2025年12月16日、Unityは第17回目となる「Unity Awards 2025」の受賞作品を発表しました。
今年は過去最多となる700以上のプロジェクトがエントリーし、14,000人以上のコミュニティメンバーによる36,000票以上の投票が行われました。
この記事では、主要なゲーム部門の受賞作品と、準優秀賞作品、そして日本からの受賞プロジェクトを確認することができるようにしています。
日本の受賞者
今回のUnity Awardsでは、日本国内からも多くの受賞者が誕生しました。 産業向けの革新的な取り組みを表彰する「Innovation Award」では、株式会社ティアフォー、株式会社EARTHBRAIN、イノワークス株式会社の3社が最優秀賞を受賞。 また、コミュニティへの貢献を讃える「Unity’s Choice Award」には、ないち (naichilab) 氏が選出されました。 ゲーム部門でも『都市伝説解体センター』など複数のタイトルが準優秀賞に輝いています。
Best 2D Visual
最優秀賞
Neva Winner
『GRIS』で高く評価されたNomada Studioが手がける新作は、水彩とインクを混ぜ合わせたような独自のビジュアルスタイルで描かれる、感情豊かなアクションアドベンチャーです。 白い狼の子供が季節を重ねて巨大な獣へと成長していくアニメーションや、筆の勢いを感じさせる剣の閃き、さらに2Dライティングによって際立つ鮮やかなコントラストが、まるで「動く絵画」のような世界を作り出しています。
Best 3D Visual
最優秀賞
Tainted Grail: The Fall of Avalon Winner
アーサー王伝説に着想を得た、Unityエンジンの描画能力を極限まで引き出したハイフィデリティな作品です。 ボリュームフォグや彩度を抑えた色彩設計、高コントラストなライティングを駆使して、崩壊した「Wyrdness」の世界観を視覚的に表現しています。 複雑な地形シェーダーや植生システムによって、密度のある荒廃した世界が見事に構築されています。
Best AR/VR Game
最優秀賞
Ghost Town Winner
『The Room』シリーズを手がけたFireproof Gamesによる新作です。1983年のロンドンを舞台に、Meta Quest 3などのパススルー機能を活用して、プレイヤーのリビングルームにゲームの世界を重ね合わせて表示します。 薄暗い電話ボックスや雨に濡れた通りといったムードあふれる照明演出と、懐中電灯で暗い隅を照らすメカニクスが、探索への没入感を一層高めています。
Best Desktop/Console Game
最優秀賞
Hollow Knight: Silksong Winner
業界で最も期待されているタイトルの一つ、待望のメトロイドヴァニア続編です。前作の陰鬱な色調から一転し、より鮮やかで多様な「金色の都市」や「苔むした洞窟」といったビジュアルも登場しました。 Unityの2Dツール内で管理されたフレーム単位の手描きアニメーションによって、主人公ホーネットのアクロバティックな動きや、糸や火花を用いたダイナミックな戦闘が実現されています。
Best Mobile Game
最優秀賞
Dredge Winner
コンソールやPC版で成功を収めた、釣りと恐怖が融合した体験をモバイルへ完全移植した作品です。 ローポリゴンで角ばったアートスタイルはモバイル最適化に適していながら、穏やかな青から不吉な黒へと変化する水面シェーダーの表現などによって、ハンドヘルドデバイス上でもリッチで雰囲気のある体験を維持しています。
Best Multiplayer
最優秀賞
Void Crew Winner
宇宙船のクルーとなり、物理的にレバーを引き、バッテリーを運び、タレットを操作する没入型の協力ゲームです。 火花やアラームといった船内の視覚的な演出と、船外の広大な宇宙空間とのコントラストが没入感を高めており、プレイヤー間の連携と叫び声が飛び交う、カオスで楽しい体験を提供します。
Most Anticipated Game
最優秀賞
Sledding Game
物理演算ベースの挙動と、ゆるやかな社会的つながりを提供するサンドボックスゲームです。 カエルやペンギンなどのローポリゴンキャラクターたちが雪山を滑り、焚き火を囲んで過ごす様子は、現在の市場が求める「癒やし」と「コージー(居心地の良さ)」なトレンドを象徴しています。
The Golden Cube
Unity Awardsの最高栄誉賞
Blue Prince
第16回 Unity Awardsの最高栄誉「The Golden Cube」を受賞した『Blue Prince』は、戦略と物語を融合させた一人称視点のアドベンチャーゲームです。 本作の特徴は、建築図面のような鋭いラインと落ち着いた色調を用いた「青写真(ブループリント)」の美学にあります。 プレイヤーは「Mt. Holly」の廊下を探索し、部屋の配置を決定する「製図」メカニクスを通じて、動的に変化する空間と謎に挑みます。 単なるビジュアルの美しさだけでなく、制約された空間内でのシステム設計の巧みさが、今年の受賞の決め手となりました。
Unity Asset Store Awards
Syntyのアセットは使いやすく、初心者にとって最適であるだけでなく、プロトタイプ制作やゲームジャムの現場でも楽しく活用できる点が特徴です。
最新情報は Facebook や YouTube、または Discord community で確認できます。
Kay Lousberg氏は、スタイリッシュなローポリ3Dゲームアセットを制作するクリエイターです。
その親しみやすく統一感のあるデザインは多くの開発者を魅了しています。
全カタログは公式サイトで確認できます:kaylousberg.com
『Tiny Glade』に強くインスパイアされた、軽量かつ効率的に建物をプロシージャル生成できるツールパッケージです。 中世風の壁や家屋の構築に特化しており、コージー(居心地の良い)系ビルダーゲームの開発に最適化されています。 APIを利用した柔軟な拡張性を持ち、ゲーム内の建築要素としてはもちろん、レベルデザイン用の補助ツールとしても高く評価されました。
街、村、城塞などを自由に組み立てることができる、大規模でカスタマイズ可能なアセットパックです。 1400以上のモジュール式プレハブが収録されており、ユーザー独自のファンタジー世界を細部までこだわって構築できる点が評価されました。
40以上のツール、システム、UI要素を収録した、プロトタイプ制作から本番開発まで幅広く活用できる時短パックです。 人気YouTuberであるCode Monkey氏の実践的なノウハウが詰め込まれており、開発効率を劇的に向上させるユーティリティとして支持を集めました。
その他の受賞部門
技術革新、社会貢献、コミュニティなど、多岐にわたる分野での受賞者は以下の通りです。
Industry: Innovation Awards (Japan Winners)
Industry: Innovation Awards (Global)
Social Impact Awards
Community
Unity’s Choice Award: ないち (naichilab) 氏
Unity開発者コミュニティへの多大な貢献を讃える「Unity’s Choice Award」には、日本からないち (naichilab) 氏が選出されました。 同氏は、2016年から無料ゲーム投稿サイト「unityroom」を運営し続けており、これまでに26,000本以上のゲームが投稿されています。 「Unity1週間ゲームジャム(unity1week)」の主催など、長年にわたりクリエイターの創作活動を支え続けてきた功績が高く評価されました。


























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