2026年1月13日 – Appleは、Mac、iPad、iPhone向けに展開する主要なクリエイティブアプリを統合した新しいサブスクリプションサービス「Apple Creator Studio」を発表しました。
Apple Creator Studioとは
Apple Creator Studio は、ビデオ編集、音楽制作、プロ向け画像処理、そしてビジュアル制作の生産性を高めるためのパワフルなツール群を、ひとつのサブスクリプションで利用できるクリエイティブパッケージです。
親しみやすい操作性をベースにしながら、最新のインテリジェンス機能やプレミアムコンテンツを組み合わせることで、プロフェッショナルから学生まで、あらゆるクリエイターの表現力と制作効率を大きく引き上げます。
Apple インターネットソフトウェアおよびサービス担当シニアバイスプレジデントのエディ・キュー氏は、次のように述べています。
Apple インターネットソフトウェアおよびサービス担当シニアバイスプレジデント
「Apple Creator Studioは、お求めやすい価格で、ビデオ編集、音楽制作、プロの画像処理、ビジュアルの生産性のための最もパワフルで直感的なツールに簡単にアクセスできるようにし、あらゆるタイプのクリエイターが自分の技能を追求し、スキルを向上できるようにします。先進的なインテリジェントなツールによってすべてがレベルアップし、ワークフローを拡張およびスピードアップさせます。」
エディ・キュー
含まれるアプリのラインナップ
Apple Creator Studioには、以下のプロフェッショナルアプリケーションおよびツールへのフルアクセスが含まれています。
| アプリ名 | 概要 |
|---|---|
| 動画制作ツール ▼ | |
| Final Cut Pro 詳細を見る | プロフェッショナルなビデオ編集、カラーグレーディング、モーショングラフィックス。 |
| Motion 詳細を見る | 映画のような2D、3Dタイトルやトランジションを作成するモーショングラフィックス。 |
| Compressor 詳細を見る | Final Cut Proと連携し、配信用のメディアエンコーディングをカスタマイズ。 |
| 音楽制作ツール ▼ | |
| Logic Pro 詳細を見る | 洗練された音楽制作、ソングライティング、ミキシングツール。 |
| MainStage 詳細を見る | ライブパフォーマンスのためにMacを楽器やエフェクトプロセッサへ変身させるアプリ。 |
| 画像編集ツール ▼ | |
| Pixelmator Pro 詳細を見る | MacおよびiPad向けのプロフェッショナルな画像編集ツール。 |
| 生産性ツール ▼ | |
| 生産性ツール 詳細を見る | Keynote、Pages、Numbers、フリーボードでのプレミアム機能とコンテンツ。 |
ビデオ制作がよりスマートかつ高速に
Mac と iPad の Final Cut Pro は、直感的に使える編集機能と Apple シリコンの高い処理性能によって、コンテンツ制作者や映像編集者の作業効率を高めます。Mac 版の購入者や Apple Creator Studio のサブスクリプション登録者は、負荷の大きい作業でも安定して編集でき、制作に集中しやすい環境を利用できます。
文字起こし検索 & ビジュアル検索
Mac と iPad の両方で利用できる文字起こし検索は、検索バーにフレーズを入力するだけで、長時間の映像から該当する音声部分をすぐに見つけられます。
また、ビジュアル検索では、対象物や動きをキーワードとして検索し、映像内の特定の場面を素早く特定してタイムラインに追加することが可能です。これにより、ポッドキャストやインタビューなどの編集作業を効率よく進められます。
音楽のリズムに合わせて編集できる「ビート検出」
Logic Pro の AI モデルを利用したビート検出は、音楽トラックを分析してビートや小節、曲の構成をタイムライン上に表示します。
テンポの速い映像でも、音楽に合わせてカットを調整しやすく、トラックの長さ変更もスムーズに行えます。
iPad 版「モンタージュメーカー」
iPad 版 Final Cut Pro には、AI が映像を分析し、視覚的に印象的な場面をまとめて編集の土台を作るモンタージュメーカーが搭載されています。
速度調整や音楽に合わせたカット、自動クロップによる縦向きリフレームなど、SNS 向けの動画を手早く仕上げるのに役立ちます。
Motion & Compressor との連携(Creator Studio)
Apple Creator Studio のユーザーは、映画のような 2D/3D エフェクトを作成できる Motion にフルアクセス可能です。グリーンスクリーンなしで人物を分離できるマグネティックマスクなど、インテリジェントな機能を活用できます。さらに、Final Cut Pro と Motion と連携し、配信用の出力設定を調整できる Compressor も利用可能です。
音楽制作を次のレベルに引き上げる
Apple Creator Studio のサブスクリプション登録者や Mac 版の購入者は、Mac と iPad の Logic Pro に追加された新機能を利用できます。これらの機能は、音楽制作や映像向けのサウンド制作を行うクリエイターの作業を幅広く支援します。直感的に使えるツールが揃っており、ビート作りや作曲、リミックスなど、さまざまな制作工程で新しい発想を得やすくなります。
AI Session Player に「Synth Player」が登場
新たに追加されたSynth Playerは、AIとLogic Proの高度なソフトウェア音源技術を組み合わせ、リアルで表現力豊かな電子音楽パフォーマンスを実現します。
熟練のシンセ奏者がそばにいるかのように、コード進行やベースラインを瞬時に生成し、直感的なコントロールで複雑さや強度も調整可能。他社製Audio Unitsや外部ハードウェアシンセの操作にも対応しています。
AIを活用した「コードID」
コードIDは、オーディオやMIDI録音を自動でコード進行に変換する機能です。手動での書き起こし作業が不要になり、デモ制作のスピードが大幅に向上します。生成されたコードトラックは任意のAI Session Playerに演奏させることができ、さまざまなスタイルやジャンルを素早く試せます。
新しいサウンドライブラリ
Mac版Logic Proには、数百種類のロイヤリティフリーのループ、サンプル、音源パッチ、ドラムサウンドを収録した新しいサウンドライブラリが追加されました。数百種類のロイヤリティフリーのループ、サンプル、音源パッチ、ドラムサウンドを収録した新しいサウンドライブラリが追加されました。
クイックスワイプ補正
Mac版で好評の「クイックスワイプ補正」がiPad版でも利用可能になり、ボーカル編集やライブ録音の仕上げがよりスムーズになります。
iPad版の「ミュージックの理解」機能
iPad版Logic Proでは、自然言語検索に対応したサウンドブラウザを搭載。「もっと明るいループ」「似た雰囲気のドラム」など、言葉で説明するだけで目的のサウンドを探せます。AIが膨大なループコレクションを理解し、類似・補完サウンドをシームレスに提案します。
MainStageもCreator Studioで利用可能に
Apple Creator Studioでは、Macを楽器・ボイスプロセッサ・ギターリグとして使えるMainStageも利用できます。お気に入りのサウンドをそのままライブで再現でき、セットアップも撤収もスピーディー。ステージパフォーマンスのあらゆる場面を安心してこなせる環境が整います。
iPadのためにデザインされたプロの画像処理
Pixelmator Proは、Mac版で高い評価を受けてきたプロ向け画像編集アプリです。Apple Creator Studioに含まれ、より多くのクリエイターは本格的な編集環境を利用可能です。
そして今回、ついにiPad版が登場。タッチ操作とApple Pencilのために一から最適化された新しいワークスペースを備え、Mac版と同じ強力な編集ツールをiPadでも利用できます。iPad版はAppleシリコンの高速性能を最大限に活かし、最新のiPadOS向けに構築されているため、軽快で効率的な画像編集が可能です。
iPadへの完全な最適化
iPad 版は Apple シリコンの性能を活かして最新の iPadOS 向けに一から設計されており、軽快で効率的な画像編集が可能です。直感的なタッチ操作により、どこでもデスクトップに近い作業環境を再現できます。
プロフェッショナルな編集ツール
レイヤーサイドバーには、画像・図形・テキスト・ビデオなど多様な素材を扱えるツールが揃い、スマート選択ツールやビットマップ/ベクターマスクを使って細かな編集も行えます。さらに、Super Resolution や圧縮アーティファクト除去、自動切り取りなど、ハードウェアとソフトウェアの連携による高度な処理も利用できます。

Apple Pencilへの対応
筆圧対応ブラシに加え、ホバー、スクイーズ、ダブルタップといった機能をフルに活用することで、ピクセル単位の精密な作業が可能になります。

新しいワープツール
Apple Creator Studio のサブスクリプション登録者は、Mac と iPad のどちらでも使える新しいワープツールを利用でき、レイヤーを自由に変形したり、ワープを使ったモックアップ素材のコレクションも活用できます。
ビジュアルの生産性をパワーアップ
20年以上にわたり、Keynote、Pages、Numbersは、美しいプレゼンテーションや書類、スプレッドシートを通じてユーザーの表現を支えてきました。さらにFreeform(フリーボード)は、自由な発想でのブレーンストーミングやビジュアルコラボレーションを可能にし、創造の幅を広げてきました。
Apple Creator Studioでは、これらのアプリをさらに強化する新機能が追加され、より高度なインテリジェンスとプレミアムコンテンツをクリエイターに提供します。
新しい「コンテンツハブ」
Keynote・Pages・Numbersからアクセスできるコンテンツハブでは、厳選された高品質の写真・グラフィックス・イラストにアクセスすることができます。サブスクリプション登録者は、プレミアムテンプレートやテーマも使えるようになり、プロジェクトのクオリティを高めることができます。
高度な画像生成・編集ツール
Image Playgroundに加え、OpenAIの生成モデルを活用した画像生成・編集が可能に。テキストから高品質な画像を作成したり、既存画像を変換したりできます。さらに、デバイス上のAIによるSuper Resolutionや自動切り取り機能が、写真のアップスケールや構図調整を賢くサポートしてくれます。
Keynote・Pages・Numbersのインテリジェンス強化
以下のようなインテリジェンス強化により、資料作成のスピードと精度が大幅に向上します。
Keynote
- 概要テキストからプレゼンのドラフトを自動生成
- 既存スライドから発表者ノートを作成
- スライド整理やレイアウト調整を自動化し、準備時間を短縮
Numbers
- マジックフィルがパターンを認識し、数式を自動生成して表に追加できるように。

すべてのユーザーが無料で利用可能、共同作業も継続
Keynote・Pages・Numbers・Freeform は引き続き無料で利用でき、サブスクリプション登録者を含む他ユーザーとの共同作業も可能です。
最新バージョンでは、全プラットフォームで Liquid Glass を採用した新しいビジュアルデザイン言語を導入し、iPadOS 26 の新しいウインドウシステムやメニューバーにも対応。アプリ全体の使い心地と視覚的な統一感がさらに向上しています。
価格と提供について
Apple Creator Studioは、1月29日(木)よりApp Storeにて提供が開始されます。
価格は以下の通りです。
| 月額 | 年額 | |
|---|---|---|
| 一般価格 | 1,780円 | 17,800円 |
| 学生・教職員価格 | 480円 | 4,800円 |
無料トライアル
すべての新規サブスクリプション登録者は、1か月間の無料トライアルを利用できます。また、新しいMacまたは対象となるiPadを購入したお客様は、Apple Creator Studioを3か月間無料で利用できます。
Mac App Storeでの単体購入
以下のアプリは、1回限りの購入も可能です。
Final Cut Pro(50,000円)、Logic Pro(30,000円)、Pixelmator Pro(8,000円)、Motion(8,000円)、Compressor(8,000円)、MainStage(5,000円)
※ 無料版のKeynote、Pages、Numbers、フリーボードは引き続きすべてのユーザーが利用でき、すべての新しいiPhone、Mac、iPadに内蔵されています。
Apple、インスピレーションに満ちた最もパワフルなクリエイティブアプリのコレクションであるApple Creator Studioを発表











































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