2025年4月4日(現地時間)- Midjourney は、同社の画像生成AIの最新モデル V7 アルファ版を発表しました。
Midjourney V7 進化したポイント
プロンプト理解と品質向上
最新モデルV7は、テキストプロンプトの理解度が格段に向上し、画像プロンプトもより良く機能するようになりました。
画像品質も向上しており、あらゆる種類の身体、手、物体において、細部に至るまで一貫性が大幅に改善されています。
パーソナライズ機能がデフォルトでオン
モデルのパーソナライズ機能は、ユーザーの好みを学習して生成に活用する機能です。V7は、モデルのパーソナライズ機能がデフォルトでオンになっている最初のモデルとなっています。
この機能を利用するには、パーソナライズをアンロックする必要があります。
学習はペアランキングの投票と探索ページから行われるので、この機能が動作するには、約200ペアのランキング/いいねが必要で、これには約5分かかります。オン/オフの切り替えはいつでも可能です。
新しいドラフトモード(Draft Mode)
ドラフトモードはコストが半分で、画像を10倍の速さでレンダリングできる非常に高速な新しい生成モードです。
ウェブで使用する際、このモードを使用することでプロンプトバーが「会話モード」に変わります。例えば、「猫をフクロウに置き換えて」とか「夜にして」と指示するだけで、プロンプトが自動的に調整され、新しいジョブが開始されます。「ドラフトモード」をクリックし、次にマイクボタンをクリックすると「音声モード」が有効になり、頭に思い浮かんだことを声に出すだけで、画像を生成することが可能です。
明示的にドラフトジョブを実行したい場合は、プロンプトの後に「–draft」を使用することもできます。これは、様々なバリエーションを試したり、「–repeat」コマンドを使ったりするのに便利です。
気に入った画像があれば、その画像上で「enhance」または「vary」をクリックすると、フル品質で再レンダリングされます。ドラフト画像の品質は標準モードよりも低いですが、挙動や美的感覚は非常に一貫しているため、アイデアを忠実に反復することができます。
その他の機能と今後のロードマップ
V7は「ターボ」(Turbo)と「リラックス」(Relax)の2つのモードで提供されます。標準の速度モードは現在最適化中で、近日公開予定です。
アップスケーリング、編集、リテクスチャ機能は、現時点ではV6モデルを使用しますが、将来的にV7モデルに対応予定です。ムードボードとSREF機能は既に利用可能で、今後のアップデートでさらにパフォーマンスが向上予定です。
今後60日間は、毎週または隔週で新機能が続々と追加される予定です。特に注目なのは、新しいV7のキャラクターおよびオブジェクト参照機能とのことです。
利用について
Midjourneyの最新モデルV7は、現在サブスクライバーが利用可能です。
これを使用するには、まずV7グローバルパーソナライゼーションプロファイルをアンロック(ペアランキングの投票)する必要があります。
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