HDR Light Studio 8.2 がリリース!ライトを配置する新しい方法 LightPaint、新しい反射フィルターなど

CGソフト

2024年3月5日(現地時間)- Lightmapは、3Dライティングソフトウェアとプラグインの最新アップデート HDR Light Studio 8.2 のリリースを発表しました。

新機能ハイライト

このリリースでは、プリセットオーディショニング、リフレクションフィルター、新しいライトペイントメソッド、スクリムライトのInfinite設定、hdrmaps.comからの405の新しいHDRIマップといった新機能が追加されました。

LightPaint

HDR Light Studio 8.2では、ライトを配置する新しい方法が追加され、ライトをさらにクリエイティブにコントロールできるようになりました。Shadow モードでは、ライトの影をクリックして配置できます。Shade モードでは、クリックした面がライトの陰になるようにライトを配置できます。

新しい反射フィルタ

新しい反射(Reflection )フィルターにより、HDRI上の軸を中心に対称的なライティングデザインを簡単に作成できるようになりました。反射方向は垂直でも水平でもOK、明るさや輝度もコントロールできます。また、ブレンドコントロールにより、「ラップ(Wrap)」モード使用時に、軸上またはHDRIマップの両半分間でソフトなトランジションが可能です。この反射フィルタは、商品やパック撮影のスタジオライティングを高速化するのに最適です。

スクリムライト用無限平面

HDR Light Studio 8.1で導入されたスクリムライト(Scrim Lights)は、スタジオライティングの作成に写真的なアプローチを提供します。

8.2の新しい「無限平面(Infinite Plane)」設定は、スクリム/ライトの物理的なエッジに制約されずに落ちるスクリムライトで、ソフトなライティングエフェクトを実現します。この設定は、3Dマッピングを使用したHDRIマップ上のスクリムライトで機能します。

プリセットの新しいオーディションモード

ライティングのプロセスでは、実際に試してライティングオプションを視覚的に探索することが重要です。プリセットライブラリパネルの新しいオーディションモード(Audition mode)をオンにし、プリセットのサムネイル画像にカーソルを合わせると、選択したライトにプリセットが即座に一時的に適用されます。決定したら、ダブルクリックしてプリセットを使用します。オーディショニングは、 HDRIマップ、ライト、カラー、アルファなど、ほとんどのプリセットに対応しており、非常に時間の節約になります。

プリセットライブラリパネルの新しいM、V、Aボタンは、選択したライトのメイン(M)、バリューブレンド(V)、アルファ乗算(A)コンテンツのどこにコンテンツとエレメントプリセットを適用するかを指示します。

追加のプリセット改善

プリセットタブ

プリセットライブラリパネルに Organizational タブが追加されました。プリセットは常に豊富なライティングコンテンツを含んでいるものの、隠されている感がありました。現在、プリセットはよりアクセスしやすくなり、自動的にタブに整理されます。例えば、2:1の比率の画像や、キャンバスいっぱいのライトは、フィルタリングされて「環境(Environment)」タブに表示されます。

ライトのアピアランスを他のライトに適用

プリセットのサムネイルをライトリストのライトにドロップするか、プリセットのサムネイルから右クリックメニューを使って、ライトプリセットのすべてのアピアランス設定を他のライトに適用できるようになりました。

プリセットのサムネイル 標準、大、特大

プリセットサムネイルのサイズを変更できるようになりました: 標準(旧バージョンのサイズ)、大、特大から選択できます。

プリセットを非表示に

右クリックメニューの「非表示に追加(Add to Hidden)」を使って、表示したくないプリセットを非表示にできます。新しいボタンを使って、非表示のプリセットを表示したり隠したりすることが可能です。

新しいプリセット hdrmaps.comのHDRIなど

HDR Light Studio 8.2には、hdrmaps.comによる405個の新しいHDRIマップが追加されました。これらは2048×1024ピクセルで提供されます。この解像度は多くのライティング作業に適していますが、より高い解像度が必要な場合は、hdrmaps.comから入手できます。

新しいHDRIマップに加え、ライブラリには以下のような便利なプリセットが追加されました:

  • リグ(Rigs):25のスタジオライティングリグ、コンポジットを表示するリグ、新しいリフレクションフィルター。
  • ライト(Lights): カラーライト、コンポジットライトの例、無限スクリムライトの例、追加ウィンドウゴボ。
  • コンテンツ(Content): ポリゴンコンテンツ。
  • エレメント(Element): カラーランプ(Color Ramps) – ランプの両端に色相の組み合わせがあるカラーランプの範囲。
  • エレメント(Element): カラー(Colors) – 色温度とケルビンを含むカラーパレット。
  • エフェクト(Effects): 新しいエフェクトライトで、ブレンドモードの動きを見ることができます。

プラグインのアップデート

ほとんどのプラグインがHDR Light Studio 8.2と互換性を持つように更新されました。

Cinema 4DのプラグインはCinema 4D 2024.3に対応し、Cinema 4Dのネイティブレンダラーサポートが再びサポートされるようになりました。

その他の新機能

■ライトハンドルのスライド

新しいライトペイントモードを使って、ライトハンドルの位置を調整できるようになりました。レンダービューまたはキャンバスでドラッグすると、ライトの周りのハンドルの位置がスライドします。

■グラデーションのリセット

グラデーションラベルテキストをダブルクリックすると、グラデーションがデフォルト設定にリセットすることができます。

■OCIO LUTの変更

インターフェイスをすっきりさせるため、プリセット、キャンバス、ライトプレビューパネルからLUTドロップダウンが削除されました。これらのビューに適用されるLUTは、アプリケーションの環境設定パネルで設定された「 OCIO Default View 」LUTです。

HDR Light Studioレンダービューへのレンダリングストリーミングをサポートする3DソフトウェアでHDR Light Studioを使用する場合、レンダービューは入力画像にすでにLUTが適用されているかどうかを知る必要があります。この新しい自動LUT設定により、HDR Light StudioをUnreal、Rhino、Omniverse、Octane Standaloneで使用する場合、OCIOを[なし(None)]に設定して、レンダリング時にLUTが二重に適用されるのを防ぐ必要がなくなります。

■Open ColorIO、OpenImageIO、および Open EXR

Open ColorIO (2.0.2 → 2.3.0)、OpenImageIO (2.2.19 → 2.4.15.0)、Open EXR (3.1.3 → 3.2.0)が新しいバージョンに更新されました。

■ライトルック

ライトルックパネルで右クリックメニューを使用することで、ライトルックボタンの機能を利用できるようになりました。

■起動時間

HDR Light Studio 8.2の起動時間が、以前のバージョンより大幅に短縮されました。

その他すべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

HDR Light Studio 8は、Windows 10, 11以降、macOS 11.4 (Big Sur)以降、Linux Centos 7.9 および互換性のあるディストリビューションで利用できます。

接続プラグインがさまざまなDCCとCADツールで使用できます。サポートされているバージョンとHDR Light Studio機能の一覧はこちらから

価格は、年間収益10万ドル以下で利用できる Indieライセンスは年間サブスクリプションで145ポンド。Proライセンスにはシングルユーザーとマルチユーザーの年間サブスクリプションがあり、それぞれ295ポンドと650ポンドとなっています。

他にもVRED、DeltaGen、Patchwork3DコネクションへのアクセスができるAutomotiveライセンスがあります。

詳しいライセンスの価格はこちらから確認してください。

HDR Light Studio の体験版ダウンロードはこちらから


HDR Light Studio ウェブサイトへHDR Light Studio 8.2 released

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