミュレーションに組み込むことが可能です。
高度な物理制御
リアリズムを追求するために、物理パラメータの詳細な調整機能も提供されています。
ボーンごとの質量、摩擦、弾性を個別に微調整できるほか、関節の制限やバネの硬さを調整することで、筋肉の緊張感といった生々しい挙動まで表現できるようになりました。
ワークフローとパフォーマンスの最適化
大規模な群衆シーンを効率的に扱うための機能改善も行われています。
- Stash System: 特定のエージェントを更新処理から除外することで、ビューポートのパフォーマンスを最適化します。
- ベイク機能の強化: シミュレーション結果をキーフレームに変換するツールが堅牢化され、「選択したエージェントのみベイク(Bake Selected Only)」が可能になりました。
- Isolate Mode: 特定タイプのエージェントのみを素早くローカルビューで表示し、編集作業に集中できる機能が追加されました。
Blender Add-on Tutorial
チュートリアル:リアルな落下と衝突を実現する iCrowds 物理システム
価格とシステム要件
iCrowds は、Blender4.5以降で利用できます。
価格は19ドルです。

























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