Topaz Photo AI v3.2 がリリース!3つの新しいシャープモデルの追加、オートパイロットの改善など!

CGソフト

2024年8月24日(現地時間)- Topaz Labs は、画像品質を向上するための AIを活用したツールの最新アップデート Topaz Photo AI 3.2 をリリースしました。

新機能ハイライト

このバージョンでは、シャープネスの新モデルやオートパイロットの新機能など多くの新機能が追加されています。

3つの新しいシャープモデル

Lens Blur v2、Natural、Refocusモデルが導入されました。それぞれのモデルは、特定のシナリオの下で独自の強みを持っています。

Lens Blur v2

このモデルでは、シャープネス処理に新しいアーキテクチャが採用されています。強いレンズブラーを非常にうまく修正し、画像全体に均一な仕上がりになります。また、前世代のシャープモデルで見られた、一部の領域がシャープになり、他の領域がシャープにならないパッチアーティファクトも防ぐことができます。

Natural

Naturalモデルは、StandardモデルやStrongモデルに代わる、ディテールの細かい画像をリアルで繊細なシャープネス処理にするための優れたモデルです。フィードバックやユーザーインタビューを通じて、デフォルト設定でオートパイロットが画像をシャープにしすぎることは一般的な問題であることがわかっており、このようなシナリオに対処するためにNaturalモデルが導入されました。

Refocus

既存のシャープモデルは、ピントが合っている領域をシャープにしすぎる一方で、ピントが合っていない領域を十分にシャープにしないことがあります。Refocusモデルは、フォーカスがわずかにずれているような状況で使用する必要があります。最高の結果を得るために、ぼかしが強い場合や非常にソフトな画像に使用することが推奨されています。

オートパイロットの改善

オートパイロットに、パーソナライズされたモデルと強度の設定の編集方法を教えることができるようになりました。

オートパイロット(Autopilot)はPhoto AIで最も重要な機能の一つで、画像解析を使用して、補正の推奨、モデルの選択、各フィルターの設定と強度を決定します。オートパイロットがより賢くなるにつれて、アプリケーションは、編集にかかる時間を短縮し、より高品質な結果を生成することで、画像の編集をより支援してくれるようになります。

パーソナライズされたモデル

このバージョンでは、オートパイロットはユーザーから学ぶことができるようになりました。手動で強さ設定を調整し、画像を書き出すたびに、Photo AIはそれを記憶し、次回、より良いスタートポイントを提供します。

Photo AIで編集する写真を増やせば増やすほど、その機能は向上します。しかも、これらすべてをオフラインで実行することが可能です。

適応モデル強度

オートパイロットは、画像のノイズ除去やシャープネス処理に自動的に適応するようになりました。特定の種類の画像を他の画像よりも若干シャープにしたい場合や、シナリオによってはノイズ除去を若干控えめにしたい場合、Photo AIは時間の経過とともに徐々に好みを予測するようになります。

また、AIは画像のぼかしやノイズによって好みが異なることを認識し始めます。時間が経つにつれて、アプリケーションは様々なタイプの画像を編集する方法に適応していきます。

開始時の強さ設定(左)と5回エクスポートした後のパーソナライズされた強さ設定(右)

適応モデル選択

このバージョンのPhoto AIでは、編集中の画像の種類に応じて、Autopilotが自動的にお好みのモデルを事前に選択してくれます。

これは、アップスケーリング、シャープネス、ノイズ除去モデルで機能します。

また、Autopilotは最も人気のあるモデルを選ぶだけでなく、検出された画像のプロパティに基づいて選ぶこともできます。例えば、ピントの合っていない画像には新しいLens Blur v2モデルを使い、それ以外の画像にはStandardモデルを使う傾向がある場合、Photo AIはそれを予測し、より頻繁に適切なモデルを選択します。

プリセットの提案

オートパイロットは毎回適用するフィルターのプリセットも記憶するようになりました。

パーソナライズされたモデル提案と同様に、オートパイロットは特定の条件下で最もよく使うプリセットを推奨し、提案とともに表示します。

設定をリセット

学習された推奨設定をリセットをすることも可能です。環境設定(preferences)で完全にコントロールでき、いつでもアプリを「工場出荷時の設定(factory settings)」に戻すことができます。

Canon RAWファイルの色精度が向上

このバージョンのPhoto AIでは、RAWの色精度がさらに向上しています。

Canon カメラに付属のカメラ プロファイルを使用し、CR2、CR3、CRW ファイルを正確な色再現で表示できるようになりました。カメラプロファイルが RAW 画像に一致すると、アプリにバッジが表示されるようになりました。

これは、Photo AIがRAW画像を表示する方法の大きな改善の始まりとされてます。まず Canon から始まり、このカメラマッチングアクションはさらに多くのカメラメーカーに拡大していく予定です。

プレビュー動作のパフォーマンス改善

このバージョンでは、未処理の領域を拡大したときにプレビューを更新するのに必要な時間が短縮されました。

以前のバージョンでは、機能拡張を追加するとアプリケーションインターフェイスがブロックされ、短時間しか操作できませんでした。現在、アプリケーションインターフェイスはレスポンシブになり、機能強化の追加がスムーズに行えるようになりました。

さらに、RAWファイルのプレビュー生成が改善され、遅延なく更新されるようになりました。

Capture OneプラグインによるDNG保存の許可

Capture OneのRAWファイルをPhoto AIと往復できるようになり、重要なRAWプロパティはDNGファイルとして保持さ れるようになりました。

これは非常に要望の多かった変更で、これによりCapture Oneプラグインは、RAWファイルをDNGとして保存し、TIFFファイルに強制変換する必要がなくなりました。

Capture Oneプラグインを使用する場合、RAWファイルの「ライティングの調整(Adjust Lighting)」と「色のバランス(Balance Color)」が無効になることに注意してください。

コントロールタブに自動選択が追加

コントロールメニューと選択メニューに自動選択が追加され、より簡単にアクセスできるようになりました。「被写体(subject)」、「背景(background)」、その他のオートマスクから選択できます。

選択範囲を編集する必要がある場合は、「カスタム(custom)」オプションを選択するか、「選択範囲を編集(Edit selection)」タブをクリックしてカスタム選択を行なってください。このフローはより実用的で、自動選択を素早く変更でき、選択がカスタムと表示されている場合のロジックを簡素化できると考えられています。

価格とシステム要件

Topaz Photo AI は、Windows10, 11、macOS10.15 Catalina以降で利用できます。また、Adobe Lightroom Classic,  Photoshop&Photoshop Element, Capture Oneなどのプラグインとしても利用できます。

価格は、永久ライセンスで199ドルです。1年間の無償アップデート、2台の コンピュータで同時に使用できる2ライセンスシートが含まれています。

価格の確認はこちらから

■アップグレードについて

Photo AI を 1 年以上前に購入された場合は、アップグレード ライセンスを購入して、最新のバージョンを入手し、さらに 1 年間の継続的なアップグレードを受けることができます。

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※プロモーションを含む

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