Live2D Cubism 5.3 alpha版が利用可能に!ブレンド機能の拡張、オフスクリーン描画機能の追加など

CGソフト

2025年3月25日 – Live2D は、2Dモデリングツールの最新アップデートの最初のアルファ版『Live2D Cubism 5.3 alpha』のリリースを発表しました。

新機能ハイライト

このアルファ版では、ブレンド機能の拡張、新しいオブジェクト「エイリアス」、オフスクリーン描画といった新機能をいち早く体験することができます。

【公式】Cubism 5.3 alpha 新機能ダイジェスト

ブレンド機能の拡張

Cubismでは、これまでもブレンド方式という名称で「加算」や「乗算」といった簡単な合成をサポートしていましたが、Cubism 5.3ではペイントツールのような高度な合成ができるようになりました。

ブレンドモードでは、RGBに関する合成であるカラーブレンドとアルファに関する合成であるアルファブレンドを設定できます。それぞれを組み合わせることで、従来のCubismではできなかった表現が可能になります。

カラーブレンド

Cubism 5.3のカラーブレンドでは、以下の合成方法をサポートしています。

通常:オブジェクトの色をキャンバスに表示します。デフォルトでは、こちらに設定されています。

加算:オブジェクトの色をキャンバス上の色に加算します。加算した際のオーバーフローを考慮し、明るさを抑えます。

加算(発光):オブジェクトの色をキャンバス上の色に加算しますが、オーバーフローは考慮しません。このため、加算に比べると明るくなります。

比較(暗):オブジェクトの色とキャンバス上の色を比較し、暗い方の色を表示します。

乗算:オブジェクトの色をキャンバス上の色に乗算します。
重ねた部分が、暗いカラーになります。

焼き込みカラー:キャンバス上の色を暗くして合成します。暗い部分はより暗くなるので、コントラストが強くなります。

焼き込み(リニア):キャンバス上の色を暗くして合成します。焼き込みカラーと比較すると、全体的に暗くなりクセがありません。

比較(明):オブジェクトの色とキャンバス上の色を比較し、明るい方の色を表示します。

スクリーン:オブジェクトの色とキャンバス上の色を乗算したような効果になります。乗算と違い、重ねた部分がより明るくなります。

覆い焼きカラー:キャンバス上の色を明るくして合成します。焼き込みカラーとは逆にコントラストが弱くなります。

オーバーレイ:キャンバス上の色が暗い場合は乗算し、明るい場合はスクリーンで合成します。

ソフトライト:オブジェクトの色が暗い場合は焼き込みのように合成し、明るい場合は覆い焼きのように合成します。

ハードライト:オブジェクトの色が暗い場合は乗算のように合成し、明るい場合はスクリーンのように合成します。

リニアライト:オブジェクトの色が暗い場合は明るさを落とし、明るい場合はより明るくして合成します。

色相:キャンバス上の色の輝度と彩度、オブジェクトの色の色相を組み合わせて表示する色を作ります。

カラー:キャンバス上の色の輝度、オブジェクトの色の色相と彩度を組み合わせて表示する色を作ります。

加算(後方互換):従来のCubismでの「加算」です。
※新しく追加した「加算」と区別するために、名前を変えています。こちらはプリマルチプライド形式で色を加算します。この合成方法を選択した場合、アルファブレンドは無視されます。

乗算(後方互換):従来のCubismでの「乗算」です。
※新しく追加した「乗算」と区別するために、名前を変えています。こちらはプリマルチプライド形式で色を乗算します。この合成方法を選択した場合、アルファブレンドは無視されます。

アルファブレンド

アルファブレンドについては、以下の合成方法をサポートしています。

Over:キャンバス上のアルファとオブジェクトのアルファを合成します。デフォルトでは、こちらに設定されています。

Atop:キャンバス上のアルファを使用します。重ねるオブジェクトがクリッピングされたような見た目になります。

OverAtop

Out:キャンバス上のアルファとオブジェクトのアルファの反転した値を乗算します。キャンバス上の絵をオブジェクトで切り抜いたような見た目になります。

OverOut

Conjoint Over:アルファが大きい方の影響が強く出るように合成します。

Disjoint Over:アルファが小さい方の影響が強く出るように合成します。

OverConjoint OverDisjoint Over

オフスクリーン描画の機能

オフスクリーン描画は、オブジェクトを一旦メモリ内に描画し、その後キャンバスへ転写する機能です。

これにより、描画全体をまとめてコントロールすることができるようになり、以下のような表現が可能になります。

  • 複数のオブジェクトを描画した後、全体の不透明度を変える。
  • 複数のオブジェクトを描画した後、全体をクリッピングする。
  • 複数のオブジェクトを描画した後、全体にブレンドモードを適用する。

また、オフスクリーン描画は、パーツと後述するエイリアス単位で設定することができます。

新しいオブジェクト「エイリアス」

エイリアスは、特定の描画オブジェクトやパーツを参照し、その参照元のオブジェクトをエイリアスの描画順に従って再描画する機能です。

この機能は、例えば以下のようなケースで活用されます。

  • マスクの使いまわし: あるオブジェクトを通常描画しつつ、別途マスクとしても利用したい場合
  • 重なりの調整: 透明部分を活かしながら、特定のオブジェクトの見え方をコントロールしたい場合

この機能の主な利用例としては、前髪に透かして目を見えるようにするときです。

インスペクタパレットの[オフスクリーン描画]の不透明度を設定すると以下のようなことが可能となります。

alpha版の注意

alpha版は、Cubism Editor 5.3に搭載予定の新機能や改善について、使い勝手や性能の評価を目的とする版となります。
そのため新機能をいち早くお試し頂くことが可能です。ただし、一部機能が未実装であったり、動作が不安定で想定外の動きをすることがあります。

またUIについては現在開発中の仕様に基づいており、今後変更されることがあります。
その他、不具合や仕様変更に伴い、作成したモデルファイル(.cmo3)、アニメーションファイル(.can3)などのデータが開けなくなる(互換性が無くなる)可能性があります。

alpha版を用いて作品を作ることは可能ではありますが、新機能の使い勝手や性能を“評価”する目的で利用することが推奨されています。

その他より詳しい情報はこちらから

価格とシステム要件

Cubism 5 は、Windows10, 11(64ビット版、デスクトップモードのみ)、macOS v11 (Big Sur) , v12 (Monterey), v13 (Ventura)で利用できます。

より詳しいシステム要件はこちらから

価格は、一般ユーザー・小規模事業者向けのLive2D Cubism PRO for indieは、中規模以上の事業者(直近の年間売上高1000万円以上)の方向けのLive2D Cubism PRO for businessに分かれており、以下のようになります。

  • 個人
  • 法人
  • 学生

Live2D Cubism PRO for indie

一般ユーザー・小規模事業者(直近の年間売上高1000万円未満)の方

更新可能

年間プラン

1年目:¥15,708/年
2年目:¥12,936/年
3年目:¥11,748/年

※3年目以降は3年目の割引額が適用されます。

更新可能

単月プラン
単月のみご利用の方

¥2,288/月

3年間のみ

単月3年間プラン
単月のみご利用の方

¥40,392/3年

Live2D Cubism PRO for business

中規模以上の事業者(直近の年間売上高1000万円以上)の方

更新可能

年間プラン

1年目:¥72,600/年
2年目:¥65,736/年
3年目:¥60,456/年

※3年目以降は3年目の割引額が適用されます。

更新可能

単月プラン
単月のみご利用の方

¥10,582/月

3年間のみ

単月3年間プラン
単月のみご利用の方

¥198,792/3年

Live2D Cubism PRO for indie

学生・教職員(直近の年間売上高1000万円未満)の方

3年間のみ

3年間プラン
学割クーポンを使用することで76%OFF!

3年間 ¥9,693

※クーポンを使用しなかった場合、通常価格となりますのでご注意ください。

日本全国の学生と教員を対象に「Live2D 学割プログラム」を提供しています。 学割を使用する場合は、学生及び教職員である証明が必要となります。 詳しい利用方法についてはこちらをご参照ください。

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