Autodesk、動画から編集可能な3Dシーンを生成できる Wonder Animation のベータ版を発表!

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2024年10月30日(現地時間)- Autodeskは、5月に買収を発表したWonder Studioで利用できる最先端のVideo to 3D Sceneテクノロジーを活用した、アニメーション映画向けの新しいAIソリューション『Wonder Animation』のベータ版を発表しました。

Wonder Animation とは

『Wonder Animation』は、あらゆる場所であらゆるカメラを使って撮影されたシーンを、3D環境でCGキャラクターが登場するアニメーションシーンに変換することができる Video to 3D Scene テクノロジーを搭載したWonder Studioの最新機能です。

Introducing Wonder Animation: Powered by Video to 3D Scene Technology

Wonder AnimationのVideo to 3D sceneテクノロジーの最も特徴的な点は、複数のカットや様々なショット(ワイド、ミディアム、クローズアップ)でシーケンスを撮影・編集できることです。この技術はAIを使ってシーンを3D空間に再構築し、各カメラの位置や動きとキャラクターや環境との関係を一致させます。

これにより、アーティストの実写シーンをバーチャルに表現し、1つの3Dシーンにすべてのカメラセットアップとキャラクターの体や顔のアニメーションを盛り込み、Maya、Blender、Unrealなどの好みのソフトウェアで完全に編集可能な要素(アニメーション、キャラクター、環境、照明、カメラトラッキングデータ)を作成することができます。高度なモーション予測が使用されているので、体がオブジェクトの後ろに隠れていたり、フレームの外側に一部出ていたりするアクターが数フレーム完全に消えてしまう場合でも、3D空間でリアルな体の動きを実現できます。

AIの進歩は目覚しいものがありますが、現在AIはワンクリックで解決できるという誤解があります。Wonder Animationは、アーティストが完全なクリエイティブ・コントロールを保持しながら、完全なアニメーション映画の制作に一歩近づけることに重点が置かれています。Autodeskは、「現在一般に普及している生成AIツールのブラックボックス化されたアプローチとは異なり、私たちは自動化された出力に頼るのではなく、アーティストにビジョンを形作る力を与えます。」としています。

その他のアップデート内容の確認はこちらから

利用について

Wonder Animationは、Wonder Studio のベータ版の機能として利用することができます。

Wonder Studio ウェブサイトへ


Introducing Wonder Animation: New AI solution for animated films, powered by cutting-edge Video to 3D Scene technology

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