手書きストロークを幾何学図形へ瞬時に変換することができるBlenderアドオン「GP Shaper」

プラグイン

Samuel Bernou氏によるBlenderアドオン「GP Shaper」の紹介です。

GP Shaperとは

GP Shaper は、Blender のグリースペンシル(Grease Pencil)での作画フローを効率化するために開発されたアドオンです。Pullusb 氏によって制作され、ドローモード(Draw Mode)で描いたラフな手書きストロークを、ショートカットひとつで整った幾何学的なシェイプへ変換できます。

本来、綺麗な図形を描くには専用ツールへの切り替えが必要ですが、このアドオンを使えばフリーハンドの流れを途切れさせることなく、直感的に図形を作成することが可能となります。

GP Shaper – SB Blender addon [$]

対応している形状

GP Shaperでは、以下の形状への自動変換に対応しています。

  • 楕円 / 円 (Ellipse / Circle)
  • 円弧 (Arcs – 部分的な楕円)
  • 長方形 / 正方形 (Rectangle / Square)
  • ポリライン (Polyline)
  • 直線 (Line)
  • 楕円 / 円
  • 円弧
  • 長方形 / 正方形
  • ポリ ライン
  • 直線

基本的な操作とショートカット

C ターゲット形状へ自動変換
Alt + C パイメニューを表示して形状を選択
V 15度刻みでスナップさせながら変換
Alt + V パイメニューを表示して形状を選択(15度スナップ)

Redoパネルでの詳細調整

変換直後(または F9 キー)に表示されるRedoパネルでは、形状の詳細な制御が可能です。

  • Influence(影響度): 元の手書きストロークと、整形後の完全な形状をどの程度ブレンドするかを調整できます。
  • Create New Stroke(新規ストローク作成): これを有効にすると、既存のストロークを変形するのではなく、指定した解像度(Point Count)を持つ完全に新しいストロークとして生成し直します。Polylineの場合はコーナー(角)が維持されます。
  • Polylineの設定: コーナーとして検出する角度の閾値(Threshold)や、単純化の強度(Simplify)を調整できます。

円弧(Arc)変換時の注意:
「Create New Stroke」をオンにすると、ストロークが自動的に閉じられ、完全な楕円になってしまいます。開いた円弧のままにしたい場合は、このチェックを外した状態で使用してください。

設定パネルとカスタマイズ

3Dビューポート右上のポップオーバーパネル(ドローモード時)から、以下の設定や情報にアクセスできます。

  • ショートカット(C/V)の挙動変更: デフォルトの自動検出モードから、特定の形状への固定モードへの切り替え(魔法の杖アイコン)。
  • ショートカット一覧: 利用可能なコマンドのサマリー表示。
  • キーマップ設定: アドオン設定画面へのショートカットボタン。

便利な機能とTips

正方形や正円への素早い補正

長方形や楕円のストロークに対して、同じショートカット(C または V)を素早く2回押すと、軸が均等化され、正方形や正円に補正されます。

強制モード(形状の固定)

デフォルトではストロークの形状を自動検出しますが、ビューポート右上の設定パネルから自動検出(魔法の杖アイコン)をオフにし、ターゲット形状を固定することができます。「今は直線しか描かない」といった場合に、誤検出を防ぐことができます。

GP Draw Transformとの連携

同作者のアドオン「GP Draw Transform」との併用が推奨されています。ドローモードを抜けることなくストロークの位置調整や変形ができるため、ラフを描く→位置を微調整する→GP Shaperで清書する、というフローがスムーズに行えます。

注意点とトラブルシューティング

ストロークの検出について

マウスホバーでストロークを認識させるためには、グリースペンシルのストロークが現在の「描画平面(Drawing Plane)」上に存在する必要があります。通常はキャンバス平面上に描画されている設定であることを確認してください。

うまく変換できない場合

  • 「Cannot fit stroke to…」というエラーが出る:
    計算不能な形状の場合に表示されます。スカルプトモード等で少し形状を整えてから再試行するか、Alt + C で別の形状を指定してみてください。
  • 意図しない形状になる:
    長方形と楕円の中間のような曖昧な形状は、自動検出で誤判定されることがあります。Alt + C のパイメニューから明示的に形状を指定することで解決します。
  • Polylineのスナップについて:
    Vキー(スナップモード)を使用しても、Polyline自体の角度にはスナップが適用されません(直線や図形の回転には適用されます)。

価格とシステム要件

GP Shaper は Blender 4.3 以降で利用できます。

価格は8ドル~です。

※価格は記事執筆時点の情報です。最新情報は販売ページをご確認ください。

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