Specoolar氏によるBlenderジオメトリノードを利用した流体シミュレーションツールの最新アップデート Cell Fluid 2.0 の紹介です。
Cell Fluidとは
シミュレーションはシーンの高さフィールドに基づいた、変位が適用された2Dグリッドメッシュで行われるため比較的軽量となっています。
また、流体の任意の状態をフローマップ付きの静的メッシュにベイクする機能も搭載しています。
基本的な機能は以下の記事をご覧ください。
新機能ハイライト
このリリースでは、解像度のコントロール、マテリアルとテクスチャの改善、カーブガイド、海のブレンディングといった多くの機能が追加されました。
■解像度コントロール
解像度を上げてディテールを向上させたり、下げてスケールの大きなシミュレーションを行うことができるようになりました。
■マテリアルとテクスチャの改善
Eevee Nextのノイズの多いレンダリングが修正されました。見た目が全体的に改善しました。
■カーブガイド
カーブを使って流体の流れをコントロールできるようになりました。
■海のブレンディング
流体の境界と海面をシームレスにブレンドして自然に延長できるようになりました。
海の波はバンプマップであり、実際のジオメトリではないことにご注意ください。
■新しいシェーダーとサンプルマテリアル
溶岩(Lava)、様式化された水(Stylized Water)、オイル(Oil)、ジュース(Juice)の新しいシェーダーとサンプルマテリアルが追加されました。
■その他
- カスタムフレームレンジ:タイムスケールを高い値に設定することで、シミュレーションを高速化できるように
- ポストサブディビジョン:ディテールを強調するための追加サブディビジョン。
- UIの再編成
- クリーンアップとバグフィックス
- Blenderの最小サポートバージョンが4.1に
価格とシステム要件
CellFluids 2.0を使用するには、Blender 4.1またはそれ以降のバージョンが必要です。
EeveeとCyclesの両方で動作します。
価格は25ドルです。
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