8月に予定されているAIアシストアニメーションソフトウェア Cascadeur 2024.2 の新機能の一部が共有されたので紹介をしたいと思います。
新機能ハイライト
次回のアップデートでは、Separation Motion Physics ツールによって複雑な動きを正確にシミュレートしてアニメーションをよりリアルにすることができるようになり、ブレンドシェイプのサポートが導入されてキャラクターの詳細な表情やモーフターゲットを作成できるようになる予定です。その他追加される予定の新機能は以下の通りです。
■Separation motion physics ツール
このツールは、ポーズを変更することで、キャラクタの回転と移動の動きを滑らかにしてくれます。例えば、手足を使ったり、体を曲げたりすることで複雑な動きを正確にシミュレートしてアニメーションをよりリアルにすることができるようになります。
AutoPhysics in #Cascadeur is getting smarter and can change poses to make movement more optimal#gamedev #indiedev #3danimation pic.twitter.com/EwTPKn637d
— Eugene Dyabin (@EugeneDyabin) June 27, 2024
■物理学における振り子のようなアニメーションのサポート
AutoPhysicsの機能が拡張され、キャラクタが「つかむ」ポイントを中心に回転するスイングモーションがサポートされます。この機能拡張により、振り子のようなアニメーションの処理が可能になります。例えば、キャラクタが水平なバーでスイングするようなアニメーションが可能になります。
■ブレンドシェイプのサポート
ブレンドシェイプがサポートされ、キャラクターの詳細な表情やモーフターゲットを作成できるようになります。
■AutoPhysics – キャラクタインタラクション (Alpha)
キャラクターインタラクションの改善により、複数のキャラクター間でより自然でダイナミックなインタラクションが可能になります。
■長いシーンのパフォーマンスの向上
長いシーンは、主に補間の再計算に時間がかかりすぎるためにパフォーマンスを低下させます。新しい機能/設定 “calculate interpolation only on visible interval “が追加され、計算がタイムライン上で現在表示されているインターバルに制限され、数千フレームを含むシーンの作業が可能になります。
■その他
- Mocapクリーニングとアニメーション編集ツールは、より直感的なオートポーズ機能と強化されたリギング機能とともにアップグレード予定です。
- 一般的な3Dソフトウェアとの統合も以前よりスムーズに
- リグツールの改良
- プロパティエディタの改良
- リンクされたシーンの改良
今後のアップデート予定はこちらのページから確認することができます。
また、追加の情報があれば更新したいと思います。
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