2025年3月20日(現地時間)- Topaz labs は、AIを使用したアップスケーリング ソフトウェアの最新アップデート Gigapixel AI 8.3をリリースしました。
新機能ハイライト
このアップデートでは、 Recover v2 アップデートによりレンダリング速度が向上、更新された右パネルデザインでモデルのナビゲーションがよりスムーズにできるようになりました。さらに、Gigaprint ではトリミング領域を正確にコントロールできるようになり、画像最適化の強化により、より鮮明で高品質なプリントが可能になりました。
Recover v2
Recoverモデルが大幅にアップデートされ、これまでよりも圧倒的に速く、高品質な結果を得られるようになりました。
Recover v2 は前世代と比べて5倍以上高速化し、アーティファクトの発生が大幅に低減されています。Apple M3 Pro では初代モデルと比較して500%以上のスピード向上が実現されており、さらに高品質な結果が得られます。


このモデルを使用するには 8GB 以上の VRAM が必要ですが、GPUの性能が不足しているユーザーはクラウドレンダリングで利用可能です。クラウドでは、新バージョンの Recover モデルによりレンダリングコストが大幅に削減されます。

右パネルデザインの刷新
新しいモデルインターフェースにより、モデルの探索がこれまで以上にシンプルで直感的にできるようになりました。
UI の最適化により、不要なスクロールを最小限に抑えることができ、使いやすさが向上しています。

Gigaprint の改善
トリミング領域の調整
Gigaprint では、トリミング領域を自由に調整できるようになり、印刷レイアウトを完全にコントロールできるようになりました。
切り抜きツールを使用すると、写真を切り抜き、縦横の向きを簡単に変更可能です。

Gigaprint の画像最適化
よりシャープでディテール豊かなプリントを実現するため、画像最適化機能が強化されました。
スライダーを使用して画像の明るさやコントラストを調整できます。

スマートズーム
これまで Gigapixel では、ナビゲーターでズームインすると再レンダリングが発生していました。このアップデートでスムーズなズームが可能になり、不要な再レンダリングが大幅に削減されました。
この機能は Photo AI にも数ヶ月前に追加されており、Gigapixel でもさらなる速度・パフォーマンス向上が継続的に行われる予定です。
クラウドレンダリングのオン/オフ切り替え
クラウドを利用せずローカルでの処理を好むユーザー向けに、UI からクラウドレンダリングを完全に無効化する機能が追加されました。
Proライセンスユーザーは引き続き、サブアカウントに対してクラウドレンダリングを強制的にオフにできます。個人ライセンスのユーザーも自身の環境でクラウドレンダリングをオフにすることができます。

既知の問題
- Photoshop プラグイン: 編集後の画像に色の偏りや縦方向の歪みが残る
- macOS Ventura: 生成モデルがサポートされていない
- Intel Mac: 生成モデルの使用時にクラッシュやその他の問題が発生する可能性あり
- レンズ補正: 変更を適用するにはアプリの再起動が必要
価格とシステム要件
Gigapixel AI は、MacOS Big Sur 11.0以降、Windows 10, 11 (64 bit only)の、スタンドアロンアプリケーションまたは、Adobe LightroomClassic、Photoshopプラグインとして利用できます。
詳しいシステム要件はこちらのページから。
通常版の価格は99.99ドルです。新規購入には、MacまたはWindows用と2シートのライフタイムライセンス、および1年間の定期アップグレードが含まれます。
プロライセンスはサブスクリプションとなっており499ドルからです。
■アップグレードについて
- 1年以上前にGigapixel AIを購入された方は、アップグレードライセンスを購入し、Gigapixel の最新版と1年間の継続的なアップグレードを入手することができます。
- 過去1年以内にGigapixel AIを購入された方は、アップグレードライセンスにこの最新リリースが含まれています。Gigapixel はこちらからダウンロードできます。
セール情報
アップデート記念でフラッシュセールが開催中です。
このセールでは、Gigapixelの購入&アップグレードが15ドルお得になります!
- 新規購入:$99 → $84
- アップグレード:$79 → $64
期間は2025年4月9日まで(現地時間)です。
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