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Spline、リアルタイムのインタラクティブな体験を作成するための新しいキャンバス「Hana」を発表

CGソフト

2025年4月23日(現地時間)- 3Dデザインツールを開発するSplineは、リアルタイムのインタラクティブな体験を作成するための新しいキャンバス「Hana」を発表しました。

リアルタイムのインタラクティブな体験を作成するためのキャンバス「Hana」

Hanaは、高速でインタラクティブなアニメーション体験を実現するためにゼロから開発された、最新のデザインツールです。Splineは、ベクターデータをGPUアクセラレーションによってリアルタイムかつ超高速に処理できる、新しいレンダリングエンジンを開発しました。

これにより、クリエイターはモダンなベクターネットワーク編集、ステートベースのトランジション(遷移)、GPUアクセラレーションされたエフェクトへアクセスできます。これらすべてが、コラボレーション可能なブラウザネイティブ環境で実現されています。

これは単なる機能追加ではなく、Splineがエコシステムとして進化していく上での重要な基盤となるものとされています。リアルタイムのコラボレーションと創造の自由を中核に構築されており、デザインプロセスそのものを効率化しながら、インタラクティビティとアニメーションを実現するための強力なコントロールを提供します。

作成したものはすべてすぐに本番環境で使用でき、あらゆるウェブサイトやアプリに簡単に埋め込むことができます。

Hanaの主な特徴

■リアルタイムデザインコラボレーション

Hanaのフレームは、エディタ内ですべて独立して動作する再生可能なコンポーネントとなり得ます。これにより、「アニメーション」モードの必要がなくなり、作成プロセスが簡素化されます。代わりに、エディタ上のフレームで直接再生することで、作成中の体験とインタラクトできます。フレームは個別にライブURLや画像としてエクスポートすることもでき、将来的にはさらに多くの形式に対応します。

リンクを共有すると、共同作業者はすぐに参加してキャンバスを体験し、貢献できます。すべての編集はリアルタイムで反映され、フィードバックは即座に返されます。すでにサポートされている Spline の 3D エディターのリアルタイム コラボレーション システムを活用しているため、チームはより速く作業を進め、同期を保つことができます。

■リアルタイムのベクターネットワーク

ベクターネットワーク(Figmaによって2016年に導入された概念)は、単一の点に3本以上の線を接続することを可能にし、あらゆる種類の形状をより簡単に作成できるようにします。

Hanaはこのアプローチを次のレベルに引き上げ、リアルタイム環境向けのベクターネットワーク作成を可能にする最初のシステムを導入します。

さらに、マルチレベルのブーリアン演算により、高度な形状や流体的なエフェクトを作成し、複雑でアニメーション可能な形状を簡単に実現できます。

■インタラクションとアニメーション

ホバーステートからキーボード入力まで、イベント駆動型のインタラクションを使用してデザインに振る舞いを追加することができます。

ツールを切り替える必要なく、ランジションをアニメーション化し、フローを構築し、動きをキャンバス上で直接試すことができます。

■プロダクション向けのエクスポートと共有

Splineの3Dエディタと同様に、Hanaでも任意のフレームからライブのインタラクティブリンクを生成できます。

すべてがプロダクションレディな環境への埋め込み用に最適化されているため、作品はエディタで見たままの状態でデプロイ(公開)先でも表示されます。

Hanaは、今後の技術発展のための基礎を築くものです。2D/3Dデザインとインタラクティブ機能を統合し、シームレスなデプロイを可能にするという、Splineエコシステムが目指す大きなビジョンの最初のステップとなるとされています。

より詳しい情報はこちらから

利用について

Hanaは、 app.spline.design で利用可能になっています。


Hana – a canvas for interactive design

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