Autodesk Flame 2025 がリリース!Match Grain、Lens Distortion、STMapノードの追加など

CGソフト

Autodeskは、3D コンポジティング、VFX、カラー グレーディング用ソフトウェアの最新アップデート Flame 2025 をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースでは、新しいMatch Grainノード、STMapノードの追加や、ユーザーシステムの見直しが行われました。新機能は次の動画で確認できます。

上記の動画では以下の新機能が紹介されています。

Match Grainノード

Match Grain ノードを使用すると、クリップのグレインまたはノイズをコンポジションに適用することができます。

このノードの主な機能は以下の通りです。

  • オリジナルクリップからのグレインの高速抽出。
  • RGBカーブを使ってグレインを変更可能。
  • グレインの分散コントロール。
  • スケール、ぼかし、ゲインの変換スケール(Scale)、ブラー(Blur)、ゲイン(Gain)のトランスフォーム。
  • 同じ正規化グレインを他のクリップに適用するワークフロー

Lens Distortionノード

新しい Lens Distortion ノードでは、Lens Grid クリップまたは手動で挿入したスプラインを使用して、クリップのレンズ歪みを計算することができます。計算の結果は、クリップの歪みを元に戻すか歪みを与えるために使用できます。この新しい Lens Distortion ノードは、これまでの Lens Distortion に置き換わり、古いノードはレガシーノードとして、デフォルトでは非表示になりました。

新しい Lens Distortion ノードの主な機能は以下の通りです。

  • 3DEqualizer の Lens Distortion データをインポート。
  • 複数の歪みモデルの選択。
  • レンズ グリッドまたはフロント クリップ内の線を自動検出。
  • 新しい Mitchell-Netravali フィルタや Catmull-Rom フィルタなどのフィルタリングの選択。
  • リピートモードの選択。
  • 同じDistortionを他のクリップに適用するか、STMap ノードを使用して歪みを元に戻すための STMap および Inverse STMap の出力。
  • 複製した Lens Distortion ノードを使用してDistortion を元に戻す簡単なワークフロー。

STMapノード

STMap ノードを使用すると、STMap Clip を使ってクリップを歪めたり元に戻したりできます。この STMap Clip は、他のアプリケーションから生成することも、Lens Distortion ノードの STMap または Inverse STMap 出力から生成することもで可能で、後者の例では、STMap ノードは、別のクリップの歪みを元に戻すか、または Lens Distortion ノードを使用して歪みを元に戻したクリップに再び歪みを加えるために適用できます。

この新しいSTMapノードの導入により、UVWarp32マッチボックスシェーダは使用できなくなりましたが、このノードを含む旧バージョンのセットアップは、引き続き正しくロードされます。

ユーザー管理

Flame ユーザー プロファイルという概念全体が存在しなくなりました。

ユーザーベースの設定 (環境設定、キーボード ショートカット、プリセットなど) は、OS ユーザー ファイル内の次の場所に保存されます。

  • Linux: /home//flame/
  • macOS: /Users//Library/Preferences/Autodesk/flame/

その他の変更内容はこちらから

その他の新機能

  • AVIOアップデート:Blackmagic Design Desktop VideoとAJAのドライバアップデート、NDIのSDKアップデート。
  • Backburner:Backburner 2025 はFlame Family 2025の一部となります。
  • コンポーネントの一元化:コンポーネントとプリセットをネットワーク上に一元化することで、まとまりのある作業環境を構成できます。これにより、すべてのワークステーションが同じ設定を使用できるようになります。
  • カラーマネジメント:カラーマネジメントのCamera / AppleセクションにApple Logカラースペースが追加されました。
  • 設定とOS:Rocky Linux 9.3のサポートなど。
  • DKU 19.0 (Linuxのみ):新しいDKU 19.0には、新しいAJAとNVIDIAドライバが含まれています。
  • メディアインポート:Sony BURANOカメラのサポート、REDとOpenEXRのアップデート、Apple Logカラースペースのサポート。
  • 環境設定:環境設定がどのレベルで保存されるかを示す、新しい分類レベルが追加されました。
  • Python:FlameはPySide6を使用するようになりました。また、Python API が更新されました。
  • Tangent Panels のサポート:カスタムマッピングは Tangent Mapper アプリケーションで管理できるようになりました。
  • タイムラインの改良:ユーザーから要望のあった複数の改善が実装されました。
  • ツールの更新:2D Histogram、Auto Matte、Clamp、Colour Correctなど複数のツールに改良が加えられました。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Flame は、macOS Monterey v12.0.1 以降、Rocky Linux CentOS 9.3, 8.7, 8.5 、AWScloudで利用可能です。

最新のシステム要件情報の確認はこちらから

価格はサブスクリプションで 92,400円/月 、 741,400円/年 、2,224,200/3年です。

Flameの30日間の無料トライアルが利用可能です。

Flame ウェブサイトへ

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