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リアルな布の引き裂き表現を素早く作成できるBlenderアドオン「Simply Tear」

プラグイン

VjaceslavT氏によるBlenderアドオン「Simply Tear」の紹介です。

Simply Tear とは

「Simply Tear」は、3Dオブジェクトにまるで本物のような引き裂きや鋭い切り込みを、素早く簡単に作成できる新しいアドオンです。

このアドオンは、Omid Ghotbi氏とVjaceslav T.氏によって共同開発されたもので、Blenderの布シミュレーションと組み合わせることで、オブジェクトが裂け目に沿って動的に反応する様子をリアルに表現できます。

戦闘シーンでのダメージ表現、ホラー作品における特殊効果、布、紙、皮膚などが引き伸ばされた素材の表現などに最適なツールです。

Simply Tear – Blender Addon

主な特長は以下の通りです。

簡単に使用可能

「Simply Tear」の使い方は驚くほどシンプル!

  1. オブジェクトを選択:加工したいオブジェクトを選びます。(元のオブジェクトはバックアップを推奨)
  2. 裂け目を描画:オブジェクト上に、引き裂きたいラインを直感的に描きます。
  3. シミュレーションを実行:ボタン一つでシミュレーションを開始すれば、制御されたカオスが展開され、高品質な引き裂きアニメーションが瞬時に完成します。

多彩な引き裂きスタイル

「Simply Tear」には、様々なスタイルを生み出すための複数の引き裂きメソッドが用意されています。

プリセット機能

「Rough」、「Regular」、「Sharp」の3つのプリセットから選ぶだけで、瞬時に求めるスタイルを実現できます。

注意点:「Sharp」プリセット(Imbalanceメソッド)は、他の設定よりもパフォーマンスを要求します。特に高解像度のメッシュを使用する場合は、一度に1〜6本程度の裂け目を段階的に適用することが推奨されています。

詳細な引き裂きメソッド

  • Projection: 最も一般的で高速な方法。メッシュを貫通してカットし、最良の結果をもたらします。
  • Imbalance: ゲームアセットに最適。低解像度メッシュのトポロジーを破壊せず、頂点を再接続するように機能するため、ゲームエンジンでの使用に適しています。ただし、最もパフォーマンスを要求するため、メッシュの解像度によっては処理が遅くなる可能性があります。
  • Localized: 描画した領域内に適応的にポリゴンをカットし、部分的な穴や、完全に切り裂かれていない独特な効果を生み出します。

Adaptive Polygon

この機能をオンにすると、裂け目の周囲のポリゴンが自動的に細分化され、より滑らかでリアルな引き裂き表現が可能になります。

「Level」で分割数、「Proximity」の値で細分化される範囲を調整できます。

価格と入手方法

現在、リリースを記念して通常価格18ドルのところ、期間限定で6ドルオフの12ドルで提供されています。

また、既存の「Simply Cloth Studio」ユーザーは、今後のバージョン1.5アップデートにて、「Simply Tear」を無料で入手できるとのことです。

開発者をさらに支援したい方は、別途「Simply Tear」を購入することも可能です。

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