2024年7月22日(現地時間)- Janga FX は、同社のエレメンタルスイートの最新アップデート、リアルタイムボリューメトリック流体シミュレーションツール EmberGen 1.2、リアルタイム液体シミュレーションツール LiquiGen 0.3 Alpha、地形作成ツール GeoGen 0.3 Beta をリリースしました。また、LiquiGenが購入可能になり、新しいライセンスモデルが発表されています。
ここでは EmberGen 1.2の新機能について紹介したいと思います。
新機能ハイライト
このアップデートは、移動可能なドメイン、ライブ録画機能が追加されました。
移動可能なドメイン
移動可能なシミュレーションドメイン(Domains)が追加されました。
シミュレーションノードに 「Bounds Position 」パラメータが追加され、アニメーション、調整、メッシュのペアレント化、ビューポートでのインタラクションが可能になりました。
これにより、EmberGenの原点にすべてをローカライズする必要がなくなり、インポートしたメッシュやバックプレートでシミュレーションを自由に動かすことができます。
マウスの動きの録画
タイムラインにギズモ/パラメータ変更のライブ記録機能 (Shift+R)が追加されました。
タイムラインには小さなレコードボタンが追加されています。これにより、ビューポートでオブジェクトをドラッグした動きをライムラインに記録することができます。
その他
- ライセンスマネージャがホーム画面に追加され、アクセスしやすくなりました。
- すべての画像寸法プリセットを削除する機能が追加。
- パラメータをランダム化するショートカット追加 (ctrl+alt+r)。
- カーブエディターウィジェットにポップアウトカーブエディターが追加されました。
- カーブエディターウィジェットの右側にあるボタンを使用してアクセスできます。
- タイムライン上のフレームへのスナップのサポート追加。
- タイムラインの右上にある「magnet」アイコンを使用して有効にします。
- 内部フローティングウィンドウをどのコーナーからでもサイズ変更できるようにしました。
- UI全体のラインレンダリングの改善。
- flipbook の解像度が 16384 以下に制限されました。
- これはグラフィックドライバーがサポートする最大解像度です。
- 範囲スライダーを切り替えるときに前の値がコピーされることがある問題の修正。
- 非アクティブ状態でスリープ中にスクロールホイールがアプリケーションを起動しない問題の修正。
- 長いサブメニューがマウスクリックを正しく処理しないことがある問題の修正。
次の動画でEmberGenのデモを見ることができます。
今後の予定
2.0の開発目標として以下の機能が挙げられています。
- 完全なスパースソルバー
- MacOSサポート
- 24GBのGPUで10億のアクティブボクセル燃焼シミュレーション
- HDRIのサポート
- フォトリアリスティックな煙と炎
- 1.0と比較してレンダリングが大幅に高速化
- 1.0と比べてシミュレーションが大幅に高速化
- 1.0と比較してより多くのボクセル
価格とシステム要件
EmberGen は、Windows 10 または 11、8GBのRAM以上、NVIDIA GeForce GTX 1060 シリーズ以上のビデオ カード(AMD カードもサポート)が必要です。
詳細はこちらから
価格は、収益 / 資金調達 100万ドル未満のインディー向けのノードロックの永久ライセンスが299.99ドル、年間メンテナンスが149.99 ドル。Rent to ownライセンスが19.9ドル/月です。Rent to ownライセンスは18回連続で支払いをすると永久ライセンスとなります。
収益 / 資金調達 100万~1億ドルのスタジオ向けのノードロックの永久ライセンスが1,399.99ドル、年間メンテナンスが999.99 ドル。Rent to ownライセンスが149.99 ドル/月です。スタジオフローティングライセンスも用意されています。
また、新しいElemental Suiteの一部としても利用できます。詳細は以下の記事をご覧ください。
![](https://cginterest.com/wp-content/uploads/2024/07/20240725_jangafx-news-320x180.jpg)
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