3ds Max 用 VFX プラグイン FumeFX 7.0 がリリース!GPU対応海洋シミュレーションシステムが追加!

プラグイン

2025年8月20日(現地時間)- Sitni Sati は、Autodesk 3ds Max向けのVFX プラグイン最新バージョン「FumeFX 7.0」をリリースしました。

新機能ハイライト

今回のメジャーアップデートでは、物理的に正確な海洋表現をGPUアクセラレーションによってリアルタイムに実現するシミュレーションシステム「NodeWorks Ocean」が追加されました。

NodeWorks Oceanは、これまで大規模な計算時間と専門知識を要したリアルな海の制作を、VFXプロフェッショナルから建築ビジュアライゼーションアーティストまで、幅広いユーザーにとって身近なものにする新機能で、リアルタイムでの海面生成、適応型メッシングによる効率化、二次的なパーティクルエフェクト、そしてオブジェクトとの動的な相互作用まで、すべてが3ds Max内で完結する統合ワークフローを提供します。

FumeFX 7 – GPU Ocean Simulation for 3ds max

GPU対応海洋シミュレーションシステム

NodeWorks Oceanは、複数の専門ノードを組み合わせることで、複雑でリアルな海のシーンを直感的に構築できるように設計されています。

主な機能は以下の通りです。

波の生成と制御 (Ocean Sim & Ocean Spectrum)

シミュレーションの中核を担うのがOcean Simノードです。このノードを使用して高解像度の海面ジオメトリを生成し、後述する泡や水しぶきのエフェクトを追加することができます。

波の挙動は、物理的に正確な波浪スペクトルモデルを利用するOcean Spectrumノードによって生成されます。このノードを複数組み合わせることで、大きなうねり、風によって生じるさざ波、局所的な乱れといった異なる性質の波を自由にレイヤー化できます。

Ocean Spectrum は CUDA GPU テクノロジーによって高速化され、PhysX リジッドボディシミュレーションとシームレスに統合されているため、リアルタイムパフォーマンスと制作全体にわたる作業の時間を大きく削減できます。

さらに、Perlinノイズを用いてこれらの波を自然にブレンドしたり、タイルの繰り返し感をなくすためのバリエーション設定や高さマスキング機能も備えており、どこまでも自然で非均一な波のパターンを作り出すことが可能です。

リアルな泡と水しぶき (Foam & Spray)

Foam & Sprayノードでは、波の動きや頂点の曲率に基づいて、泡、気泡、水しぶきといった二次的なパーティクルをリアルタイムで生成することができます。

生成されたパーティクルは、経過時間、速度、密度といった情報を含むArnold User Dataを完全にサポートしており、Arnoldレンダラーのポイントまたはボリュームとして効率的にレンダリング可能です。これにより、時間の経過とともに泡が透明になったり消えたりするといった、より高度でダイナミックなシェーディング表現が可能になります。

オブジェクトとの双方向インタラクション (Ocean Dynamics & Ocean DynaObj)

Ocean Dynamicsノードは、船が航跡を描いたり、オブジェクトが水面に波紋を広げたりといった、オブジェクトと水面の相互作用をシミュレートできます。このノードは特長は、オブジェクトが水面に影響を与えるだけでなく、水面からの浮力や抵抗力によってオブジェクトの動きも影響を受ける「双方向の相互作用(ツーウェイカップリング)」が実現されている点です。

また、Ocean DynaObjノードを使えば、シーン内のジオメトリやパーティクルをシミュレーションに追加し、オブジェクトの種類(静的、動的など)や浮力、摩擦、慣性、航跡の生成などを細かく制御できます。これにより、波に揺れる船や水面に浮かぶオブジェクトのリアルな挙動を物理的に正しく再現できます。

その他の機能

Float Particles

任意のパーティクルグループを海洋サーフェス上に配置し、波のダイナミックな動きに追従させることができます。これらの浮遊するパーティクルは、詳細なISurfメッシュに変換でき、FumeFXの火や煙のソースとして直接利用可能です。

Rain Ripples

パーティクルを使用して、海洋サーフェス上にリアルな雨の波紋を生成できます。このエフェクトはメモリキャッシュをサポートしており、リアルタイムでシミュレーションと即時再生が可能です。これにより、完全な流体シミュレーションのような重い計算コストをかけずに、表面の微細なインタラクションを追加できます。

Fibers

NodeWorksのファイバーシミュレーションはOcean Dynamicsとシームレスに統合されており、浮力がファイバーの制約と自然に相互作用します。これにより、ロープや鎖、繋がれたオブジェクトが波の動きに反応するリアルなシミュレーションが実現します。

NodeWorks全体の機能改善

FumeFX 7.0では、NodeWorks Oceanの追加に加え、既存のNodeWorksシステムにも以下のような改善が行われています。

  • パーティクルレンダリング: パーティクルグループごとにArnoldボリュームとしてレンダリングするオプションが追加されました。
  • オブジェクト制御の強化: Object Propertiesノードにオブジェクトのトランスフォームを入力するピンが追加され、パーティクルによってシーンオブジェクトの動きを制御できるようになりました。
  • ビューポート表示の最適化: 表示するパーティクルの数を間引くオプションが追加され、複雑なシーンでも快適な操作性を維持します。
  • キャッシュ機能の統合: メモリキャッシュとディスクキャッシュが統合され、ユーザーが選択したアトリビュートをどちらのキャッシュでも同様に扱えるようになりました。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

FumeFX for 3ds Maxは、3ds max 2020以降、最新の Arnold レンダラー、Windows 10 以降で利用可能です。

より詳しいシステム要件の確認はこちらから

価格は以下の通りです。

製品名価格 (USD)
FumeFX 7 [max] Subscription 1 year$365
FumeFX 7 [max] Subscription 2 year$595
FumeFX 7 [max] Subscription 90 day$195
FumeFX 7 SL ** Subscription 1 year$95
FumeFX 7 SL ** Subscription 2 year$180

**FumeFX SL (Simulation only)ライセンスは3ds max, Maya, C4Dで有効です。利用には少なくとも1つのFumeFXワークステーションライセンスが必要です。

ライセンスに関するFAQをみる

サブスクリプションの有効期限が切れるとどうなりますか?

サブスクリプションの延長はクレジットカードへ自動請求されません。期限内に手動で延長手続きを行う必要があります。FumeFX 7のサブスクリプション有効期限が切れると、キャッシュの読み込みとレンダリングは可能ですが、シミュレーションの実行やUI内のパラメータへのアクセス・変更はできなくなります。このルールはFumeFXとNodeWorksに適用されますが、ISurfではレンダリングにもライセンスが必要です。

FumeFX 7のサブスクリプションを購入すると、FumeFX 5の永久ライセンスはどうなりますか?

FumeFX 5の永続ライセンスは、FumeFX 7のサブスクリプションに関わらず有効であり、引き続きご利用いただけます。ただし、FumeFX 5は現在廃止バージョンであり、アップデートは行われません。

教育ライセンスは提供していますか?

教育機関向けライセンスは、年間95ドルでご提供しています。高校生、大学生、教職員、学校、その他の教育機関や非営利団体にご利用いただけます。ご希望の場合はお問い合わせください。ボリュームディスカウントもご利用いただけます。


FumeFX 公式ウェブサイトへ

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