Blender 4.2でリリース予定の Blender Extensions Platform の アルファ版の紹介です。2月末頃から利用可能になっていたようです。
Blender Extensions Platform とは
Blender 拡張プラットフォーム(Blender Extensions Platform )は、Blender のためのフリーでオープンソースな拡張機能のオンラインディレクトリです。このプラットフォームの目的は、Blenderユーザーがアドオンやテーマを簡単に見つけ、共有できるようにすることであり、GNU GPLに準拠したソフトウェアのみが提供されています。
エクステンションはBlenderのコア機能を拡張するためのアドオンやテーマです。これらはオンラインプラットフォームで共有され、Blender内からインストールやアップデートが可能です。
Blender 4.2 では従来のアドオン作成方法は非推奨となる予定です。変更はかなり小さいとされていますが、既存のアドオンに影響を与えます。スムーズな移行プロセスを可能にするため、いわゆるレガシーアドオンは引き続きBlenderでサポートされます。これらはユーザー設定のレガシーアドオンのインストールボタンからインストールできます。
新しい拡張機能は、ドラッグ アンド ドロップを使用するか、拡張機能リポジトリ (以下を参照) を介して、設定インターフェイスから Blender に手動でインストールできます。
リポジトリについて
リポジトリはBlenderで拡張機能を利用可能にする方法です。デフォルトでは、Blenderはローカルリポジトリ(以前のBlenderバージョンと同様、オンライン接続なしでエクステンションを管理・インストールするためのもの)とオンラインリポジトリ(extensions.blender.org)があります。デフォルトではBlenderはインターネットに接続しないという原則に忠実に、このリポジトリを使うには初回に手動で有効にする必要があります。
リポジトリは Repositories ポップオーバーから追加できます。独自のリポジトリをセットアップすることに関心がある開発者は(例えば商用アドオンを提供するために)、拡張機能プラットフォームのソースコードをチェックすることができます。また、リストAPIの仕様が開発者向けドキュメントにあります。オプションで、リポジトリの全パッケージをリストした単一の JSON ファイルをホストすることもできます。
利用方法(アルファ版)
現在、Blender 4.2 のデイリービルドでのみ実験的に利用可能です。この機能をテストするために Experimental Preferences で “Extensions” を有効にする必要があります。アルファ版でエクステンションの利用を開始するには次の手順をとります。
- Blender 4.2 Alpha のデイリービルドをダウンロード。
- 実験的機能を有効にします:インターフェイス→開発者用オプションを有効にしてから、実験的→エクステンションを有効にします。
- これで Blender でエクステンションをブラウズしてインストールできるようになります。
- こちらのウェブサイトにBlender-IDでログイン。
- 拡張機能を調べ、気に入った拡張機能を見つけて、Get ボタンをクリックします。
- Drag and Drop into Blender ボタンをBlenderにドラッグします。
- 拡張機能のインストールと有効化についてプロンプトが表示されるのでダウンロードを確認します。
※手動ダウンロードも可能です。
詳細はこちらから
エクステンションプラットフォームはアルファ版ということでのフィードバックを募集しています。
フィードバックの報告はこちらから(blender chat / site bug tracker / Developer Forum)
エクステンションの作成方法
エクステンションの作成は基本的には拡張機能(例えばアドオン)の入った.zipファイルとマニフェストファイルが必要です。このファイルには、この拡張子に関連するすべてのメタデータが含まれています。
詳しい方法はこちらから確認することができます。
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