Topaz Video AI 5.2 がリリース!新しいRhea強化モデル、After Effects用フレーム補間、Pro版のリリースなど

CGソフト

2024年7月10日(現地時間)- Topaz labs は、AIを活用した動画品質強化ソフトウェアの最新アップデートTopaz Video AI 5.2をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースには、新しいRhea強化モデル、Pro版のリリース、After Effects用フレーム補間、アルファレイヤーのサポート、多くのUIとバックエンドの修正が含まれています。

新しいRhea強化モデル

新しいRheaエンハンスメントモデルが利用可能になりました。このモデルは、ProteusとIrisモデルを組み合わせたもので、より幅広い対象に対して微細なディテールをより正確に保持することと、より破壊的でない方法でテキストを処理することを目的としています。

このモデルとRheaは、内部的に4倍のスケールで入力を処理し、選択した出力解像度にダウンスケールします。上記はこのモデルの使用した場合の例です。右側が強化されたフレームとなります。

After Effectsのフレーム補間

Adobe After Effectsのフレーム補間機能がリリースされました。

このプラグインには、最大16倍のスローモーション変換を可能にするすべてのフレーム補間モデルへのアクセスが含まれています。

使用手順

  1. スローモーションを適用したいクリップで新しいコンポジションを作成します。
  2. 入力ビデオの上に、スローモーション出力の新しい長さとなる「Null Object」レイヤーを作成します。
    例:2秒のクリップを3倍のスローモーションに設定する場合、その上に6秒のヌルオブジェクトを配置する必要があります。
  3. 2つのレイヤーをPre-compose し、エフェクトパネルから「Frame Interpolation(フレーム補間)」を適用します。

アルファ(透明)レイヤーのサポート

Video AIは、入力からアルファレイヤーをコピーし、AIモデル出力ビデオにそれらをマージして戻すことができるようになりました。アルファレイヤーのコピーは、以下のコーデックでサポートされています。

  • QuickTime アニメーション
  • TIFF
  • PNG

プロ版が登場

世界中のいくつかのProチームによるプレローンチ期間を経て、Video AI Proが正式にリリースされました。

この新しいライセンスでは、Video AIを使用するチームのために、シート管理、商用利用権、マルチGPUサポートを提供します。

マルチGPUレンダリングを利用すると、GPU間でビデオを分割レンダリングしたり、複数のビデオを同時にレンダリングしたりできます。
Video AIは、複数のGPUで同時に実行されるタイルにビデオをインテリジェントに細分化します。2枚、3枚、さらには10枚のグラフィックカードにも拡張可能です。

このライセンス移行の一環として、標準ライセンスのマルチGPUレンダリングの実装は廃止されることになりました。Topaz Labは、マルチGPU設定を利用しているユーザーは2%未満であり、今後の開発はProチーム向けのマルチGPUの最適化に集中する予定としています。

■Video AIとVideo AI Proの違い

Video AIは1つのアプリケーションで、内部には独自の機能をアンロックする異なる名称があります。

Proバージョンは、マルチGPUレンダリングやシート管理コントロールなどの追加機能をアンロックします。

■Pro版はサブスクリプションサービスに

Pro ライセンスは同じ価格で年間更新されます。一方、標準ライセンスでは、アップグレードライセンスの有効期限が切れた後も、同じバージョンの Video AI を使用し続けることができます。

■マルチ GPU レンダリングを利用できる GPU

Video AIは、NVIDIA、AMD、IntelのGPUに最適化されており、3つのケースすべてで追加のグラフィックデバイスを利用できます。最適なパフォーマンスを得るためには、できるだけGPUを一致させることが推奨されています。(例:RTX 4000カードは、マルチGPUモードでは別のRTX 4000カードと組み合わせる必要があります)。

その他のアップデート

以下のバグ修正とその他の改善が行われています。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Topaz Video AI は、Windows 10, 11、macOS intel Catalina 10.15以降、 macOX Silicon Big Sur 11 以降 で利用できます。また、AfterEffectsとDaVinci Resolve Studio(有料版)のプラグインとしても利用可能です。
最新のシステム要件の確認はこちらから( 標準ライセンス / Proライセンス

標準ライセンス

価格は永久ライセンスで299ドルです。12 か月間のアップデートも含まれています。

有効なアップグレードライセンスをお持ちの方は自身のアカウントページからアップグレードすることができます。

Proライセンス

Proライセンスはサブスクリプションで価格と詳細は以下の通りです。

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