Redshift 3.6 がリリース!トゥーンレンダリングのサポート、ボリュームレンダリングの改善など

プラグイン

2024年4月10日 (現地時間)- Maxon は、Maxon Oneサブスクリプションに含まれる製品の2024年春の大型アップデートを発表しました。

ここでは、Redshiftの春のアップデートとなる バージョン 3.6 (2024.04)の新機能を紹介したいと思います。

新機能ハイライト

このリリースには、ノンフォトリアリスティックレンダリング(NPR)、柔軟な標準ボリューム、AMDグラフィックスのサポート、Redshiftエリアライトのアルファマスクサポートなどが含まれています。

ノンフォトリアリスティックレンダリング

新しいノンフォトリアリスティックレンダリング機能を使用して、RedshiftでNPRラインとトゥーンをレンダリングできるようになりました。これには、輪郭(Contour)ノード、セルシェーディングのためのトゥーンマテリアルノード、ハーフトーンやスクリーンスペースによるグリッドシェーディングスタイルに適したトーンマップパターンシェーダーなどが含まれます。

Redshiftの新しいトゥーンマテリアルの不透明度コントロールを使用すると、アーティストはパーティクルを加算レンダリングできます。各パーティクルの光放射が後ろにあるパーティクルに重なり、明るい星のようなパーティクルレンダリングができます。

HIP向けのOSLサポート

HIP向けのOSLサポートの追加により、RedshiftはAMDグラフィックスカードを搭載したWindowsシステムで公式にサポートされるようになりました。

ボリュームレンダリングの改善

■スタンダードボリュームシェーダー

新しいスタンダードボリュームノードを追加することで、パイロや雲などのボリュームをレンダリングする際に、バラツキやディテールの追加が簡単に行えます。また、標準ボリュームシェーダーは、グローバル環境フォグ内で動作するようになりました。

ボリュームディスプレイスメント

新しいProgrammable Volumeのオーバーホールの一環として、ボリュームグリッドの入力位置データを操作することで、ボリュームのディスプレイスメントが可能になりました。

■Jendersie-d’Eon

Jendersie-d’Eonは、mie scatteringを近似するための2023年発表の新しい特殊な位相関数です。これは、旧来のHenyey-Greenstein法では困難であった雲のような特定の効果について、より詳細に捉えることができます。

ライトの改善

エリアライトのアルファマスクが可能となり、シンプルなテクスチャでライトゴボを作成できるようになりました。

メッシュライトはブルートフォースサンプルから切り離され、代わりにダイレクトライトサンプリングのみが使用されるようになりました。これにより、使用が簡単になり、可視性とライトリンクルールに従います。さらに、DiffuseLighting、DiffuseLightingRaw、GI、GIRaw、Reflections、ReflectionsRaw、Refractions、RefractionsRaw、VolumeLighting AOVs が適切にサポートされるようになりました。

また、状態(State)シェーダーには新しいレイバウンスレベル(Ray Bounce Level)の出力が追加されています。

その他のアップデート

  • ドイツ語と韓国語のネイティブサポートが追加
  • Cinema4Dの新しいパーティクルのレンダリングをサポート
  • Cinema 4Dをバックグラウンドレンダリング(background rendering)モードに設定することで、複数のRedshiftインスタンスを同時にレンダリングできるようになり、シェーダーボールのCPUレンダリングが可能に。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

動作環境の確認はこちらから

Redshift の価格は、6,600円/月 または42,900円/年 です。

また、Cinema 4D 、Redshift 、RedGiant はMaxonの製品が全て利用できる24,750円/月または194,700円/年のサブスクリプション『MAXON ONE』の一部としても利用できます。

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