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Cinema 4D用の無料ノードアセットコレクション「Druckli Tools V1」

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Dominik Ruckli 氏による Cinema4D 用の無料ノードアセット「Druckli Tools V1」の紹介です。

Druckli Tools V1 とは

「Druckli Tools」は、Dominik Ruckli 氏によって作成されたCinema 4Dのノードアセットコレクションです。

ビジュアライゼーションからモデリング、ジェネレーターまで、多岐にわたる便利なツールが含まれています。開発者自身が過去に作成した、遊び心のあるものから実用的な小規模ツールまで、数々のノードアセットを一つにまとめたライブラリとなっています。

ツールセットの内容

ビジュアライザーと選択

このカテゴリのツールは、プロシージャルな選択範囲をビューポート上で視覚的に確認したり、ユニークな方法で選択範囲を作成したりするのに役立ちます。

Druckli Tools – 02 Visualizer & Selections
  • Selection Visualizer (Points, Edges, Polygons): プロシージャルに作成したポイント、エッジ、ポリゴンの選択範囲は、通常ビューポートで直接確認できません。このツールを使えば、それらをドットやスプラインとして可視化できます。オブジェクトに適用した選択範囲を、このビジュアライザーにリンクするだけで、リアルタイムに表示されます。複数の選択範囲がある場合、「Selection ID」で表示を切り替えることも可能です。
    ヒント: アセットブラウザーの「Models」フォルダからツールを使用すると、ビジュアライザーの色を直接変更できて便利です。
  • Color as Vector Visualizer: ノードベースの作業で特に役立つ特殊なビジュアライザーです。頂点カラータグなどが持つRGB情報を、ベクトル(線)としてビューポートに表示します。これにより、通常は見ることのできないデータの流れを視覚的に捉えることができます。
  • Select by Volume: 非常に直感的な選択ツールです。あるオブジェクト(例:球体)を「ボリューム(体積)」として定義し、そのボリューム内に入っている別のオブジェクトのポイントやポリゴンを選択します。ボリュームとして使うオブジェクトを動かせば、選択範囲もリアルタイムに更新されます。
  • Angle to Camera Selection: カメラから見たオブジェクトの角度に基づいて、ポイント、エッジ、ポリゴンを選択できます。例えば、オブジェクトの輪郭(リム)や正面を向いている部分だけを選択するのに最適です。「From」と「To」のパラメータで角度の範囲を細かく制御でき、アウトラインの作成などに非常に強力です。

モディファイアとノード

Druckli Tools – 03 Modifiers & Nodes
  • Closest Point on Spline: 指定した位置からスプライン上の最も近い点を探し出します。このノードは、クエリ位置とスプラインジオメトリを入力として受け取り、最も近い点の位置、そこまでの距離、そしてスプラインのセグメントIDを出力します。Nullオブジェクトなどを動かして、リアルタイムに最近接点を見つけるインタラクティブなエフェクト作成に活用できます。
  • Field Vertex Map: Cinema 4Dのフィールドをノード内に持ち込み、頂点マップとして利用できるようにします。リニアフィールドやシリンドリカルフィールドなど、主要なフィールドに対応。フィールドの種類を切り替える際は、ノード側のタイプ設定も変更する必要があります。これにより、フィールドの強力なフォールオフ機能をノードベースのセットアップで活用できます。
  • Light Vertex Map: シーン内に仮想的なライトを設置し、オブジェクトに当たる光の部分(ライトマップ)と、床などに落ちる影(シャドウマップ)を頂点マップとして生成します。ライトの種類はディレクショナルライトとポイントライトから選択可能。生成されたマップを他のテクスチャと組み合わせることで、プロシージャルなペイント表現などが可能になります。
  • Plane Collision: 2点間を結ぶベクトルと、無限に広がる平面との衝突を検出します。衝突が発生しているかどうか、そして衝突している正確な位置を出力します。ポイントA、ポイントB、そして平面の位置と法線(向き)を指定することで、動的に衝突点を計算できます。
  • Plane Split: 指定した平面に沿ってメッシュを綺麗に分割します。モディファイアの軸に沿ってカットが行われ、分割後の上半分、下半分、またはその両方を出力として選択できます。さらに、分割によって生成された新しいポリゴンやエッジの選択範囲も自動的に保存されるため、後処理も簡単です。

ジェネレーター

Druckli Tools – 04 Generators
  • Gradient Intersection: 頂点マップやノイズフィールドの階調に沿って、等高線のようなスプラインを生成します。「Intersection Steps」でスプラインの本数を制御し、頂点マップのどの範囲に生成するかを細かく調整できます。生成されたスプラインセグメントを結合する「Join Segments」機能もあり、複雑な形状に沿った滑らかな一本のスプラインを作成するのに役立ちます。
  • Intersection Spline: 2つのジオメトリが交差する部分に、正確なスプラインを生成します。非常にシンプルで、衝突させるオブジェクトとレイ(光線)を飛ばすオブジェクトを指定するだけです。トーラスと平面を交差させるなどして、複雑なカーブを簡単に作り出すことができます。
  • Normal Blender: 複数のオブジェクトをまるで溶接(ウェルド)したかのように、滑らかに一体化させるジェネレーターです。オブジェクト間の法線をブレンドすることで、継ぎ目のない「偽のメタボール」のような効果を生み出します。オブジェクトを入れる順番やブレンド距離、プロファイルカーブを調整することで、望み通りの融合表現が可能です。
  • Surface Stippling: サーフェス上にポイントを均等に、または意図的に偏らせて配置するための強力なツールです。ポイント同士が反発しあう力(Charge/Separation)を制御し、美しい分布を生成します。頂点マップを使えば、マップの濃淡に応じてポイントの密度をコントロール可能。「Solver」モードを使えば、ポイントが徐々に配置されていくアニメーションも作成できます。
  • Image Subdivider: 画像を基にオブジェクトを分割します。(チュートリアルなしの隠し機能)

既存ツールのアップデート

このツールセットには、過去にチュートリアルで紹介された人気ツールの完成版アセットも含まれています。詳細な設定方法は各チュートリアルで解説されていますが、ここではその概要をご紹介します。

  • Reaction Diffusion: 生物の模様のような複雑なパターンを生成する「反応拡散」システムです。ジェネレーターとして機能し、ベースとなるメッシュと、反応のきっかけとなる「化学物質」としての頂点マップが必要です。「Chemical Blur」で模様の太さを、「Exposure Vertex Map」で反応の強弱をコントロールするなど、多彩なパラメータで奥深い表現が可能です。アセット内で直接ディスプレイスメントをかけることもできます。
Reaction Diffusion Effect with Cinema 4D Scene Nodes
  • Shortest Path: メッシュ上の2つのポイント選択範囲(開始点と終了点)を繋ぐ最短経路を計算し、スプラインを生成します。開始点と終了点はプロシージャルに定義できるため、フィールドなどを使って動的に動かすことで、アニメーションにも対応できます。
Building the Shortest Path Generator with Cinema 4D Scene Nodes.
  • Mycelium Grower & Point Grower: 菌糸や植物が成長していくようなアニメーションを生成するアセットです。詳細な設定方法はそれぞれのYouTubeチュートリアルで解説されています。完成版アセットとして、すぐにシーンに導入して成長シミュレーションを開始できます。
Mycelium Growth with Cinema 4D Scene Nodes
  • Spiderweb: 蜘蛛の巣を簡単に生成するアセットです。ベースとなるスプラインを描き、それをアセットの子にすることで、スプラインの各ポイントから蜘蛛の糸が張られます。インタラクティブに形状を調整できるのが特徴です。
Building a Spiderweb Generator with Cinema 4D Scene Nodes.
  • Ray Connector: Plexus風(線や点が網状に動きながら構成されるビジュアル表現)のエフェクトを作成するツールで、ポイント群を距離に応じて線で結びつけます。Matrixオブジェクトなどで生成したポイントをソースとし、接続する最大数や距離、距離に応じたスケールなどを設定して、ポイントが動的に繋がったり離れたりするアニメーションを作成できます。
  • Match Size: オブジェクトのサイズを別のオブジェクトに合わせる便利なモディファイアです。このアップデート版では、オブジェクトマネージャーで使う場合とノード内で使う場合を自動で判別してくれるようになり、さらに使いやすくなりました。
Match Size Modifier, a Scene Nodes Capsule for Cinema 4D

使用方法

次の動画でツールの紹介とインストール方法を確認することができます。

Druckli Tools – 01 Installation & Introducion

この動画では以下の内容が紹介されています。

ツールのインストール方法

「Druckli Tools」の導入は非常に簡単です。以下の手順に従って、あなたのCinema 4D環境にツールセットを追加できます。

  1. Gumroadからツールセットの.zipファイルをダウンロードします。(リンクは開発者の動画説明欄に記載されています)
  2. Cinema 4Dを起動し、画面上部にある「アセットブラウザー」を開きます。
  3. アセットブラウザーの左側にある「作成」メニューから「データベース」を選択し、「ZIPデータベースを接続…」をクリックします。
  4. ダウンロードした.zipファイルを選択し、「開く」を押します。

これでインストールは完了です。アセットブラウザーに「Druckli Tools V1.0」というデータベースが追加されます。Ctrl(Macの場合はCommand)キーを押しながらデータベース名の横にある「i」アイコンをクリックすると、このデータベース内のアセットのみを表示させることができます。

知っておくと便利なヒントとコツ

他の人とシーンファイルを共有する際に、相手が「Druckli Tools」をインストールしていなくても問題なく動作させるための方法が2つあります。

1. アセットをファイルに埋め込む

この方法では、使用したアセットをシーンファイル自体に含めることができます。

  1. シーン内で使用している「Druckli Tools」のアセットを選択します。
  2. アセットブラウザーで該当のアセットを右クリックし、「データベースへコピー」を選択します。
  3. コピー先として「シーンファイル」を選び、OKをクリックします。

これにより、アセットがシーンファイルに埋め込まれ、他の環境でも正しく表示されるようになります。

2. アセットをグループとして編集する

もう一つの方法は、アセットを編集可能なグループに変換することです。

  1. アセットブラウザーで該当のアセットを右クリックします。
  2. 「アセットをグループとして編集」を選択します。

この操作により、アセットはリンクされた状態から解放され、通常のオブジェクトグループに変換されます。この方法を使えば、アセットを埋め込む必要なくファイルを共有できます。

ダウンロード

Druckli Tools は無料~ダウンロードして利用可能です。

他にもDruckli Tools に含まれてないツールが個別に無料公開されています。

興味のある方はこちらから確認してみてください。

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