今年もアカデミー賞の季節がやってきました。
授与式もまもなくということで、ここでは視覚効果賞部門 の最終候補作品のブレイクダウン動画を紹介したいと思います。
アカデミー賞最終候補VFXブレイクダウンをチェック!
『Alien: Romulus』(エイリアン:ロムルス)
本作では、エイリアンのデザインに最新のアニマトロニクス技術を採用し、CGに頼らないリアルな質感と動きを表現しています。また、宇宙ステーション内の緻密なセットデザインと相まって、観客に圧倒的な臨場感と恐怖を提供しています。
作品あらすじ:『Alien: Romulus』は、2142年にウェイランド・ユタニ社の無人探査機が宇宙船ノストロモ号の残骸からエイリアンの繭を回収し、その後、植民惑星ジャクソンズ・スターで孤児のレイン・キャラダインと彼女のアンドロイドの義兄弟アンディが過酷な労働環境からの脱出を試み、廃棄された宇宙ステーション「ルネサンス」に仲間と共に向かいます。そこで彼らは恐怖の生命体エイリアンと遭遇し、生存を賭けた戦いに巻き込まれます。
VFXスタジオ: ILM(Industrial Light & Magic)、Fin Design + Effects、Image Engine、Tippett Studio、Weta FX、Wylie Co.、Atomic Arts、Metaphysicなど
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『Better Man』(ベターマン)
イギリスのポップスター、ロビー・ウィリアムスの波乱万丈な人生を描いた半自伝的ミュージカル映画です。彼の音楽キャリア、成功、挫折、そして復活の物語が、独特の映像表現と音楽で綴られています。
本作では、主人公であるロビー・ウィリアムスを全編にわたりCGのチンパンジーとして描くという斬新な手法が採用されています。この独創的な映像表現により、観客は彼の内面世界や葛藤を視覚的に体験できます。
VFXスタジオ:Weta FXなど
『Dune: Part Two』(デューン 砂の惑星 PART2)
『Dune: Part Two』は、前作に続き、主人公ポール・アトレイデスが砂漠の惑星アラキスでの権力闘争やフレーメンとの関係を深め、運命に立ち向かう姿を描いた壮大な叙事詩です。
本作では、広大な砂漠の風景や巨大なサンドワームなど、圧倒的なスケールの映像美が特徴です。前作同様、リアルとCGを融合させた高度な視覚効果を見ることができます。
VFXスタジオ: DNEG、Wylie Co.、Rodeo FX、Territory Studioなど
『Kingdom of the Planet of the Apes』(猿の惑星/キングダム)
「猿の惑星」シリーズの新章として、知性を持った猿たちが人類と共存を模索しながらも、内部での権力闘争や外部からの脅威に直面する物語です。新たなリーダーの台頭と、種族間の緊張が描かれます。
モーションキャプチャー技術を駆使し、猿たちのリアルな表情や動きを実現しています。自然環境やアクションシーンの迫力ある映像も、シリーズの魅力を引き立てています。
VFXスタジオ:Weta FXなど
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『Wicked』(ウィキッド ふたりの魔女)
「オズの魔法使い」の前日譚として、エルファバ(後の西の悪い魔女)とグリンダ(良い魔女)の友情や葛藤、そして彼女たちの運命を描いた物語です。
魔法の表現や幻想的な世界観を再現するための華麗な視覚効果が特徴です。
VFXスタジオ:ILM (Industrial Light & Magic)、Framestore、OPSIS、Outpost VFXなど
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アカデミー賞最終候補リスト
第97回アカデミー賞授賞式について
第97回アカデミー賞授賞式は、2025年3月2日(日)、オベーション・ハリウッドのドルビーシアターで開催され、東部標準時午後7時/太平洋標準時午後4時(日本時間3月3日午前9時) にABCで生放送、Huluでライブストリーミングされ、世界200以上の地域で生中継予定です。
昨年に続き第97回アカデミー賞のソーシャルメディア大使兼レッドカーペット特派員は、イギリスのコメディアン、放送作家、プロデューサーである アメリア・ディモルデンバーグ 氏が務めます。授賞式シーズン中、主要イベントでのインタビューや、レッドカーペットでの取材を担当予定とのこと。
ACADEMY ANNOUNCES UPDATES TO 97TH OSCARS® SEASON KEY DATES AND EVENTS
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