Ephereは、毛髪、ファー(動物の毛)、羽毛の生成に特化したスタンドアロン・アプリケーション「Ornatrix App」の開発を進めており、ベータプレビューを公開しました。
Ornatrix Appとは
既存のDCCツール(3ds Max, Maya, C4D等)のプラグインとして知られるOrnatrixですが、Ornatrix Appは、特定の3DCGソフトウェアに依存せずに動作する、ヘア・グルーミング(髪型や毛並みの作成)専用のスタンドアロン・アプリケーションです。
開発の主な目的は、ゼロから設計された専用環境によって、アーティストが直感的なインターフェースで効率よく作業できるようにすることです。
ユーザーは他の 3D アプリケーションからモデルをインポートし、Ornatrix App 内でヘアの生成や編集を行い、その結果を Alembic 形式などで元のパイプラインへ戻す、といったワークフローを構築できます。

主な特徴
プロシージャルなヘア生成
- 非破壊的なモディファイヤスタック
- 業界をリードするグルーミングツール
- ストランドベースおよびガイドベースのワークフロー
- 高度なクランピング(束感)とフリッツ(縮れ)制御
アーティスト向けの設計
- グルーミングアーティスト向けに設計された直感的なインターフェース
- 無駄のない、効率化されたグルーミングワークフロー
- 一般的なフォーマットへのインポート/エクスポート
- シームレスなパイプライン統合
具体的な制作プロセス
上記の最初に公開された動画では、実際の操作フローとして、以下のような手順が紹介されています。
- インポート: MayaやBlenderなどの他ツールからエクスポートしたAlembicメッシュ(頭部モデル等)を読み込みます。
- ガイドの生成と制御(Guides from Mesh): メッシュからガイドヘアを発生させます。密度分布マップ(Distribution Map)をモデルに直接ペイントすることで、毛を生やす範囲や密度をブラシで直感的に制御可能です。
- ヘアへの変換と調整(Hair from Guides): ガイドを実際のヘアに変換し、本数や太さ(テーパー)を調整します。
- スタイリング: 「Surface Comb」ツールを使用して、サーフェスに沿った毛の流れを作成したり、シンク(吸着点)を設定して毛の長さを規定したりできます。また、左右対称の編集(ミラーリング)もサポートされています。
- ディテール追加: カール(Curl)や縮れ(Frizz)などのオペレータをスタックに追加し、自然な乱れや質感を付加します。
- エクスポート: 最終的なグルーム(毛髪データ)はAlembicカーブ(.abc)として書き出し、Houdini、Blender、Maya、3ds Maxなどの主要なDCCツールへ戻すことができます。
提供について
Ephereは、開発の方向性を共に探るための少人数のグルーミング・アーティスト・グループを募集しています。
独立した環境でのヘア生成ワークフローを体験し、テスターとして開発に協力したいアーティストは、以下のリンクよりベータプログラムへ参加申請をすることができます。
























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