2025年8月20日(現地時間)- – CLO Virtual Fashionは、ファッション業界向けの3D衣装作成ソフトウェア CLO 2025.1 をリリースしました。
新機能ハイライト
CLO 2025.1では、デザインの可能性を広げ、ワークフローをさらに効率化する多数の新機能と改善が実装されました。パターン作成から生地のデジタル化、AI機能の統合まで、クリエイティブなプロセスを強力にサポートする新機能が追加されています。
シームレスブロッキング
パターンを物理的に裁断することなく内部でセクションを分け、異なる生地やテクスチャを適用する機能が追加されました。
縫い合わせを最小限に抑えながら、多様なスタイルをシームレスに作成できます。
作成・編集方法
2Dツールバーの内部多角形ツール内にある「シームレスブロッキング」ツールを使用します。パターンのアウトラインをクリックして線の作成を開始し、閉じた図形を作成します。
- Ctrlキーを押しながら作成: カーブ点を作成します。
- Shiftキーを押しながら作成: 45度単位の角度で線を作成できます。
- Backspace/Deleteキー: 最後に追加した点を削除します。
- 作成した線や点は、「パターン編集」ツールで後から編集可能です。
生地の設定の注意点
- 物理プロパティ: 生地の物性、シミュレーションプロパティ、ジオメトリなどは、セクションごとではなくパターン全体に適用されます。
- グラフィック: グラフィックはブロッキングラインの影響を受けず、パターン全体に適用されます。
- ステッチ/パッカリング: ブロッキングラインは内部線と同様に、ステッチやパッカリングの適用対象となります。
- プリントレイアウト: この機能を使用したパターンは、プリントレイアウトモードから除外されます。
- 旧バージョンとの互換性: ver.2025.1より前のバージョンでファイルを開くと、シームレスブロッキングラインは基礎線として表示されます。
デニムのウォッシュ加工効果
ストーンウォッシュ、エンザイムウォッシュ、ブリーチといった、様々なデニムのウォッシュ加工をリアルに表現できるようになりました。

3Dペンのアップグレード
3D画面上のアバターに直接、または3D空間に衣装のシルエットを描画し、それを瞬時に2Dパターンとして展開する機能が強化されました。

操作のヒント
3Dツールバーの「3Dペン(アバター)」を選択します。アバター上に直接クリックして線や図形を作成し、始点をクリックすることで描画を完了します。
- カーブ点の作成: 描画中に `Ctrl` (Win) / `Cmd` (Mac) キーを押しながらクリックします。
- 操作の取り消し: `Delete` キーで直前の操作を、`Esc` キーまたは `Ctrl+Z` / `Cmd`+Z ですべての操作を取り消します。
- データの保存: 描画した線や図形は、プロジェクト、衣装、アバターファイルとして保存する際に一緒に保存されます。
CLO zFab Kit × CLOFAB
強化されたCLOFABツールによりCLO zFab Kitと連携して、生地を迅速かつ正確にデジタル化できるようになりました。
このツールは、新しいハードウェアベースの生地デジタル化システム「CLO zFab Kit」とシームレスに連携するように設計されており、以下の機能があります。
マップの生成
スキャンまたは撮影した画像から、シームレスなテクスチャマップを生成します。
- 画像の読み込みとトリミング: 背景などを取り除き、タイリングに必要な生地エリアのみを切り出します。
- 自動タイリング: 無地や不規則な柄、または均等に繰り返される柄のタイプを選択し、リピート区間を定義すると、システムが自動で最適なリピートを解析します。
- 手動タイリング: 手動モードに切り替えることで、リピート区間をより細かく調整できます。
- 後処理: タイリング後の生地の明るさが不均一な場合、「均等化」オプションで調整できます。
物性の作成
生地の種類、組成、密度を入力するだけで、正確な物性を持つ新しい生地を素早く作成できます。
- 基本設定: 生地のタイプを選択し、主要な組成とその割合(%)を入力します。入力値に基づいたドレープがプレビューされます。
- 詳細設定: 必要に応じて、「詳細」パネルで各物性値を直接確認・調整できます。
生地の保存
作成したマップと物性を、一つの生地ファイル(.zfab)として保存します。保存時には、プレビュー画像の種類を選択したり、テクスチャマップをファイルに含めるかどうかを設定できます。

ジッパーの機能向上
同じスタイルのジッパーを単一のアイテムとして一元管理できるようになり、より迅速で効率的なワークフローが実現します。

CLO AIスタジオ
AIを活用した全ての機能が「CLO AIスタジオ」として統合されました。
これにより、AIツールへのアクセスがこれまで以上にスピーディになります。
CLO-SET & CONNECTとの連携
CLOソフトウェア内からCLO-SETとCONNECTの各機能へシームレスにアクセス可能となり、ワークフローの一貫性が向上しました。

その他の機能
副資材のシミュレーション状態を、色表示で直感的に確認できるようになりました。
選択した要素のみを表示設定と共に保存し、作業環境の一貫性を保持できます。
シーンとプロップの表示/非表示を簡単に切り替えられるようになりました。
ワークフロー統合のため、3Dファイルの入出力プリセットを保存できるようになりました。
価格とシステム要件
CLO は、Windows 10 64ビット(1903以降)、Monterey 12以降で利用可能です。
最新のシステム要件はこちらから
自営業、フリーランスなどの個人での利用は50ドル/月、450ドル/年です。企業向けプランはお問い合わせが必要となっています。
また学生向けのプランもあり、個人プランの半額となっています。
詳しい価格情報こちらから









































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