2024年12月10日(現地時間)- Altair は、SketchUpとRhino 向けレンダリングプラグインの最新アップデート Thea Render v4.0 をリリースしました。
Thea Renderについて
Thea Renderは、Altair Engineeringによる最先端のアンバイアスエンジンとGPUエンジンを搭載した3Dレンダラーです。
SketchUpとRhino 統合プラグインとして利用でき、両ソフトウェア内で建築や製品向けの高品質のフォトリアリスティック レンダリングを作成できます。
新機能ハイライト
このリリースでは、競合他社を上回るとされている新しいレンダーエンジンが導入されました。
さらに、スキャッター&ファーツール、ユーザーインターフェースの刷新、新しいマテリアルエディタなどの新機能が追加されています。
Thea Render Nitroエンジン
優れたパフォーマンスとインタラクティブ性を持つ全く新しいNitroエンジンがゼロから構築されました。すべてのエンジンは同じフレームワークの中で動作し、クリック一つで切り替えることができます。
ハードウェアレイトレーシングコアを活用したこの新しいエンジンは、以前からある Thea Render Prestoエンジンよりもさらに高速で、最新のすべてのNVidia、AMD、IntelディスクリートGPU、およびApple Silicon GPUをサポートしています。
※NitroとPrestoのインタラクティブなビューポートレンダリングの比較。RTX 2070(ラップトップ)を使用してレンダリング。
スキャッターツール
スキャッターツールを使って草原を作成し、植物や樹木を配置できるようになりました。
ファーツール
サーフェスをファーで覆い、ラグや布などをより見栄えよく仕上げることができるようになりました。
ユーザーインターフェースの刷新(Rhino)
ユーザーインターフェイスが、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために再設計されました。
完全に統合され、ダークテーマとライトテーマの両方が利用できます。
新しいマテリアルエディタ
メタリック(metallic)/ラフネス(roughness)ワークフローをサポートする新しいPBR準拠のマテリアル定義が導入されました。
トーンマッピングのバリエーション
彩度、色相、ガンマなどのビットマップのトーンマッピングパラメータをランダム化して、単一のマテリアルを使用してシーンにバリエーションを追加できるようになりました。
Intel Open Image Denoise (GPU アクセラレーション)
Nitroエンジンは、最新のGPUに対応したバージョンの Intel Open Image Denoise を使用しているので、インタラクティブレンダリングに使用することができます。
価格とシステム要件
詳しいシステム要件の確認はこちらから( SketcUp / Rhino )
SketchUpとRhinoのライセンスは別々で、各ライセンスの価格は年間シングルフローティングリースライセンスが280ドル、3年間シングルフローティングリースライセンスが675.00ドルです。
Altair Student Edition バンドルの一部として無料の学生版も利用可能のようです。
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