アセットとワークフロー管理、レビューと承認、コラボレーションのためのクラウドプラットフォーム Frame.io V4 が正式リリース

CGソフト

2024年10月14日(現地時間)- Adobe は、Adobe MaxでにおいてFrame.ioの新バージョンの一般提供を発表しました。

Frame.io V4

Frame.io V4は、より速く、より高性能で、より直感的になるようにゼロから再設計されました。アセットとワークフロー管理のための新機能、レビューと承認、コラボレーション体験のための強力な機能強化により、バージョン4はこれまでリリースした中で最も充実したアップデートとされています。

クリエイティブなワークフローは、多くの場合、複数のクリエイティブツールを使用し、アイデア出しから完成まで反復的な作業を行うため、汎用のストレージやタスク管理アプリケーションは、意図しない摩擦を引き起こす可能性があります。Frame.ioはこの問題に対処し、すべてのクリエイター、コラボレーター、関係者、そして彼らが作業しているアセットを一箇所に集中させるために開発されました。

V4では、メディアの整理、作業の管理、レビューのための共有、コラボレーション、アセットの交換と配信、これらすべてを1つのプラットフォームで実現できます。

Frame.io – Creative Collaboration

新機能ハイライト

V4 では、ビデオポストプロダクション機能をベースに、オーディオ、写真、デザイン、その他のクリエイティブワークフローのコラボレーションをサポートするよう拡張されました。

多くの新機能、まったく新しいデザインの UI、そして Frame.io のパフォーマンスと機能に対する多くの改善に加えて、Frame.ioのCamera to CloudエコシステムにCanon、Nikon、Leicaが追加され、メディアを撮影現場からそれを扱う必要のある人々へ、素早く、簡単かつ安全に提供できるようになりました。

Short Cuts: Welcome to the New Frame.io

全く新しいFrame.ioパネルデザインは、お好みの方法でアセットを表示することができます。

カスタムメタデータとコレクション

新しいメタデータ(Metadata)モデルにより、クリエイターとそのチームは、生産性を高めるカスタムワークフローを設計しながら、アセットを簡単に整理・管理することができるようになりました。

評価、担当者、期限、メディアタイプ、ソーシャルメディアプラットフォームなど、すぐに使えるメタデータやカスタムメタデータでアセットにタグ付けすれば、「コレクション」と呼ばれるスマートフォルダを簡単に作成して、作業方法に応じてアセットを自動的に更新、整理、表示することができます。

V4 Beta: Metadata & Collections

例えば、クライアントや関係者との多段階レビューや承認を促進するコレクションを作成したり、デイリー配信を管理したり、リリース日ごとにクリエイティブアセットを整理し、ソーシャルメディアプラットフォームごとに並べ替えたりすることができます。

カスタムメタデータタグを使ってコレクションを作成し、アセットを自由にグループ分けできます。

強化されたビューア

最新のストリーミングプレーヤーは、バッファリングや中断を最小限に抑え、優れた再生を保証します。新しいフレーム精度のホバーとスクラブ中の高解像度プレビューにより、希望のクリップの場所に移動しても、各ピクセルが完璧な鮮明さで表示されます。

新しいプレーヤーでは、すべてのピクセルが非常に鮮明に表示されます。

コメントの添付ファイル

Frame.ioは、ビデオワークフローにおいて業界最高レベルとして広く認知されていますが、写真、デザイン、ドキュメントなど、さまざまな種類のファイルにも対応し、クリエイティブチームがメディアを整理、共有、活用するための単一のプラットフォームとなっています。

それと共に、完全に刷新された比較ビューアとレビュー・コメントシステムは、ポイント&クリックの注釈、絵文字、コメント添付、合理化されたハッシュタグ、よりスマートな@メンションにより、より具体的なフィードバックが容易になりました。

比較ビューアーは、レビューとコメントシステムと共に再設計されました。

共有

共有機能は、外部リンクを作成して、共同作業者、クライアント、プロデューサー、関係者などにメディアを送信し、レビューしてもらう方法です。

アセットの作成が終わり、作品を共有する準備ができた後、Frame.io を使用すると、メディアを選択して共有アイコンをクリックするだけで、新しい共有リンクをすばやく生成できます。

ロゴ、説明、背景画像などのブランド化オプションから、パスフレーズ、有効期限、権限などのプライバシー設定まで、完全にカスタマイズすることが可能です。

V4 Beta: Beautiful Branded Sharing

再設計されたiOSとiPadアプリとセキュリティ

再設計されたiOSとiPadアプリは、これまで以上に簡単に外出先からプロジェクトに接続できるようになりました。さらに、Frame.io は、アクセスをコントロールできる強固なセキュリティ機能を備えています。TPN Gold Shield、SOC 2 Type 2、ISO 27001認証、およびエンタープライズグレードのセキュリティにより、クリエイティブな アセットは、世界中に共有する準備が整うまで保護されます。

Lightroomコネクション

これまでベータ版としてリリースされていたFrame.ioのLightroomへの直接接続が一般公開されました。

Frame.ioのCamera to Cloudとお気に入りのハードウェアプロバイダとの統合により可能になったこのコネクションによって、可能な限り最速のフォトワークフローが可能になります。

フォトグラファーは、Frame.ioのCamera to Cloud経由でアップロードされたすべての画像をLightroomアカウントに自動的に転送できるようになりました。また、フォトグラファーはFrame.ioで選択を行い、編集のためにベスト画像をLightroomに送るといった新しいワークフローも可能です。

編集者は、どこにいてもリアルタイムで画像にアクセスすることができ、画像のレタッチや編集が終わると、Frame.ioにアップロードし直して納品や 配信を行うことが できます。テザリングは不要で、メディアを削除してダウンロードする必要もありません。

新しいCamera to Cloudパートナー

新しいパートナーであるCanon、Nikon、Leicaが近日中に統合を発表し、それぞれの製品にC2C機能を導入することになりました。

Frame.io Camera to Cloud Standard を採用した Canon、Nikon、Leica の最初の製品は次のとおりです。  

  • Canon C400、C80 
  • Nikon Z6iii、Z8、Z9(NX MobileAir経由)  
  • Leica SL3 

これにより、世界トップクラスのデジタルカメラメーカーのほとんどがAdobeとの提携を約束したことになります。これで、さらに多くのフォトグラファーやビデオグラファーが、プロジェクトの迅速なターンアラウンド、リアルタイムのフィードバック、より大きな安心を可能にするCamera to Cloudワークフローのメリットを利用できるようになります。

Frame.ioV4とLightroomとのFrame.io connectionのリリースと組み合わせることで、Adobeは、カメラキャプチャから最終的な納品までのより直接的な道筋を提供することで、メディア管理の問題や ワークフローの非効率性を軽減し、クリエイターの障壁を取り除きます。

その他のアップデート内容はこちらから

価格について

価格プランは以下の通りです。

FreeProTeam
0ドル/月15ドル/月 または 156ドル/年25ドル/月 または 264ドル/年
今すぐFrame.ioを体験できます。
クレジットカードは必要ありません。
安全かつ簡単に、美しくシェアとプレゼンテーションが可能。ブロッカーを取り除き、高品質のコンテンツをより速く作成して配信。
最大2メンバー
2GBストレージ
最大2プロジェクト
Camera to Cloud
Freeのすべてに加えて:
最大5メンバー
2TBストレージ
無制限のプロジェクト
カスタムブランドのシェア
パスフレーズ保護付きシェア
シェアリンクの有効期限
シェアの権限
コメント添付
Proのすべてに加えて:
最大15メンバー
3TBストレージ
制限付きプロジェクト
内部コメント

他にも企業向けプランが用意されています。

より詳しい情報はこちらから


Frame.io V4: The fully reimagined platform is now available for all

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