Premiere Pro 24.4 がリリース!インタラクティブなフェードハンドル、オーディオの自動タグ付けの追加など

CGソフト

2024年5月14日(現地時間)- Adobe は、動画編集ソフトウェアの最新アップデート Premiere Pro 24.4 (2024 年5月)をリリースしました。

新機能ハイライト

このアップデートでは、自動タグ付け、インタラクティブなフェードハンドル、新しいバッジなど、2024年4月に公開されていたAI を活用したオーディオワークフローの改善が行われています。さらに、テキストベースの編集の改善、新しいクリップのカラー、ハードウェアアクセラレーションの向上といった新機能が追加されています。

インタラクティブなフェードハンドル

オーディオ クリップ上に表示される視覚的なフェードハンドルを使用して、クリックしてドラッグするだけで様々なカスタムフェードを作成できるようになりました。

クリップの隅に表示される小さな四角形をクリックしドラッグすると、フェードイン、フェードアウト、クロスフェードをすばやく作成できます。ドラッグしながら上下に動かしてフェードのスロープを調整することができます。

  • Option キーを押したままドラッグすると、調整が 1 つの軸(スロープの場合は上下、デュレーションの場合は左右)にのみに制限されます。
  • Shift キーを押したままにすると、クロスフェードエフェクトの片側を変更できます。また、Option キーを押したまま左右にドラッグして、カーブやデュレーションを変更することもできます。

AI を活用したオーディオのタグ付けとバッジ

AI の機能により、クリップがミュージック、ダイアログ、サウンドエフェクトまたはアンビエンスであるかどうかが自動的に認識され、新しいインタラクティブなバッジが追加されるようになりました。エッセンシャルサウンドパネルでクリックするだけで、そのオーディオタイプに最も関連性の高いツールに即座にアクセスできます。

FX クリップバッジを刷新

タイムラインのバッジが刷新され、エフェクトがあるクリップを簡単に確認したり、新しいエフェクトをすばやく追加したり、調整するエフェクトのパラメーターをワンクリックで自動的に開いたりできるようになりました。バッジを右クリックすると、新しいエフェクトを追加できます。シングルクリックでエフェクトコントロールパネルを開き、ワークスペースを変更したりパネルを検索したりすることなく、さらに調整できます。

新しいクリップのカラーと波形デザイン

トラックの高さを変更すると波形のサイズが動的に変更されるようになりました。さらに、クリップのカラーが改善されたことで、タイムラインでオーディオの表示と操作が簡単になりました。

テキストベースの編集のアップデート

スピーカーを一括削除してクリーンアップを高速化

文字起こし内の特定のスピーカーによるすべてのダイアログを選択し、ビデオからすばやく一括削除することを選択できるようになりました。これにより、インタビュアーや、スクリプトなしのコンテンツでのその他のカメラ外の会話など、無関係なダイアログを簡単にタイムラインから削除できます。

テキストパネルにマーカーを追加

テキストパネルのマーカーを使用してメモを残し、文字起こし内にマーカーを配置できるようになりました。メモを追加したり、カラーを変更したり、スパンマーカーを追加してテキストのセクションをハイライト表示したりします。また、マーカーもシーケンスに表示されます。

その他のアップデート

  • プラグインの読み込み時間の高速化:Premiere Pro の初回起動後の macOS での読み込み時間が短縮されます。これは、2 回目以降の起動時にはプラグインを読み込む必要がないためです。Premiere Pro が起動するたびにプラグインをメモリに読み込む代わりに、プラグインが Mac にキャッシュされるので、アプリケーションの読み込み時間が大幅に高速化されます。
  • 新しい Apple Log エンコーディングのサポートの追加:iPhone 15 Pro および Pro Max での Apple Log のサポートにより、最大のラチチュードとディテールを保持した高画質の 10 ビット形式で録画できます。
  • 一般的な形式のハードウェアアクセラレーションの強化:MXF の AVC および HEVC LongGOP、MXF の HEVC Intra など、Sony、Canon、Panasonic のカメラの一般的な形式を GPU で高速処理し、可能な限り最高の再生パフォーマンスを実現します。
  • 環境設定パネルの「グラフィック」セクションで、テキストレイヤーとシェイプレイヤーの環境設定の指定を行えるようになりました。
  • HEVC Intra コーデックと Long GOP コーデックを使用した MXF ファイルの読み込みで、カラーマネジメントがサポートされるようになりました。
  • すべての形式(RAW 形式を除く)のデフォルトのメディアカラースペースを上書きできるようになりました。
  • ローカライズされた言語で、プロジェクトテンプレートを利用できるようになりました。
  • マウスのスクロールホイールを使用してモニターをスムーズにズームインし、マウスの中央ボタンを押しながらドラッグすることでモニターをすばやくパンできるようになりました。
  • プロキシの使用中に埋め込みキャプションがサポートされるようになりました。
  • 表示ディスプレイモードを選択し、プログラムモニターで各カラーチャンネルを個別に表示します。

価格とシステム要件

Premiere Pro 24.4は、Windows 10(64 ビット)V20H2 以降、macOS Monterey(バージョン 12)以降で利用できます。より詳しいシステム要件はこちらから

単体プランの価格は以下の通りです。

  • 年間プラン, (月々払い) — 3,280 円/月(税込)
  • 年間プラン, (一括払い) — 34,680 円/年(税込)
  • 月々プラン — 4,980円 /月(税込)

また、Creative Cloud コンプリートプランの一部としても利用できます。
※最新の価格変更についての詳細はこちらの記事をご覧ください

詳しい価格はこちらから

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