2024年8月13日(現地時間)- Adobe は、デスクトップ&VRモデリングソフトウェアの最新アップデート Substance 3D Modeler V1.13 をリリースしました。
新機能ハイライト
V1.13では、対称軸の変更機能や新しいUIテーマなど、パブリックベータからいくつかのビジュアルとクオリティオブライフの改善が行われました。
今回は、今のところ新しいパブリックベータ版はリリースされていません。引き続き非破壊プリミティブなどの機能はベータ版となっています。
■最近のプロジェクト
Welcome メニューに Recent projects タブが追加されました。
最初にModelerを開いたときは、このメニューは空ですが、プロジェクトに取り組むにつれて、それらのプロジェクトが「最近のプロジェクト」タブに追加されます。
■対称軸の変更機能
対称性(symmetry)と反復性(repeetition)に使用する軸を変更できるようになりました。
■ビジュアル面での改良
- 新しいUIテーマ「Light mode(ライトモード)」の追加。Preferences (環境設定)] > [General (全般)] でテーマを変更できます。
- 現在のテーマに基づいて背景を変更する、デフォルトの背景色トグルが環境パネルに追加されました。
- 多くのUI要素の外観をより読みやすく更新。
■その他の新機能と修正
- 環境設定(Preferences)メニューに、クラッシュレポートを管理するためのトラブルシューティング(Troubleshooting) セクションが追加されました。
- インポート後、インポートされたメッシュや クレイにフォーカスが当たるようになりました。
- パススルーが改善され、対応するヘッドセットの Airlink 上で動作するようになりました。
- ヘルプメニューにログファイルフォルダを開くメニュー項目が追加されました。
- ファイルメニューに、現在開いているシーンが保存されているフォルダを開くメニュー項目が追加されました。
- アウトライナーでスコープの可視性を制限する(Limit visibility to scope)がオンになっている間、現在のスコープを変更するためにアウトライナーのビューを大幅に変更するクリックでは、オブジェクトをドラッグできなくなりました。代わりに、スコープが変更され、アウトライナーのオブジェクトの可視性が変更されます。その後、現在のスコープでオブジェクトをクリックしてドラッグすることができます。
- スタティックメッシュが含まれている場合に発生する可能性のあるエクスポートのクラッシュが修正されました。
- デスクトップ フォルダへの VDB エクスポートがクラッシュするバグが修正されました。
- クレイに変換(Convert to Clay)ボタンが必要なときに表示されるようになりました。
その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから
価格とシステム要件
Substance 3D Modelerは、Windows 10 (64bit)以降で利用できます。
サポートされるヘッドセットのリストはこちら(Modeler を使用するためにVRデバイスは必須ではありません)
Adobe Substance 3D Modelerは、Adobe Substance 3D アプリのサブスクリプションプランに含まれています。
- Adobe Substance 3Dテクスチャリングプランには、Painter、Designer、Samplerアプリと、毎月30点の3Dアセット、100GBのクラウドストレージ、25 – 毎月の生成クレジットが含まれています。
- Adobe Substance 3D Collectionプランには、Painter、Designer、Sampler、Stager、Modelerアプリと、1か月あたり最大50の3Dアセット、100GBのクラウドストレージ、25 – 毎月の生成クレジットが含まれています。
- グループ版Adobe Substance 3D Collectionプランには、5つのアプリ、毎月ユーザー1人あたり100点の3Dアセット(グループ内プール可能)、1TBのストレージ、とライセンス管理や高度なサポートが含まれています。
価格は次のようになっています。
※2024年3月5日から価格が変更されました。Adobeアプリの変更の詳細はこちらから
Adobe Substance 3D テクスチャリング | 月々プラン月々払い | 2,680円 |
年間プラン月々払い | 29,980円 | |
Adobe Substance 3D Collection | 月々プラン月々払い | 6,680円 |
年間プラン月々払い | 6,480円 | |
年間プラン一括払い | 74,380円 | |
グループ版 Adobe Substance 3D Collection | 年間プラン月々払い | 13,380円 |
年間プラン一括払い | 160,564円 |
Substance 3Dは、大学・高等教育機関向けCreative Cloudコンプリートプラン(小中高校は対象外)に含まれており、追加料金なしで利用できます。高等教育機関向けプランにアセットは含まれていません。
Substance 3D Collection アプリは、高等教育機関の学生と教師が無料で利用できます。(非営利、教育目的での使用のみ)
■Steam版ライセンス
Adobe Substance 3D ModelerはSteamでも購入可能です。価格は16500円。2023を購入していた方は、今年も無料のアップデートを受け取ることができます。
Adobe Substance 3D Modeler Steam ページへ
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