Adobe は、画像編集ソフトウェア Photoshop の最新アップデート2026年1月アップデート(バージョン 27.3)を発表しました。
新機能ハイライト
今回のアップデートでは、非破壊編集を可能にする新しい調整レイヤー、より自然な仕上がりを実現する削除ツールの強化、そして生成AIモデルの選択肢拡大など、クリエイティビティの可能性を広げる機能が多数追加されました。
中間調のコントラスト改善やかすみの軽減を、非破壊型でマスク対応の調整レイヤーとして適用できます。
画像に自然な粒子(グレイン)を非破壊で追加し、高精度なテクスチャコントロールを実現します。
最新のFireflyモデルにより、2K解像度出力やシャープなディテール、ノイズ軽減を実現。
不要なオブジェクトをより自然に削除。複雑な背景でも照明や奥行きを違和感なく補完します。
参照画像の特徴を理解し、大きさ、角度、照明などを自動調整してシーンに馴染ませます。
テキストレイヤーをワンクリックで円形やアーチ形に自動変形し、レイアウト調整を効率化。
新機能の詳細
「明瞭度」と「かすみの除去」調整レイヤー
Adobe Photoshop上で「明瞭度」や「かすみの除去」の調整が、調整レイヤーとして直接利用可能になりました。
これにより、元の画像を加工することなく、中間調のコントラストを強調したり、風景写真の大気によるかすみ(ヘイズ)を効果的に軽減したりといった編集が非破壊型で行えます。
レイヤーマスクや描画モードと組み合わせることで、画像の特定部分に対してのみ効果を適用するなど、より高い精度とコントロール性を実現し、思い通りの仕上がりを追求できます。

「粒子」調整レイヤー
画像に奥行きや質感を与える「粒子(グレイン)」も、新たに調整レイヤーとして追加されました。
フィルム写真のようなアナログ感を加えたり、デジタル合成時の違和感をなくして馴染みを良くするために、粒子の量や粗さを非破壊で細かく調整できます。 後からいつでも設定を変更できるため、試行錯誤を繰り返すクリエイティブな作業に最適です。

生成塗りつぶしと生成拡張の新しい Firefly モデル
「生成塗りつぶし」および「生成拡張」機能に、最新の Adobe Firefly Fill & Expand モデルが搭載されました。
このアップグレードにより、最大2K解像度での出力が可能になり、従来よりもシャープなディテール表現が可能となっています。 また、プロンプトへの適合性が向上し、生成時のノイズや継ぎ目が軽減され、より自然な照明と奥行きを持つ、フォトリアリスティックな結果が得られるようになりました。

使用手順
- 選択ブラシなどの選択ツールを使用して、コンテンツを変更したい領域を選択します。
- コンテキストタスクバーで「生成塗りつぶし」を選択します。
- モデルピッカーから使用したいモデルを選択します。
- アドビのモデル: Firefly 塗りつぶし&拡張、Firefly Image 3 など
- パートナーモデル: FLUX.2 pro、Gemini 3 (Nano Banana Pro 搭載) など
- 生成したい内容をプロンプトに入力するか、空欄のままにしてPhotoshopに補完を任せます。
- 「生成」をクリックし、プロパティパネルでバリエーションを選択します。
■生成クレジットの消費について
パートナーAIモデルを利用する場合、モデルによって消費される生成クレジット数が異なります。
| AIモデル | 消費クレジット(1回あたり) |
|---|---|
| Adobe Firefly モデル(標準) | 1 |
| Gemini 3(Nano Banana Pro 搭載) | 40 |
| FLUX.2 pro | 20 |
| Gemini 2.5(Nano Banana) | 10 |
| FLUX.1 Kontext [pro] | 10 |
機能強化された「削除ツール」
「削除ツール」に最新のAIモデルが搭載され、機能が強化されました。 これにより、画像内の不要なオブジェクトや人物を、より簡単かつスピーディーに削除できます。
複雑な背景であっても、AIが周囲の情報を解析し、自然な照明や奥行きを再現しながら欠損部分を補完するため、違和感のない仕上がりとなります。
参照画像を使用して一貫した結果を取得
「生成塗りつぶし」における「参照画像」機能が強化されました。 アップロードした参照画像内のオブジェクトの形状や特徴をAIが深く理解し、生成結果により忠実に反映します。
さらに、生成されるオブジェクトは、シーンに合わせて大きさ、角度、遠近感、照明、カラーなどが自動的に調整されるため(ジオメトリ認識)、既存の素材と自然になじむ高精度な合成が可能になります。

ベータ版の新機能
ダイナミックテキスト(ベータ)
ダイナミックテキストの新機能としてテキストレイヤーを円形、アーチ形、湾曲形などに素早く自動変形できる機能が追加されました。
選択した形状に合わせてテキストの配置やリサイズが自動的に行われるため、従来のような面倒なパス操作をすることなく、デザイン性の高い文字組みを素早く作成・調整できます。
価格とシステム要件
デスクトップ版Photoshopのシステム要件はこちらから確認できます。
Photoshop は、Creative Cloud Standard および Creative Cloud Proプランとフォトプランの一部として、または単体プランとして購入することができます。Creative Cloud ProプランとCreative Cloud Standard プランの詳細はこちらをご覧ください。
価格は以下のようになっています。
■単体プラン
- 年間プラン(月々払い) —3,280 円/月
- 年間プラン(一括払い) — 34,680 円/年
- 月々プラン — 4,980 円/月
■ フォトプラン 1TB
- 年間プラン(月々払い) — 2,380 円/月
- 年間プラン(一括払い) — 28,480 円/年
■ Creative Cloud Standard
- 年間プラン(月々払い) — 6,480円/月
- 年間プラン(一括払い) — 72,336円/年
- 月々プラン — 10,280円/月
■ Creative Cloud Pro
- 年間プラン(月々払い) — 9,080 円/月
- 年間プラン(一括払い) — 102,960円/年
- 月々プラン — 14,480円/月
デスクトップ版PhotoShopにはiPad版のライセンスも付属し、Photoshop web 版もすべての Photoshop プランに含まれています。また、単体プランではAdobeFrescoプレミアム版も利用できます。
























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