無料のプロ向けカメラアプリAndroid版 Blackmagic Camera が利用可能に！

2024年6月24日（現地時間） – Blackmagic Designは、Android版 Blackmagic Camera を発表しました。

無料のプロ向けカメラアプリ Android版 Blackmagic Camera
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無料のプロ向けカメラアプリ Android版 Blackmagic Camera

Blackmagic Camera は、Samsung GalaxyやGoogle Pixelといったスマートフォンにデジタルフィルム機能とコントロールを追加する無料のカメラアプリです。iPhone向けのBlackmagic Cameraアプリは、昨年のリリース以来、非常に高い人気を博しているとのことです。

Blackmagic Camera を使用すると、デジタルフィルムカメラのコントロールとオペレーティングシステムを追加することでスマートフォンのパワーを開放し、ハリウッドの長編映画と同じ映画のような「ルック」を作成できるようになります。Blackmagic Designの受賞歴のあるカメラと同じ、直感的でユーザーフレンドリーなインターフェースで、プロフェッショナルなデジタルフィルムカメラを使用しているかのようにフレームレート、シャッターアングル、ホワイトバランス、ISOなどの設定をワンタップで調整できます。また、最大8Kの業界標準ファイルでBlackmagic Cloudに直接録画することもできます。Blackmagic Cloud Storageに録画すれば、世界中のエディターとDaVinci Resolveプロジェクトで同時にコラボレーションできます。

カメラコントロール

Blackmagic Cameraには、素早くセットアップして撮影を開始するために必要なすべてのコントロールが搭載されています。すべてがインタラクティブなので、分かりにくいメニューを探すことなく、どの項目をタップしてもすぐに設定を変更できます。Head Up Display（HUD）には、ステータスや記録パラメータ、ヒストグラム、フォーカスピーキング、レベル、フレームガイドなどが表示されます。

上下スワイプでHUDの表示/非表示を切り替えられることができ、ピントを合わせたい場所で画面をタップすると、オートフォーカスが可能です。16:9または縦長のアスペクト比での撮影が可能で、邪魔にならないように撮影したい場合は、携帯電話を縦に持ちながら16:9で撮影することもできます。また、Blackmagic Cloudへのアップロードを含むメディア管理、チャット、高度なメニューへのアクセスなどのタブも用意されています。

Head Up Display（HUD）には、レンズ選択、フレームレート、シャッターアングル、タイムコード、ISO、ホワイトバランス、色合い、ヒストグラム、オーディオレベルなど、最も重要なカメラコントロールが表示されます。ISOインジケーターに触れることで露出などの設定を調整でき、オーディオメーターに触れるだけでオーディオレベルを変更できます。すべてがインタラクティブなので、複雑なメニューを探すことなく、どの項目をタップしても瞬時に設定を変更することができます。また、指で上下にスワイプすることで、ヘッドアップディスプレイを消してフルスクリーンの画像を表示させることが可能です。

設定タブ

設定タブでは、モニタリング、オーディオ、カメラ設定、録画などの高度な設定に素早くアクセスできます。録画タブでは、容量効率の高いH.264やH.265を含むビデオ解像度と録画フォーマットをコントロールできます。プロ仕様のオーディオオプションには、VUまたはPPMオーディオメーターが含まれます。さらに、Blackmagic Cameraには、露出をチェックするゼブラ設定、フォーカスアシスト、フレームガイドなど、プロ仕様のモニタリングツールも搭載されています。

チャットワークスペース

Blackmagic Cameraにはチャットワークスペースが内蔵されており、Blackmagic Cloudのプロジェクトメンバーは、アプリを起動したままショットについて話し合ったり、クリエイティブなアイデアを素早く共有したりできます。この機能を利用するには、Blackmagic Cloudにログインし、作業中のプロジェクトを選択してメッセージを入力するだけです。ユーザーは、エディター、アシスタント、カラリスト、VFXアーティストに素早くメッセージを送って、ショットの選択について話したり、プロジェクトの最新情報を受け取ったりできます。そのプロジェクトに参加している全員がメッセージを見ることができ、即座に返信することができます。これにより、アプリを離れて重要なショットを撮り逃すことなく、他のプロジェクトメンバーと連絡を取り合うことができます。

メディア管理

Blackmagic Cameraのメディアタブには、クイックレビューのためのクリップのブラウズやスクラブ、検索、並べ替え、メディアのアップロード状況の確認など、必要なすべてのコントロールが用意されています。Blackmagic Cameraの全クリップフォルダからMediaボタンを選択してメディアにアクセスすると、保存されている各クリップのサムネイルが表示されます。

ユーザーはスマートフォンの自分のファイルフォルダにメディアを保存したり、Blackmagic Cloud経由でBlackmagic Cloud Storageに送信したり、プロジェクトライブラリにアップロードするクリップを手動で選択したりできます。Blackmagic CameraのメディアをDaVinci Resolveプロジェクトに直接同期することもでき、すぐに編集やカラーグレーディングを行えます。

Blackmagic Cameraでのメディア管理は簡単で、場所やモバイルデータの通信状況に応じて3つのオプションが用意されています。

スマートフォンに録画し、クリップをコンピューターに転送できます。これにより、スマートフォの貴重なストレージスペースを空けることができ、後で世界中の他のユーザーとファイルを共有することができます。
Blackmagic Cloudにログインし、DaVinci Resolveプロジェクトを選択してから録画することもできます。個々の録画が終わると、メディアは自動的にアップロードされ、そのプロジェクトの全メンバーに同期されます。
Blackmagic Cameraには手動オプションもあり、映像をスマートフォンに録画し、ネットワーク接続があるときにBlackmagic Cloud経由でアップロードするクリップを選択できます。

Blackmagic Cloud にアクセスするには
Blackmagic IDを作成すると、Blackmagic Cloudにアクセスできるようになります。簡単で、料金はかかりません。メディアタブのBlackmagic Cloudをタップして、Blackmagic Cloudのウェブサイトに移動し、登録するだけです。Blackmagic IDを作成したら、ログインしてプロジェクト・ライブラリを設定できます。ここでクラウドストレージにアップロードするプロジェクトが作成されます。プロジェクトライブラリを設定したら、アプリからBlackmagic Cameraを選択してCloud Storageに直接同期します。Blackmagic IDを使って他のユーザーを招待してプロジェクトを共有すれば、同じプロジェクトで作業している世界中のエディターやカラリストと即座にコラボレーションできます。

Blackmagic Cameraで撮影したビデオは、プロキシファイルとして即座にアップロードし、カメラのオリジナルと一緒にBlackmagic Cloud Storageに保存できます。これらは、世界中のプロジェクトメンバー全員に自動的に同期されます。プロキシを使ってすぐに編集を開始できるため、ワークフローがスピードアップできます。

メディアは、異なる場所にある複数のカメラによって常にプロジェクトに追加され、Blackmagic Cloud経由で他のプロジェクトメンバーに自動的に同期されます。誰もがプロキシメディアを使用でき、カラリストやフィニッシャーは高解像度のカメラオリジナルをダウンロードしてレンダリングすることが可能です。これは、高速でシームレスな自動コラボレーション方法となります。