Blender版 V-Ray ベータ版が利用可能に!

プラグイン

2024年12月10日(現地時間) – Chaos は、同社のレンダリングツールのBlender版「V-Ray for Blender 」 のベータ版を発表しました。

アカデミー賞を受賞した実績のあるレンダラーがBlenderに登場

数々の賞を受賞し、制作現場で実績のあるレンダリングツールがBlenderで利用できるようになりました。

この統合プラグインにより、Blenderエクスペリエンスにシームレスに統合されたレンダリングワークフローで、V-Rayのパワフルで多機能なレンダリングができます。

また、ビルトインのポストプロセス機能、6,000以上の無料レンダーアセット、クラウドレンダリング、コラボレーションツールといった追加アセットやツールも含まれています。

Vrayの基本機能

魅力的な静止画やアニメーションのレンダリングに必要なものが揃っています。主要機能は以下の通りです。

レンダリング

数々の賞を受賞し、制作現場で実証済みのレンダリング機能で、あらゆるものをレンダリングできます。

スケーラブルでパワフルなレンダリング

クオリティを追求し、スピードを最適化し、スケーリングに対応したレイトレーサーである V-Rayは、パワフルなCPU、GPU、ハイブリッドレンダリングにより、ハードウェアを最大限に活用し、あらゆる規模のプロダクションの要求に応えることができます。

あらゆるプロジェクトに対応するソリューション

V-Rayは、クリエイティブな作業において信頼できるツールであり、本物そっくりのコースティクスを持つハイエンドの超リアルなレンダリングから、アニメーションやカートゥーン用のスタイライズされたルックまで、多彩な機能を提供します。

よりシャープでクリーンなレンダリング

NVIDIA AI DenoiserとIntel® Open Image Denoiserを搭載。

また、V-Rayのホタル除去レンダリングオプションをチェックすれば、明るいピクセルを自動的に検出して除去することができます。

合成に対応したコンテンツ

マルチチャンネルやディープEXR出力、Cryptomatte、Light Path Expressionsなど、高度な合成のための豊富なレンダーチャンネルセットで、クリエイティブなコントロールが可能です。

ライティング

フォトリアリズムでシーンを照らしたり、思い描くアーティスティックなエフェクトを作成することができます。

リアルなライティング

V-Rayのグローバルイルミネーション(GI)により、シーンにリアルなライティングを実現できます。光の跳ね返りやサーフェスとの相互作用を正確にシミュレートし、自然なシャドウ、反射、アンビエントライティングを作成できます。

レイトレース方式とハイブリッドグローバルイルミネーション方式から選択でき、品質と速度のバランスをとることができます。

人工照明の多様性

V-Rayの幅広いライトタイプで、あらゆるタイプの人工照明をシミュレートできます。

フォトリアリスティックな精度を追求する場合でも、クリエイティブで精度の高くない照明エフェクトを試してみる場合でも、優れた柔軟性とツールを提供します。

自然光と空

V-Ray Sun & Sky モデルで、プロシージャル雲システムで、さまざまな高度から薄明かりの微妙な美しさを表現したり、シーンに最適な曇り空を作成したりできます。

エアリアルパースペクティブと環境フォグで奥行きと雰囲気を出すこともでkぢます。

画像ベースのライティング

ハイダイナミックレンジ画像(HDRI)を使用すれば、自然光や人工光の本物のクオリティを正確に再現できます。

V-Ray Dome LightのFiniteモードでは、ドームライトのスケールを設定し、ブレンド設定を微調整することで、CGIを現実の環境映像にシームレスに統合できます。

カメラ&レンズエフェクト

リアルなカメラコントロールで、レンダリングに映画のようなクオリティを追加できます。被写界深度やモーションブラーなど、本物のフォトグラファーのように画像をレンダリングできます。

V-Ray Frame Bufferのレンズポストエフェクトを使えば、自動露出とホワイトバランス設定、ブルーム、グレア、ダスト、スクラッチなどのリアルなカメラレンズエフェクトを簡単にシミュレートできます。

マテリアルとテクスチャ

V-Rayの豊富なシェーダとテクスチャを使えば、フォトリアリスティックからスタイライズされたデザインまで、あらゆるルックを作成できます。

シェーダー

V-Rayの豊富なシェーダセットにより、あらゆるシーンで多彩なルックを作成できます。

本物そっくりの髪やリアルな金属、半透明の肌のようなサーフェスや複雑なレイヤーエフェクトまで、V-Rayは、本物そっくりのマテリアルを作成したり、アーティスティックなエフェクトを実現するためのツールを提供します。

テクスチャ

自然なサーフェス、複雑なパターン、複雑なレイヤーマテリアルなど、V-Rayの強力なテクスチャツールキットは、あらゆるプロジェクトの環境やアセットを柔軟に作成できます。

プロシージャルテクスチャやテクスチャユーティリティなどの多彩なオプションにより、あらゆるルックを実現できます。

シェーディング言語

V-RayはOSL(Open Shading Language)とGLSL(OpenGL Shading Language)シェーダーをサポートしており、プラットフォーム間で簡単に移行可能なカスタムプロシージャルシェーダーを柔軟に作成できます。

ジオメトリツール

V-Rayには、複雑なジオメトリを簡単に作成、管理するためのツールも搭載されています。

V-Ray Proxiesを使用すると大規模なシーンを効率的にレンダリング、V-Ray Clipperで任意のメッシュオブジェクトを使用して複雑な切り抜きや 断面を簡単に作成、BlenderのHairソリューションのサポートでリアルな髪や毛皮を実現します。

他のツールやチームとの連携

ユニバーサルなV-Rayシーンファイル形式のおかげで、BlenderはあらゆるV-Rayベースの制作パイプラインに対応できるようになります。

ジオメトリ、ライト、シェーダ、テクスチャを含むシーンをエクスポートし、V-Rayをサポートする他のDCCにリファレンスとしてインポートできます。正確でレンダリング可能なアセットとライトの転送により、アセット変換に費やす時間を最小限に抑え、制作工程全体で一貫した結果が得られます。カスタムスクリプトを使用して、マテリアルも転送およびマッチングできます。

追加のツール

上記の主要機能に加えて、以下のようなクリエイティブなワークフローを向上させるツールが利用可能です。

ビルトインのポストプロセス

V-Ray Frame Buffer (VFB)は、画像の表示や管理をはるかに超えた、V-Rayに直接統合された強力なポストプロセッシングツールです。

ライトミックスを使用すると、再レンダリングすることなく、ライトやライトマテリアルの色や強度を調整でき、VFBのカラーコレクションを使用すると、レイヤー合成、ピクセルパーフェクトマスキングなどでレンダリングを微調整できます。

無料のレンダリング準備完了コンテンツ

増え続けるアセットライブラリ、Chaos Cosmosを使えば、わずか数クリックでシーンを構成できます。

V-Rayのインターフェイスから直接アクセスできる様々なカテゴリから、6,000を超える無料の高品質ですぐにレンダリング可能な3Dアセット、マテリアル、HDRIを選択できます。

クラウドでレンダリング&コラボレーション

V-Ray for Blenderは、プレゼンテーション、レビュー、レンダリングのためのシームレスなクラウドベースのワークフローを可能にします。

Chaos Cloudを使えば、同僚やクライアントと作品を共有し、いつでもどこでもレビューや注釈を加えることができます。

締め切りが厳しく、ローカルのハードウェアが不足する場合でも、ボタンを押すだけで、V-Rayのインターフェイスから簡単にプロジェクトを直接提出し、レンダリングできます。

より詳しい情報は公式ドキュメントページへ、サンプルシーンもダウンロード可能となっています。

ベータ版に参加

V-RayはWindowsとBlender 4.2と互換性があります。

Chaosはサポートを拡大したいと考えているとのことで、簡単なアンケートが実施されています。

ベータライセンスはテスト期間全体にわたって有効です。


Join the V-Ray for Blender beta

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