2024年7月23日(現地時間)- Adobe は、グラフィック
新機能ハイライト
このアップデートでは、生成塗りつぶし (シェイプ) 、テキストからパターン生成、テキストからベクター生成の強化など、複数の生成AIに関するアップデートに加えて、モックアップワークフローの改善やパフォーマンスの向上が行われています。
生成塗りつぶし (シェイプ)
最新の Adobe Firefly ベクターモデル (ベータ版) を搭載した生成塗りつぶし (シェイプ) がAdobe Illustrator で利用できるようになりました。
この機能を使用すると、簡単にアイデアを練り、独自のスタイルで詳細なベクターグラフィックスで図形を塗りつぶすことができます。
シェイプを選択し、塗りつぶしの簡単な説明を入力すると、複数のバリエーションを出力してくれるので、さまざまなデザインを試して最適なものを選ぶことができます。
ベクターデータで生成されるので、品質を損なうことなく、必要に応じて編集したり、拡大縮小したりできます。
■主な機能
- 入力を進めるとプロンプトの候補が表示され、イメージした出力により多くのディテールを追加できます。
- プロンプトとともに様々な設定を使用することで、出力をさらに微調整することも可能です。
- シェイプの強度とディテール:シェイプの強度とディテールをスライダーを動かして調整し、塗りつぶしがシェイプのアウトラインにどの程度一致するか必要があるかや、塗りつぶしに必要な詳細レベルを調整できます。
- スタイル参照:出力のスタイルをアートワークとマッチさせるために必要に応じてプリセットのスタイル効果を適用できます。
- カラーとトーン:色とトーンを指定して、洗練されたパレットを使用した出力を得ることもできます。
生成塗りつぶし (シェイプ)のより詳しい機能の確認はこちらから
テキストからパターン生成
最新の Adobe Firefly ベクターモデルを利用するテキストからパターン生成機能が追加されました。
この機能を利用すると、簡単な説明を入力から複数のバリエーションのパターンを出力してくれるので、精巧なベクターパターンのアイデアを簡単に練り、作成することができます。
生成塗りつぶし (シェイプ)と同様に、入力すると、プロンプトの候補が表示され、よりクリエイティブなガイダンスが提供されます。さらに、カラーやトーンを設定し、効果を適用して、出力をさらに微調整できます。
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強化されたテキストからベクター生成
テキストからベクター生成への機能強化により、詳細なベクターグラフィックを簡単に作成できるようになりました。
アイデアが浮かばなかったり、効果的なプロンプトが思いつかなかったりしたときのために、サンプルプロンプトから着想を得ることができるようになり、さらに、プロンプトを入力すると候補が表示され、アイデアをさらに掘り下げることができます。
プロンプトに加えて、高度な設定を使用すると、出力をさらに微調整できます。詳細レベルを調整し、出力のスタイルをアートワークとマッチさせ、必要に応じてプリセットのスタイル効果を適用できます。色とトーンを指定して、洗練されたカラースキームを使用した出力を得ることもできます。
出力のバリエーションには最適なアンカーポイントが含まれているため、簡単に編集することができ、品質を損なうことなく、拡大縮小することも可能です。類似のバリエーションは、プロンプトや設定を覚えておかなくてもいつでもを作成できるようになり、さらに、生成されたアイコンのバリエーションにストロークが追加されました。
テキストからベクター生成のより詳しい機能の確認はこちらから
合理化されたモックアップワークフロー
モックアップパネルが刷新され、、簡単にモックアップを作成できるようになりました。
パネル内の新しく厳選された無料のテンプレートが追加され、Adobe Stock から購入する必要がなくなりました。 自分のベクターアートをプレビューし、そのいずれかを使用してモックアップを作成できます。
独自の画像を使用する場合でも、テンプレートを使用する場合でも、結果のモックアップをテンプレートとしてパネルに追加し、将来使用することができます。
さらに、遠近感の進歩により、深度と角度が改善され、ベクターアートが画像内のオブジェクトにさらにリアルかつ正確にフィットするようになり、様々なオブジェクトの表面をより正確に回り込むようになりました。
モックアップのより詳しい機能の確認はこちらから
その他
Retype のハードウェア最適化と改善
:フォントのマッチングやアウトライン化されたテキストの編集のためにコンピューターに GPU(グラフィックカード)が搭載されている必要がなくなったため、Retype が以前よりも使いやすくなりました。ただし、画像内のテキストを編集するには、引き続き GPU が必要です。さらに、より小さいアウトライン化されたテキストのフォントマッチングの精度が向上しました。
より高速になったパンとズーム:パンとズームが最大 10 倍高速になり、サイズの大きいファイルを扱う場合でもスムーズにナビゲーションできるようになりました。
ユーザーフィードバックによる機能強化:
- PDF から特定のページをすぐに開く:Illustrator で PDF を開くときに、プレビューに表示される特定のページを読み込むオプションが追加されました。プレビューでページ全体を確認して必要なページを見つけたら、すぐに開くことができます。
- Illustrator で PDF として書き出し:Illustrator で PDF として書き出せるようになりました。ファイル/書き出し/書き出し形式に移動し、ドロップダウンから PDF を選択するだけです。デフォルトまたはカスタムプリセットを使用して必要な設定を構成することもできます。
- 名前をコピーして欠落しているリンクを迅速に検索:リンクパネルメニューの「情報をコピー」から、リンクされたファイルの名前をコピーできるようになりました。コピーされた情報を使用すると、コンピューター上のファイルを簡単に検索して見つけ、変更を加えることができます。
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価格とシステム要件
デスクトップ版Illustrator のシステム要件はこちらから確認できます。デスクトップ版Illustrator は、Adobe Creative Cloud コンプリートプランまたは単体プランとして購入することができます。価格は以下のようになっています。Illustrator on the Web (ベータ版) は、Illustrator サブスクリプションの一部として利用可能です。■単体プラン
- 年間プラン(月々払い) —3,280 円/月
- 年間プラン(一括払い) — 34,680 円/年
- 月々プラン — 4,980 円/月
■creativecloudコンプリートプラン
- 年間プラン(月々払い) — 7,780 円/月
- 年間プラン(一括払い) — 86,880 円/年
- 月々プラン — 12,380円/月
価格の確認はこちらから
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