3Dキットバッシングとプロシージャル生成ツール Teya Conceptor 6.0 がリリース!

CGソフト

2024年7月2日(現地時間)- Arseniy Korablev氏は、3Dキットバッシュとプロシージャル生成のための3Dソフトウェアの最新アップデート Teya Conceptor 6.0 をリリースしました。

Teya Conceptorとは

Teya Conceptor は、3Dキットバッシング(3Dブラシを使った3Dドローイング)とプロシージャル生成のための3Dソフトウェアです。3DアーティストでもあるArseniy Korablev氏によって
Polybrushという名前で2016年にリリースされました。

Teya Conceptorは、2Dキャンバスを使った3Dドローイングのアイデアに基づいて構築されており、スカルプトや 従来のモデリング手法とは異なります。

スカルプトはキャラクターを作るのに便利ですが、Teya Conceptorはより多目的なツールで、多くのものをモデリングするのに適しています。一般的に、コンセプトデザインやキットバッシングの中間ツールとして役立ちます。

Teya  Conceptor を使用する利点としては、結果が早く、長い学習が必要ないことが挙げられています。他のソフトウェアでも似たようなことはできますが、単純に速く、数秒で3Dモデルを作ることができ、多くの時間を節約できます。Teya Conceptorを使えば、素早くベースメッシュを作成し、例えば、Photoshopでオーバーペイントするなど、他のソフトウェアで仕上げることができます。

新機能ハイライト

バージョン6.0には、アーティストのワークフローをスピードアップする新しいツールがいくつか追加されています。

■オブジェクトバリアントの生成

1つのモデルから複数のモデルを作る「Variants」機能が追加されました。モデルをインポートして、ワンクリックでそれに基づいて異なるバリアントを作ることができます。これはSFの要素に最適で、キットバッシングに便利です。また、AIではなく、3Dモデルのみを使用しています。

■ブーリアンブラシ(ベータ版)

Booleanはまだベータ版ですが、更新されたUIとプリメイドブラシのおかげでより便利になりました。

■ブラシツールの改善

ブラシツールも少し改良され、モデルの内側を伸ばせるようになり(伸縮ではなく、伸長です)、キットバッシュのストロークごとにランダムな変形ができるようになりました。

■シンメトリー機能の改善

■任意のObjからブラシを作るのがより便利に

■全体的なUIが再び更新され、よりわかりやすく

以下の動画では、以上の最新の機能を使用したデモを見ることができます。

価格とシステム要件

Teya  Conceptor は、Windows とMac OS で利用できます。

無料版とPRO版があり、PRO版の価格は150ドルです。

■FREEとPROの違い

  • オブジェクト数:無料版ではシーン内に1つのオブジェクトしか作成できません。
  • ジェネレータの遅延:無料版では” Generate button “をクリックするたびに、待つ必要があります。最初のうちは気にならない程度ですが、徐々に時間が長くなります。
  • 類似の植物/建物:PROライセンスには、植物や建物のジェネレーターのための “類似(Similar)”ボタンがあります(同じパラメータでランダム生成を繰り返します)。

無料版はこちらから

PRO版はTeya  Conceptor ウェブサイトへ

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