2024年11月7日(現地時間)- Foundry は、Modoの開発を終了することを発表しました。
Modoについて
Modo は3Dモデリング、アニメーション、およびレンダリングのための3Dソフトウェアです。
2001年、NewTek(LightWave 3D の開発元)の上級管理職と主要なLightWaveエンジニアたちが、LightWaveのワークフローと技術の全面的な書き換えについて意見が対立しました。その結果、LightWaveの主要なエンジニアたちがLuxologyを設立し、Modoの開発が開始しました。
こういった経緯からModoは、LightWaveの開発チームの多くのメンバーが関わり、その経験と知識が設計に反映されており、LightWaveの直感的なインターフェースと高度なツールセットを継承しつつ進化させたソフトウェアでした。特にその直感的なインターフェースと高度なツールセットでモデリング分野において定評がありました。
2012年10月には最初の開発元であるLuxologyとThe Foundry社間において経営統合がなされたことにより、The Foundry社が提供する合成編集ツール「Nuke」などの製品ラインアップの一つとして加わりました。
Modo の開発終了が決定
Foundryは、今年後半にリリースされるModo 17.1 を最後に、3DモデリングツールModoの開発を終了することを決定しました。
この戦略的決定により、Foundry社は中核製品に集中し、メディアおよびエンターテインメント業界の進化するニーズに対応する新しいソリューションに投資することができるとしています。
■今後のサポートについて
メンテナンスまたはサブスクリプションを利用中のユーザーは、現在の契約期間が終了するまでサポートを受けることができ、将来もModoを使用できるように10年間の延長ライセンスを取得することができます。
メンテナンスまたはサブスクリプションをご利用中のすべてのユーザーには、必要に応じてマシン間で移動できる拡張ライセンスの取得方法を説明したメールが送られます。
問題に対する解決策や回避策を調査し提供され続けますが、今後の製品リリース(機能リリースまたはメンテナンスリリース)は予定されていません。
Modoは将来のオペレーティングシステムでも機能し続けられる可能性がありますが、潜在的な不具合に対処するためのパッチやアップデートは発行されないので、将来のオペレーティングシステムアップデートとの互換性は保証されません。そのため、できるだけ早く代替の3Dワークフローに移行されることが推奨されています。
Modoの製品ダウンロード、ドキュメント、学習コンテンツ、サポートナレッジベースは2025年11月まで利用可能です。Modoフォーラムは2024年12月まで利用可能です。
Foundry announces strategic decision to wind down development of 3D modeling tool, Modo
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