Topaz Photo AI v3.1 がリリース!オートパイロットの改善、スマートプレビューレンダリング、マスキングの改善など

CGソフト

2024年7月11日(現地時間)Topaz Labs は、画像品質を向上するためのAIを活用したツールの最新アップデート Topaz Photo AI 3.1 のリリースを発表しました。

新機能ハイライト

このリリースでは、新しいオートパイロットの提案、スマートプレビューレンダリング、最適化によるマスキングの改善、テキスト保存や顔復元品質の向上など多くのアップデートが行われています。

新しいオートパイロットの提案

オートパイロット(Autopilot)は、画像を分析した後、よく使用される機能強化を提案するようになり、すべてのAIツールに素早くアクセスできるようになりました。今後のバージョンでは、提案を使用することで、自分がどのように写真を編集するのが好きかをオートパイロットが教えてくれるようになるということが構想されています。

提案は、将来のリリースで時間をかけて改善される予定です。オートパイロットの提案(Autopilot Suggestions)には、Photo AIで画像を書き出す際に最もよく使用される編集に基づく、拡張機能と選択項目の組み合わせがあらかじめ用意されています。

フィルムストリップで複数の画像が選択されている場合のバッチ処理に対応するためにボタンが追加されたので、問題なく大量の画像にオートパイロットを適用することができます。新しいAutopilotの動作と組み合わせることで、バッチ処理も簡単かつ高速に行えます。

この変更に伴い、オートパイロットが許可なく読み込んだ画像に自動適用されることはなくなりました。「Apply Suggestions」をクリックすると、旧バージョンのオートパイロットと同じフィルタが適用されます。まだ自動適用させたい場合は、設定を変更することで有効にできます。

スマートプレビューレンダリング

プレビューウィンドウは、Photo AIでレンダリングされた画像(レンダリング前とレンダリング後の両方)を見るための主要な画面です。特にフラストレーションを感じるのは、すでに処理済みの領域であれば、再処理は必要ないはずなのに、パンやズームをしたときに元のプレビューと処理後のプレビューが切り替わってしまうことです。

スマートプレビューレンダリングでは、パンや ズームがすでに処理された領域を表示しているかどうかをチェックするために、プレビューウィンドウが更新されるようになりました。処理済みであれば、プレビューは再処理せずに更新されるので、元の画像が表示されることはありません。まだ処理されていない場合は、処理が開始されます。

Before – 画像が2回拡大され、その都度レンダリングされ、元画像がちらつく

After – 中断のない無限スクロール

表示モードのオプションとは別に、ボタンでオリジナルを切り替えることができます。

多くのプレビューとマスキングの最適化

Photo AI のプレビューウィンドウでマスキングと選択範囲をレンダリングする方法が見直され、アプリの全体的なエクスペリエンスが改善されました。

あらゆるサイズの画像でブラッシングの使いやすさと滑らかさが大幅に向上しました。選択範囲を使用するすべての強化機能は、この変更によって大きな恩恵を受けています。

各ブラシモード(ベーシック(Basic)、スーパーピクセル(Superpixel)、オブジェクト選択(Object Selection))は、選択の微調整をより快適に感じられるはずです。ベーシックとスーパーピクセルブラシは、今回の変更で最も改善されました。

マスキングや選択を行わない場合でも、アプリケーションの動作が以前よりずっと速くなったことを感じられるようになっています。

Basic brush 変更前 (左) & 変更後 (右)

Superpixel brush  変更前 (左) & 変更後 (右))

テキスト保存の品質が大幅に向上

このバージョンのPhoto AIでは、「Preserve Text」フィルタを使用して画像からテキストを復元する際の結果が大幅に改善されました。

出力品質は以前のバージョンのPhoto AIと同等かそれ以上になり、アップスケール時にはGigapixelのText & Shapesモデルに匹敵する結果になるとされています。

3.0.4(上)と3.1.0(下)Preserve Textをアップスケールで使用した場合の比較

顔復元品質の大幅な向上

Preserve Textと同様に、Face Recoveryフィルタを適用した出力、特にAdjust LightingやBalance Colorなどの他のエフェクトを適用した画像の品質が大幅に向上しました。

より安定した結果が得られるようになり、今後さらに「Face Recovery」の改良が行われる予定です。

3.0.4(Before)と3.1.0(After)の face recovery + lighting/colorの出力比較

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Topaz Photo AI は、Windows10, 11、macOS10.15 Catalina以降で利用できます。また、Adobe Lightroom Classic, Photoshop&Photoshop Element, Capture Oneなどのプラグインとしても利用できます。

価格は、永久ライセンスで199ドルです。1年間の無償アップデート、2台のコンピュータで同時に使用できる2ライセンスシートが含まれています。

価格の確認はこちらから

■アップグレードについて

過去1年以内にPhoto AIを購入または更新された方は、無料でPhoto AI 2を入手できます。アップグレードライセンスの有効期限が切れている場合は、半額でアップデートして、Photo AI v2とさらに1年間のアップグレードが利用できます。

アップグレードはこちらから


Topaz Photo AI ウェブサイトへ

※プロモーションを含む

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました