2024年6月5日(現地時間)- Maxon は、同社のGPUバイアスレンダラーの最新アップデート Redshift 3.6.02 (2024.06) をリリースしました。
新機能ハイライト
このリリースでは、4月に導入されたノンフォトリアリスティックレンダリングと標準ボリューム(Standard Volume)機能の強化が行われています。
NPRアップデート
ノンフォトリアリスティックレンダリングには、新しいクロスハッチパターンと、トーンマップパターンをカスタマイズするためのオフセットとスケーリングオプションが追加されました。
さらに、個々のライトがトゥーンシェーディングに与える影響を制御して、ディフューズ、リフレクション、リムライティングをカスタマイズしたり、反射や屈折における輪郭線の動作を制御できるようになりました。
標準ボリュームのボリューム パディング
新しいボリュームパディングパラメータを使用して、Redshiftの標準マテリアルの新しいボリューム変位をさらに拡張できるようになりました。
このパラメータはボリュームのバウンディングボックスを拡張し、変位によって雲や煙などのボリュームがVDBやVolume Builderのバウンディングボックスを超えた場合に不自然なカットオフを回避することができます。
Redshift 3.6.02でボリュームのディスプレイスメントに合わせて、ボリュームのグリッド範囲を拡張することができるようになりました。 pic.twitter.com/E8umyCpHry
— MaxonJapan (@maxonjapan) June 6, 2024
白熱光テクスチャの加算合成
白熱光(Incandescent)ノードに追加ブレンド(Additive Blend)の新しいチェックボックスが追加され、特にC4Dのパーティクル(Particles)と組み合わせた場合に、メッシュやパーティクルに素晴らしいX線エフェクトをかけることができるようになりました。
Cinema 4Dとの連携
テクスチャの配置とプレビューレンダリングの外観を調整するために、新しいビューポート出力でマテリアルのカスタム表示を選択できるようになりました。また、ノードエディタ(Node Editor)内のデフォルトポートが最適化され、より素早く直感的にマテリアルを設定できるようになりました。
Blender との連携
RedshiftがBlender 4.0とBlender 4.1をサポートするようになりました。
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価格とシステム要件
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Redshift の価格は、6,600円/月 または42,900円/年 です。
また、Cinema 4D 、Redshift 、RedGiant はMaxonの製品が全て利用できる24,750円/月または194,700円/年のサブスクリプション『MAXON ONE』の一部としても利用できます。
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