2024年6月3日(現地時間)- Cesium は、Cesium ion に新しいデータ「Japan 3D Buildings」を追加したことを発表しました。
「Japan 3D Buildings」とは
Japan 3D Buildingsは、日本の国土交通省PLATEAUプラットフォームが提供する全国規模のオープンソースデータから作成された、200を超える市区町村の2,300万以上の3D建物を含んだ 3D タイルセットです。
これらのCityGMLデータセットは、G空間情報センターで一般公開されており、メタデータを含む、テクスチャ付きとテクスチャ無しの建物モデルの混合となっています。Cesiumではこれらを変えることなく、1つの包括的な3Dタイルセットに融合しました。また、3D建物と、Cesium World Terrainを正確に組み合わせ、日本全国の建物と地形をシームレスに表示しています。
これにより、Japan 3D Buildings データを使ったデジタルツインの可視化やシミュレーションが、CesiumJS、Cesium for Unreal、Cesium for Unity、Cesium for Omniverse、もしくは他の3Dタイルをサポートしているエンジン上で作成できるようになります。
例えば、このJapan 3D BuildingタイルセットをUnreal EngineまたはNVIDIA Omniverseに直接追加すると、高精度のデジタルツインが実現し、都市計画、開発提案、複数の建物設計オプションの提示、リアルな太陽と影の調査など、現実的なレンダリングが可能になります。
利用について
Japan 3D Building は、Cesium ionのAsset Depotから直接利用可能です。アクセスするには Cesium ionにログインもしくはサインアップし、My Assetsからストリーミングしてください。
Japan 3D Buildingは、自己環境で利用できるCesium ion Self-Hostedでもライセンス可能です。詳しくはセールスチームへ。
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