After Effects 26.0 がリリース!Substance 3D マテリアルやパラメトリックメッシュなど3D機能の大幅強化など

CGソフト

Adobe は、VFXとモーショングラフィックスソフトウェアの最新アップデート After Effects 2026年1月アップデート(バージョン 26.0)をリリースしました。

新機能ハイライト

このアップデートでは、3Dワークフローの強化、パフォーマンスの向上、および相互運用性の改善など、数多くの新機能が追加されました。

Substance 3D マテリアル (SBSAR)

3D モデルとパラメトリックメッシュに Substance マテリアルを適用して、幅広いビジュアルスタイルを探索し、スタイライズされたルックを実現できるように。

パラメトリックメッシュの作成

新しいメッシュツールを使用してアプリケーション内で球体、立方体、円錐などのパラメトリック形状を直接作成し、サイズ、形状、外観をカスタマイズまたはアニメートできるように。

ライトに対して「シャドウを落とす」を有効にする

3D コンポジションで高度 3D レンダラーを使用する際に、複数のシャドウキャストスポット、平行および環境ライトを 3D シーンに追加して影を投影可能に。

バリアブルフォント軸のサポート

OpenType可変フォントに組み込まれたデザインのバリエーションにAfter Effects内で直接アクセスし、アニメーション化可能に。

強化された Illustrator レイヤーコンバージョン

Illustrator レイヤーをネイティブシェイプレイヤーに変換する際、グラデーションの塗りつぶし、線、透明度が保持されるようになりました。また、グラデーションのアニメート可能なスケールと回転もサポートされるようになりました。

SVG ファイルをベクターとして読み込み

SVGファイルをコンポジションに直接インポートし、編集可能なシェイプレイヤーに変換して、カスタマイズやアニメーションの作成に活用できるように。

キーイングの透明度に対するアンマルトエフェクト

フッテージから黒または白の単色背景を削除し、前景の色とディテールを保持してコンポジットやその他のビジュアルエフェクトに活用できるように。

ロスレス圧縮再生

画質を損なうことなく、大幅に少ないディスク容量で、タイムラインのより長いセグメントをプレビュー可能に。

選択したレイヤーの境界にコンポジションをトリミング

選択したレイヤーの境界に合わせてコンポジションをトリミングし、小さなコンテンツに合わせて縮小したり、現在のフレームを超えて拡張する要素を含めるために拡大したりできます。

新しい組み込みのオーディオエフェクト

新しいオーディオエフェクト(歪み、コンプレッサ、ゲート)を追加して、コンポジション内のサウンドを強化および管理し、After Effects 内で直接オーディオを正確に制御できるように。

更新された After Effects 環境設定

グループ化と環境設定の整理が改善され、アクセスが高速化され、ワークフローがより効率的に。

新しいエクスプレッションとスクリプトの機能強化

特定の時間の前後のキーフレームやマーカーをすばやく見つけ、現在のテキストの値とドロップダウンメニュー項目の完全なリストを読み取ることができるように。

Windows ARM ネイティブサポート

After Effects は、Windows ARM システムでネイティブに実行されるようになり、ARM ベースのデバイスのパフォーマンスと効率が向上。

強化された UI 言語サポート

After Effects を OS の表示言語とは異なる言語で実行したり、UI 要素に Unicode 文字を入力したり、1 つのテキストフィールドに複数の言語スクリプトを混在させたりできるように。

新機能の詳細

Substance 3D マテリアル (SBSAR)

3D モデルとパラメトリックメッシュに Substance マテリアル(.sbsar ファイル)を適用することができるようになりました。

Substance マテリアル(.sbsar ファイル)は、リアルなテクスチャから高度にスタイライズされた外観まで、3D モデルとパラメトリックメッシュに幅広いビジュアルスタイルを与えることができる、動的でカスタマイズ可能なマテリアルです。

このマテリアルは柔軟性が高く、クリエイティブなニーズに合わせて、カラー、テクスチャ、パターンなどの 3D モデルやパラメトリックメッシュのプロパティを簡単に調整できます。公開されたマテリアルコントロールを使用すると、アセットをゼロから再作成することなく、アセットの見た目を調整することが可能です。

Adobe Substance 3D コミュニティアセットページから使用可能な SBSAR ファイルを参照してダウンロードすることができます。

SBSAR は、After Effects の MOGRT(モーショングラフィックステンプレート)の 3D 版と考えてください。MOGRT で公開されたコントロールを使用してモーショングラフィックスをカスタマイズできるのと同様に、SBSAR では、3D マテリアルに適用して After Effects 内でカスタマイズできるパラメトリックコントロールが有効になります。

SBSAR マテリアルの適用とカスタマイズについて

■使用準備と読み込み手順

  1. SBSAR ファイルをプロジェクトに読み込みます。(Substance マテリアルはプロジェクトに読み込むとすぐに使用できます。これらはタイムラインパネルには追加されません。)
  2. タイムラインパネルまたはコンポジションパネルから 3D モデルまたはパラメトリックメッシュレイヤーを選択します。
  3. タイムラインパネルの「マテリアル割り当て」セクションで読み込んだ SBSAR を選択するか、プロパティパネルのマテリアルドロップダウンメニューを使用します。

■マテリアルの割り当てと調整

複数の割り当て可能なマテリアルを持つモデルの場合は、プロパティパネルのメッシュ選択ドロップダウンメニューを使用して、マテリアルを適用するモデルの部分を選択することができます。また、タイムラインパネルでレイヤーを開き、選択したモデルまたはパラメトリックメッシュの複数の割り当て可能なマテリアルを表示することも可能です。

また、次のプロパティを調整して、マテリアルの適用方法を変更することができます。

調整可能なプロパティ

  • オフセット:3D モデルまたはメッシュの表面上でテクスチャを移動します。
  • 回転:3D モデルまたはメッシュの表面の周囲にテクスチャを回転します。
  • 繰り返し: 表面上でテクスチャを何回タイル状に配置するかを決定します。

プロパティパネルでマテリアルのプロパティをカスタマイズします。プリセットを含む SBSAR を適用した場合、プロパティパネルのマテリアルの下にあるプリセットドロップダウンメニューにプリセットが表示されます。

公開されたコントロールを使用して、3D モデルまたはパラメトリックメッシュに適用されたマテリアルまたはプリセットをカスタマイズできます。試行錯誤する場合は、「ランダム化」オプションを使用して、ランダムシードパラメーターを変更することでバリエーションを導入し、多様な視覚的結果を探求できます。

注意点

  • ここで行った変更はグローバルな変更となり、プロジェクト内のその素材のすべてのインスタンスに影響を与えます。
  • 1つのインスタンスのみをカスタマイズする場合は、「マテリアル」セクションメニューから「マテリアルを複製および割り当て」を選択し、変更を行ってください。このコマンドは、プロジェクトパネル内のマテリアルを複製し、選択した 3D オブジェクトに再割り当てします。
  • パターン付きの SBSAR をアニメートされたシェイプに割り当てると、デフォルトではテクスチャの比率が維持されます。ただし、パラメトリックメッシュをアニメートすると、テクスチャがシェイプの周りをスライドする場合があります。アニメートされたメッシュにテクスチャを固定するには、投影モードを「プロポーショナル」から「伸縮」に切り替えてください。伸縮モードでは、テクスチャの比率に合わせて繰り返しを調整する必要がある場合があります。

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パラメトリックメッシュの作成

新しいメッシュツール「パラメトリックメッシュ」を使用してアプリケーション内で球体、立方体、円錐などのパラメトリック形状を直接作成し、サイズ、形状、外観をカスタマイズまたはアニメーション化できるようになりました。

パラメトリックメッシュは、シェイプレイヤーの 3D 版です。After Effects のパラメトリックメッシュツールまたはレイヤー/新規メニューを使用すると、球体、立方体、円錐などのパラメトリックシェイプをアプリ内でネイティブに作成し、そのサイズ、シェイプ、アピアランスをカスタマイズしたりアニメートできます。

パラメトリックメッシュは、ドロップダウンからシェイプを選択し、カーソルを使用して、コンポジションパネルでカスタムサイズのシェイプを直接描画、またはレイヤー/新規に移動してシェイプを選択することで追加することが可能です。

パラメトリックメッシュの種類と描画動作は以下の通りです。

シェイプ描画動作
立方体横方向にドラッグして幅を決定し、縦方向にドラッグして高さと深さを設定できます。
球体内側または外側にドラッグして球体の半径を調整できます。
円柱横方向にドラッグして円柱の半径を大きくし、縦方向にドラッグして高さを大きくできます。
円錐横方向にドラッグして円錐の半径を大きくし、縦方向にドラッグして高さと円錐が向く方向を調整できます。円錐は下向きに見える場合でも、常に上向きに描画されます(例:上向きの場合、上部の半径 0、下部の半径 20。下向きの場合、上部の半径 20、下部の半径 0)。
トーラス横方向にドラッグしてトーラスの全体的な幅を、縦方向にドラッグして全体的な高さを設定できます。。パイプの半径が大きくなるにつれてリングの半径は小さくなるので、トーラスはバウンディングボックス内に残ります。
平面ドラッグして幅と高さを決定します。平面は、カメラに最も近い平面(X、Y または Z)に描画されるようになりました。

さらに、シンプルな物理ベースのマテリアルプロパティを調整することで、これらのメッシュの外観を簡単にプラスチックやメタリックにすることができます。また、カスタマイズ可能な Substance 3D マテリアルを適用して、パラメトリックメッシュや 3D モデルに幅広いビジュアルスタイルを与えることも可能です。

カスタムサイズのパラメトリックメッシュを描画する際のキー

キー機能
Shift描画時に比率を固定します。
CommandCtrl中心から描画します。
Shift + Command / Shift + Ctrl比率を固定して中心から描画します。
OptionAlt(パラメトリックメッシュツールがアクティブな場合)カメラを移動します(OptionAlt でカメラナビゲーションが有効な場合)。
スペースバーツールを離れることなくメッシュを新しい位置に移動します。
OptionAlt + シェイプをドラッグコンポジションパネルでメッシュレイヤーとパラメトリックレイヤーのコピーを作成し、パラメトリックレイヤーも複製します。

注意:

  • カメラを移動すると、シーンの XYZ 平面を基準として、カーソルの位置にパラメトリックメッシュが描画されます。
  • 正投影図を含む任意のカメラビューを使用してパラメトリックメッシュを描画できます。
  • プロパティパネルのメッシュオプションとベベルオプションを操作してシェイプを変更します。
  • 選択したパラメトリックメッシュを調整するには、プロパティパネルを開いてメッシュとベベルのコントロールを使用します。
  • プロパティパネルまたはタイムラインパネルの「マテリアル割り当て」セクションを使用して、パラメトリックメッシュのデフォルトのマテリアルプロパティを調整します。

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ライトに対して「シャドウを落とす」を有効にする

高度 3Dレンダラー使用時に、スポットライト、平行光、環境光のそれぞれがシャドウ(影)を投影できるようになり、これらを複数組み合わせてより複雑でダイナミックな光と影の表現が可能になりました。

最新のアップデートでは、1 つの環境シャドウ レイヤーに加えて、影を投影できるスポット光源と平行光源を最大 8 つサポートしています。

※この上限を超える数のライトを配置した場合、タイムラインのレイヤースタックで上位にあるものから優先してシャドウが生成され、上限を超えた下位のライトは照明としてのみ機能します。

光源ごとに色を変えたり、影の濃さや柔らかさ(拡散)を個別に調整したりすることで、カラーシャドウのような独創的な表現も可能です。

タイムライン またはプロパティパネル のライト設定で 「シャドウを落とす(Casts Shadow)」を選択することで、影を落とすことができます。

※各3Dレイヤーのマテリアルオプションで、「シャドウを落とす (Cast Shadows)」と「シャドウを受け入れる (Accept Shadows)」の両方、またはいずれかを有効にする必要もあります。

また、レンダリングオプションでは、「レンダリング品質」スライダーを調整することで、スポットライトと平行光の品質を向上させることができます。さらに、キャスティングボックスのプロパティや、環境光の解像度と滑らかさの設定も設定できます。

※これらの設定はスポットライトと平行光には影響しません。

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バリアブルフォント軸のサポート

バリアブルフォント軸のサポートにより、After Effects 内で直接 OpenType バリアブルフォントに組み込まれたデザインバリエーションにアクセスし、アニメーション化できるようになりました。

バリアブルフォントは単一のフォントファイル内に複数のスタイルを含んでいるため、ウェイト(太さ)、幅、スタイルバリエーションごとに個別のフォントファイルを管理する必要がなくなり、タイポグラフィを正確かつ効率的にコントロールできます。バリアブルフォント軸を使用するには、テキストアニメーター内のプロパティとして追加します。

主な利点

  • きめ細かいコントロール: 固定のウェイトやスタイル(太字、斜体など)に縛られることなく、連続した数値でタイポグラフィを微調整できます。
  • スムーズなアニメーション: フォントのバリエーションをキーフレーム化できるため、太さや幅が滑らかに変化するダイナミックなテキスト効果を作成可能です。
  • 文字単位のコントロール: テキストアニメーター機能を使用することで、個々の文字に対して異なる軸値を適用できます。
  • ファイル効率: 1つのバリアブルフォントファイルで、数十種類の個別フォントファイルを置き換えることができ、プロジェクトの管理が容易になります。

ヒント

セレクターを使用して影響範囲をカスタマイズしたり、ExtendScript を用いてスクリプトによるコントロールも可能です。 デザインにおける効率的な設定や、アニメーションワークフローの最適化に関する推奨プラクティスを活用することで、表現の幅が広がります。

バリアブルフォントと従来のフォントの違い

バリアブルフォントとは、1つ以上のバリエーション軸(太さ、幅、傾斜など)を含む OpenType フォントです。 各軸はデザインバリエーションの次元を表し、事前定義されたスタイルに制限されることなく、連続的にコントロールできるのが特徴です。

比較項目従来のフォントバリアブルフォント
ファイル構造各スタイルが個別のフォントファイル
(標準、太字、細字、斜体など)
単一のフォントファイルにすべてのバリエーションを含む
スタイル範囲離散的なステップに制限される
例:ウェイト 100, 200, 300…900
連続した値の範囲で指定可能
例:ウェイト 100.0 から 900.0
トランジションスタイルを切り替えるにはフォント自体の変更が必要任意の値間でスムーズなトランジション(移行)を実現
柔軟性フォントごとに通常1つの軸のみ
例:ウェイトまたはイタリック
複数の軸を同時に組み合わせ可能
例:ウェイト + 幅 + 傾斜

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強化された Illustrator レイヤーコンバージョン

Illustratorレイヤーをネイティブシェイプレイヤーに変換する際、グラデーションの塗りつぶし、線、透明度が保持されるようになりました。また、グラデーションのアニメート可能なスケールと回転もサポートされるようになりました。

IllustratorファイルをAfter Effectsに読み込んだら、インポート形式を「コンポジション」に設定し、タイムラインに配置します。変換したいレイヤーを右クリックして「ベクターレイヤーからシェイプを作成」を選ぶと、シェイプレイヤーに変換されます。

このレイヤーのプロパティを使用して、他のシェイプレイヤーと同様にアニメーション化できます。グラデーションの塗りつぶしと線があるシェイプの場合は、スケールと回転のプロパティを使用してグラデーションをアニメートできます。

既知の問題

  • Illustrator のフリーフォームグラデーションと描画モードは保持されません。描画モードは After Effects 内で再適用できます。

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SVG ファイルをベクターとして読み込み

SVG(.svg)ファイルをコンポジションに読み込むことができるようになりました。

これらのファイル内のパス、塗り、線、グループなどのすべての要素は、ネイティブのシェイプレイヤーに変換され、完全に編集可能で、アプリケーションで直接作成した他のシェイプと同様に機能します。グラデーションの塗りと透明度も保持され、完全に編集可能です。プロパティをアニメーション化し、視覚効果を適用することもできます。

読み込み手順

  1. SVGファイルの読み込み:プロジェクトパネルをダブルクリック、または「ファイル > 読み込み > ファイル」から参照して読み込みます。
  2. タイムラインに配置:読み込んだSVGをタイムラインパネルへドラッグ&ドロップして使用します。

構造の表示と編集

・レイヤーを選択 → プロパティパネルの「レイヤー内容」セクションでSVG構造を表示できます。

・また、レイヤーの横にある矢印を選択して「コンテンツ」セクションを展開すると、パス・塗り・変換などのプロパティにアクセス可能です。

これらのプロパティを使用して、他のシェイプレイヤーと同様にアニメートできます。例えば、次のようなことが可能となります。

プロパティ説明
パスモーフィング効果など、形状の変化をアニメート可能
塗りつぶしカラー変更による動的トランジションが可能
線の色や太さを調整・アニメート可能
変換拡大・縮小・回転・移動などのトランスフォーム操作
グラデーションスケールや回転でグラデーションをアニメート可能

既知の制限事項

  • SVG はシェイプとして直接読み込まれるので、プロジェクトパネルには元の SVG への参照がなく、「ファイルを収集」には SVG ソースが含まれません。
  • SVG テキストは読み込まれません。つまり、テキストをカーブに変換する必要があります。
  • アニメートした SVG やラスター SVG はサポートされていません。
  • SVG コンポジションは現在、1 フレームのデュレーションで読み込まれます。

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キーイングの透明度に対するアンマルトエフェクト

フッテージから黒または白の単色背景を削除し、前景の色とディテールを保持してコンポジットやその他のビジュアルエフェクトに活用できるようになりました。

新しいアンマルト(Unmult )エフェクトを使用すると、ソリッドな黒または白の背景を持つレイヤーの領域をキーアウトし、それらの領域を透明にすることができます。。

例えば、黒い背景で撮影された煙や炎、白い背景のペイントしぶきなどを分離し、異なるシーンにシームレスに統合できます。このエフェクトは 8bpc、16bpc、32bpc カラーで使用できます。

■アンマルトエフェクトの適用手順

アンマルトエフェクトの適用するには次の手順をとります。

  1. 対象レイヤーを選択し、エフェクト > キーイング > アンマルトを適用。
  2. 背景色(黒または白)を選択し、対応するスライダーで調整。
  1. 柔らかさスライダーで、透明領域と不透明領域の間の遷移(境界線)のなめらかさを調整することができます。
  2. その他のオプション:
    • カラーマッティングを削除を有効にすると、半透明領域から背景色の影響が除去され、画像またはフッテージの元のブレンドされていない色が復元されます。
    • HDR 結果をクリップを有効にすると、HDRフッテージのカラー値が制限され、極端な結果を回避できます。

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ロスレス圧縮再生

ロスレス圧縮再生により、画質を損なうことなくディスク使用量を抑えながら、より長いタイムラインのプレビューが可能になりました。キャッシュされたフレームはロスレス形式で自動的に圧縮され、作業中もバックグラウンドでシームレスに処理されます。これにより、ワークフローを変えることなく、より多くのフレームを保存・再生できるようになります。

このプロセスはバックグラウンドでシームレスに実行されます。作業中に、After Effects では圧縮されたフレームをディスクに保存し、ワークフローを変更せずに、ディスク制限内でより多くのフレームをキャッシュして再生時間全体を延長できます。

この機能はデフォルトでオンになっていますが、必要に応じて変更できます。

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選択したレイヤーの境界にコンポジションをトリミング

After Effects では、選択した 2D レイヤーの表示領域に合わせてコンポジションを自動的にリサイズできるようになりました。 小さなレイヤーに合わせてトリミングしたり、すべてのコンテンツが含まれるようにキャンバスを拡張したりすることが可能です。

手動での調整やサードパーティ製のスクリプトを使わずに、プリコンポジションやアセットを実際のコンテンツサイズに素早く変更できるので、 例えば、不要な余白を削除することで、ソーシャルメディア用のアセット作成や、特定の要素のみを出力する作業が大幅に効率化されます。

■使用手順

  1. 新しいコンポジションを作成し、必要なレイヤーを配置します。
  2. 1 つまたは複数の 2D レイヤーを選択し、以下のいずれかの方法で「選択したレイヤーの境界にコンポジションをトリミング」を実行します。
    • [コンポジション] メニューから選択
    • [タイムライン] パネルで選択したレイヤーを右クリック
    • [コンポジション] パネルで選択したレイヤーを右クリック
  3. 選択したレイヤーの範囲に基づいて、コンポジションのサイズが即座にトリミング(または拡張)されます。

注意点

この機能は 2D レイヤーでのみ動作し、3D レイヤーでは利用できません。 3D レイヤーの表示範囲はアクティブなカメラや遠近法に依存するため、コンポジションサイズを変更するとキーフレームアニメーション等に影響が出る可能性があるためです。

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新しい組み込みのオーディオエフェクト

新しいオーディオエフェクト(歪み、コンプレッサ、ゲート)が追加されました。以下のオーディオエフェクトを使用して、コンポジション内のサウンドを強化および管理し、After Effects 内で直接オーディオを正確に制御することができます。

1. コンプレッサエフェクト

コンプレッサエフェクトは、オーディオの最も大きな部分と最も静かな部分の差を減らし、全体をより一貫性のある力強いサウンドにします。ダイアログ、音楽、プロフェッショナルなミックスに不可欠です。

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コントロール説明
しきい値-60dB~0dB(デフォルト:-16dB)。圧縮が開始されるボリュームレベル。
比率0.4:1~30:1(デフォルト:3:1)。適用される圧縮の程度。
ニー0~30dB(デフォルト:15dB)。しきい値ポイントでの遷移を滑らかにします。
アタック0~400ms(デフォルト:6ms)。圧縮を開始するまでの時間。
リリース1~4000ms(デフォルト:440ms)。圧縮を停止するまでの時間。
自動リリース有効にすると、最適なリリースタイムを自動的に計算します(デフォルトで有効)。
ゲイン補正-30dB~+30dB。圧縮による音量低下を補います。
出力制限-30dB~0dB。クリッピングを防ぐ最終的なリミッターとして機能します。

ヒント: ダイアログの場合は、デフォルトの 3:1 比率と高速アタックを試してください。ミュージックの場合は、緩やかな 2:1~4:1 比率とより低速のアタック時間を試してください。

2. 歪みエフェクト

歪みエフェクトは、オーディオ信号をクリップして飽和させ、倍音と上音を作成します。微妙な温かみから完全な破壊まで、あらゆる効果に使用できます。

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コントロール説明
種類ディストーションの特性を定義します(ソフトクリップ、ハードクリップ、彩度 1/2、チューブ、ファズ)。
ドライブ0~100%(デフォルト:25%)。エフェクトを「オーバードライブ」する度合い。
ゲイン0〜300(デフォルト:25)。ディストーション前の増幅ブースト。
ミックス0~100%(デフォルト:100%)。原音(ドライ)と歪んだ音(ウェット)の信号をブレンドします。
ボリューム0〜100(デフォルト:11)。ディストーション適用後の最終出力レベル。
解像度 (ビット)ローファイ効果用のデジタルビット削減。
ダウンサンプル (x)サンプルレート削減の乗数。

ヒント: 微妙な温かみを出すには「ソフトクリップ」または「チューブ」を低ドライブで。ローファイエフェクトには「解像度」や「ダウンサンプル」を使用します。

3. ゲートエフェクト

ゲートエフェクトは、特定の音量しきい値を下回るオーディオを無音化します。ノイズの多い録音のクリーンアップ、バックグラウンドのヒスノイズの除去に使用できます。

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コントロール説明
しきい値-60dB~0dB(デフォルト:-60dB)。このレベル以下のオーディオは無音になります。
アタック0~1000ms(デフォルト:10ms)。オーディオがしきい値を超えたときにゲートが開くまでの時間。
保持0~2500ms(デフォルト:40ms)。ゲートが開いたままでいる時間。急激なオン/オフを防ぎます。
リリース5~4000ms(デフォルト:220ms)。ゲートが閉じるまでの時間。

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強化されたUI言語サポート

After EffectsのUnicodeサポートにより、アプリケーションのユーザーインターフェース(UI)の様々な部分でUnicode文字を使用できるようになりました。

これにより、OSの表示言語に依存していたUIの言語を、自由に変更できるようになりました。例えば、OSが英語設定でも、Creative Cloudアプリで言語を日本語に設定してAfter Effectsを再インストールすれば、日本語UIで利用可能です。

また、UIのUnicode対応の強化により、以下のようなことが可能になります。

  • テキストフィールド、ラベル、コントロールなど、様々なUI要素に任意のUnicode文字を入力できます。プロジェクト名やレイヤー名、エフェクト名とそのパラメータなど、様々な要素にUnicode文字を使用できます。例えば、ドロップダウンメニューエフェクトのオプションなどです。
  • 1つのテキストフィールドに複数の言語スクリプトを入力します。例えば、ロシア語、ドイツ語、韓国語、日本語、中国語をすべて同じ文字列に追加できます。

注:テキストレイヤーにおけるUnicodeテキストのレンダリングには変更はありません。これまで通りUnicodeテキストの入力は可能ですが、カラー絵文字はレンダリングされません。また、選択したフォントにグリフが欠落している場合は、正しくレンダリングされない可能性があります。

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その他の新機能

現在のベータ版の機能

新しいベータ版の機能はありません。現在次の2つの機能が引き続きベータ版で利用可能となっています。

価格とシステム要件

After Effects は、Windows 10(64 ビット) V22H2 以降、macOS Monterey(バージョン 12)以降で利用できます。

より詳しいシステム要件はこちらから

After Effectsの単体プランの価格は以下の通りです。

  • 年間プラン, (月々払い) — 3,280 円/月(税込)
  • 年間プラン, (一括払い) — 34,680 円/年(税込)
  • 月々プラン — 4,980円 /月(税込)

また、After Effectsは、Creative Cloud Pro 、Creative Cloud Standardプランの一部としても利用できます。

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