2025年5月19日(現地時間) – Jacques Lucke氏によってBlender Frame(フレーム) ノードの改善についての情報が共有されましたのその内容の紹介となります。
フレーム(Frame) ノードとは
ノードセットアップは、大規模になるほど理解が難しくなります。それを整理するためのツールがFrame(フレーム)ノードです。
Frame(フレーム)ノードは、関連するノードを共通の領域に集めてノードを整理するのに便利なノードです。

現在のフレームノードを使用した例
フレームを使用すると、ノードを視覚的にグループ化し、ラベルを付けることができますが、ショートカットキー(Ctrl + J、Alt + P、F2)が押しにくい、ネストされたフレームの可読性が低い、その他さまざまな細かいバグなどの問題がありました。
Blender 4.5 LTS では、このようなフレームの操作に関する様々なワークフローの改善が利用可能になる予定です。
主な改善点は以下の通りです。
主な改善点
「Fキー」による操作性の向上
フレームに関連する最も重要な機能が、押しやすく覚えやすい Fキー に集約されました。
主な機能は以下の2つです。
- 新規フレームの作成とラベリング: 選択したノードの周囲に新しいフレームを作成するか、空の新しいフレームを作成します。同時に名称変更ポップアップが開き、ユーザーはすぐにラベルを入力できます。これにより、ラベル付きフレームの作成がこれまでになく簡単になり、ラベルなしフレームよりも可読性が大幅に向上します。
- ノードの移動とフレームへのアタッチ/デタッチ: ノードを移動中に、選択したノードをフレームから切り離したり、フレームに取り付けたりすることができます。これにより、以前はフレームが邪魔に感じられたノードのフレーム間移動が、非常にスムーズになりました。
なお、従来のFキーの機能は Jキー に移動されました。
表示の改善
- フレームのハイライト: 以前は、ノードを移動する際にどのフレームにアタッチされるのか判断が困難でした。これは、カーソル下のフレームの境界線をハイライト表示することで解決されました。
- ラベルの改善: フレームラベルが少し上に配置され、読みやすくなりました。また、フレームサイズも内部のノードの全領域/バウンディングボックスを考慮して、より適切に調整されるようになりました。
- フレームカラーの交互表示: デフォルトテーマではフレームが非常に暗いため、ネストされたフレームはほとんど見えませんでした(実質的に黒地に黒)。新しいバージョンでは、ネストの深さに応じて交互にシェーディングが適用されるようになりました。テーマのフレームカラーが使用され、わずかに濃淡が調整されます。これにより、ネストレベルに関係なく、すべてのフレームが表示されるようになります。
「フレームファースト」ワークフローの可能性
これらの改善により、フレームを使った作業は以前よりもはるかに快適になりました。
これにより、フレームを使用するハードルが大幅に下がり、これまでのように後から整理するためだけでなく、もっと気軽にフレームを使ってもらえるようになることが期待されています。
Jacques Lucke氏は、実際「フレームファースト」のワークフローつまり「フレームを先に作る」というワークフローが、実際の作業でどれくらい効果があるのか興味があるとしています。
この考えは、コードを書く際に、実際のロジックを書く前にまず関数名や変数名を書くことが多いということからヒントを得ています。同様のことがノードシステムでも機能するかもしれません。つまり、最初のノードを追加する前に、ラベル付けされたフレームを作成するのです。
ただし、現時点でこれが実際にどの程度うまく機能するのか、あるいはそれを実現するためにさらに多くの機能が必要になるのかはまだ未知数であるとし、ユーザーからの意見を求めています。
新機能を試す
この改善は、最新の Blender 4.5 LTS Alpha ビルドで試してみることが可能です。

























コメント