Substance 3D Designer 14.1 がリリース!スプラインとパスノードが強化!

CGソフト

2025年1月14日(現地時間) – Adobe は、マテリアルオーサリングソフトウェアの最新アップデート Substance 3D Designer 14.1 をリリースしました。

新機能ハイライト

このアップデートでは、スプラインとパスのノードセットの完成度を高めるための改良と新しいノードの追加が行われています。さらに、日常的な使い勝手を向上させる新機能も追加されています。

スプラインとパスのアップデート

スプラインとパスノードはバージョン13.0で導入された機能ですが、この度ユーザーからのフィードバックを受け初めての改良が行われました。

Scatter Splines on Splinesノードが追加され、Mask to PathsノードとSpline Bridge Listノードの強化が行われています。

アップデート内容は以下の通りです。

  • 親スプラインに沿ってスプラインを分配するScatter Splines on Splinesノードが追加され、通常のScatterノードと同様のオプションが利用できるようになりました。
  • Mask to Pathsノードが強化され、パス上の最初の頂点の位置をよりコントロールできるようになりました。
  • Spline Bridge List ノードにランダム性を導入できるようになりました。
Master the Scatter Splines on Splines Node in Substance 3D Designer | Adobe Substance 3D

日常的な使い勝手を向上させる4つのツール

グラフのレイアウトを素早く改善するノード配置ツール、パラメータセットを別のノードに適用するパラメータのコピー/ペースト、グラフのデバッグ中に特定のピクセルを追跡する2Dビューのピクセルピン、検索の改良といった4つの日常的な使い勝手を向上させる新機能が追加されました。

ノード整列ツール

きれいで読みやすいグラフを維持したい場合に使用するノードの整列(node alignment)ツールが全面的に改良されました。

ノードを均等に(水平または垂直に)配置することができるようになり、さらにノードの重なりを避けて整列することができるようになりました。両機能とも、ノードの実際のサイズが考慮されます。

パラメータのコピー/ペースト

あるノードのパラメータをコピーして、別のノードにペーストすることができるようになりました。

この機能を利用すると、ターゲットノードの一致するパラメータはすべて、ソースノードの値に更新されることになります。例えばカラーノードのパラメータをグレースケール版に引き継ぎたい場合、またはその逆の場合に非常に便利な機能です。(例:Tile Sampler node)

2Dビューのピクセルピン

2Dビューの新しいカラーサンプラーツールでは、選択したピクセルにピンをドロップして、そのピクセルの値を追跡できるようになりました。

これは、グラフ内の複数のノードにわたって同じピクセルの情報を常に表示するのに便利な機能です。

検索の改良

ノード検索ツールにいくつかの改良が加えられました。

  • より深い検索のために、再帰(recursive)モードを有効にできるようになりました。
  • 正確な用語を検索したい場合のため、あいまい(fuzzy)モードを無効にすることができるようになりました。
  • ノードファインダーツール(node finder tool)を有効にすると、フォーカスが自動的に検索フィールドに設定されるようになりました。
  • ツールバーのレイアウトを見直し、省スペース化。
4 New Features for Better User Experience in Substance 3D Designer | Adobe Substance 3D

価格とシステム要件

Substance 3D Designer 14 は、Windows 10 (64bit, Version 22H2)以降、macOS 12 Monterey 以降、Linuxで利用できます。

より詳しいシステム要件はこちらから

Substance 3D Designer は、Adobe Substance 3D アプリのサブスクリプションプランに含まれています。

  • Adobe Substance 3Dテクスチャリングプランには、Painter、Designer、Samplerアプリと、毎月30点の3Dアセット、100GBのクラウドストレージ、 毎月25の生成クレジットが含まれています。 
  • Adobe Substance 3D Collectionプランには、Painter、Designer、Sampler、Stager、Modelerアプリと、1か月あたり最大50の3Dアセット、100GBのクラウドストレージ、毎月25の生成クレジットが含まれています。 
  • グループ版Adobe Substance 3D Collectionプランには、5つのアプリ、毎月ユーザー1人あたり100点の3Dアセット(グループ内プール可能)、1TBのストレージ、毎月25の生成クレジットとライセンス管理や高度なサポートが含まれています。

価格は次のようになっています。

Adobe Substance 3D
Texturing 個人版
月々プラン月々払い2,680円
年間プラン月々払い29,980円
Adobe Substance 3D
Collection 個人版
月々プラン月々払い6,680円
年間プラン月々払い6,480円
年間プラン一括払い74,380円
Adobe Substance 3D
Collection グループ版
年間プラン月々払い13,380円
年間プラン一括払い160,564円

価格ページへ

学生・教員向けライセンス

Substance 3Dは、大学・高等教育機関向けCreative Cloudコンプリートプラン(小中高校は対象外)に含まれており、追加料金なしで利用できます。高等教育機関向けプランにアセットは含まれていません。

また、Substance 3D Collection アプリは、高等教育機関の学生と教師が無料で利用できます。(非営利、教育目的での使用のみ)

■Steam版ライセンス

Steam で2024年末まで無料アップデートが可能な永久ライセンスの購入が可能です。(※Substance 3D アセット プラットフォーム (以前の Substance Source) へのアクセスは含まれません。)

価格は22,000円です。今回のアップデートはまだ2024に含まれているようです。


Substance 3D Designer ウェブサイトへ

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