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Modo 17 がリリース!コアアーキテクチャの刷新によりパフォーマンス向上、OctaneRender Prime バージョンなど

CGソフト

2024年3月1日(現地時間)- Foundry は、3Dモデリング、テクスチャリング、レンダリングツールセットの最新アップデート Modo  17 をリリースしました。

新機能ハイライト

このリリースでは、ダイレクトモデリングツール、MeshOps、アニメーション再生、リグとのインタラクションなど、様々なパフォーマンスの向上を実現するアーキテクチャの大幅な変更とツールパフォーマンスの向上が行われています。さらに、OTOYのOctaneRenderがバンドルされるようになりました。

コアアーキテクチャの刷新

Modo史上最大のアーキテクチャの変更が行われました。ビューポートでの描画を高速化するシステムが構築され、計算をバックグラウンドのスレッドに移す機能が追加されました。

これは、Modoが一度に2つのスレッドを活用できるようになったことを意味し、将来的には複数のバックグラウンド・スレッドを利用できるようになるはずです。これは、Modoが最新の多スレッドシステムをより活用する始まりとなるとされています。

※以後、VOという言葉が何度か出てきますがこのビューポートに高速化に関するアップデートのことのようです。

ツールのアップデートでモデリングが高速化

ツールは増分(inremental)コードパスをたどることが できるようになり、ジオメトリを作成しない操作(ポジションの移動など)は、このコードパスでより高速に処理できるようになりました。

これとVOsのシステム全体の変更とツールの最適化により、Modoの10種類のモデリングツールとMeshOpsが大幅に高速化されています。10種類のモデリングツールに適用されたアップデートは、Modoのモジュール式の性質により、追加ツールにも影響を与えています。

OctaneRender

Modo 17.0には、OTOYの協力のもとOctane Render Prime と呼ばれるシングルGPUバージョンが含まれるようになりました。これにより、高速で信頼性の高いGPUレンダラーを利用できるようになります。シーンをGPUレンダーファームにアップロードしてレンダリングすることも可能です。OTOYの登録とライセンスの手続きは、Modoから行うことができます。

Modoプラグインは、DCCのための最も堅牢なOctaneプラグインの1つであり、FoundryはOTOYと協力してその状態を維持することを約束するとしています。

アドバンストビューポート(AVP)の改良

Modoのアドバンストビューポート(AdvancedViewport)の改良により、シェーダーツリーに入ることなく、テクスチャのオン/オフを切り替えられるようになりました。新しいデフォルトのAVP設定では、環境ライティングとすべてのビューポートライティングを同時に表示できるため、すべてのライトの相互作用を確認できます。また、ワイヤフレーム描画や、MeshOpハンドルと選択範囲の可視性も改善されました。

プロシージャルモデリングの改善

VOとインクリメンタルアップデートの組み合わせにより、MeshOpsの処理が高速化され、よりインタラクティブで魅力的な体験ができるようになりました。これは、2024年に予定されているパフォーマンスアップデートの第1弾であり、今後もModoのパフォーマンスが継続的に改善される予定です。また、MeshOpsのUXとワークフローのインタラクションの多くも改善されました。

デカールの強化

Modo 17.0では、デカールをより速く簡単に使用できるようになり、複雑なサーフェスにフラットイメージを最小限の歪みで、UV作成なしでラッピングできるようになりました。VOと組み合わせることで、デカールはこれまで以上に予測しやすくなりました。

PolyHaulの強化

PolyHaulは、複数のモデリング操作を1つの合理化されたツールにまとめるためにModo 16.1で導入された機能です。PolyHaulはUIが操作しやすくなり、精度を最大化するためにフォールオフと組み合わせて使用するオプションも追加されました。さらに、PolyHaulがモデリングモードの切り替えをどのように処理するかも改良され、高品質なジオメトリが作成されるようになりました。

プリミティブスライスの強化

Modo 17.0では、 PrimitiveSclice(プリミティブスライス)でクローンを使用できるようになりました。これにより、同じ形状の複数のスライスを一度に作成でき、メッシュに複数のスライスを追加する際の繰り返しの必要性が軽減されます。また、長方形や正方形の作業用にコーナー半径が追加され、スライスされる形状のコーナーを丸めることができるようになりました。これにより、複数のシェイプやプリセットを切り替えることなく、スライスをすばやく調整できます。

その他のアップデート

Mac ARMで最大50%のスピード向上

Modo 17.0では、Appleシリコン用の新しいネイティブARMバージョンのModoが登場し、Mac*用のX86バージョンのModoをエミュレートする場合と比較して、最大50%のスピード向上を実現しました。

■メッシュクリーンアップの強化とギャップの修正

Mesh Cleanupは壊れたジオメトリを修正し、ギャップを修正する機能が追加されました。これにより、これらの操作を手動で行う必要がなくなり、生産性を維持し、クリエイティブなフローを中断することがなくなります。

■部分的な放射状の整列

放射状整列は選択範囲を平らな円にしますが、選択範囲を部分的に放射状に整列する必要がよくあります。Modo 17.0では、この部分的な放射状の整列を作成する機能が追加されました。

詳細とすべてのアップデート内容の確認はこちらから

価格とシステム要件

Modo 17.0 は、以下のシステムで利用できます。詳細はこちらから

  • MacOS 12.x (Monterey), 13.x (Ventura), and 14.x (Sonoma)
  • Windows 10 および 11 (64 ビットのみ)
  • Linux 64 ビット オペレーティング システム (Rocky 9)

価格は、個人向けサブスクリプションライセンスは、719ドル /年または 89ドル /月です。

現在Modoの既存の永久ライセンスを所有していてアップグレードを検討している場合、1年間のメンテナンスの購入で既存のライセンスを最新リリースにアップグレードできます。 メンテナンスの価格は485ドル/年です。

他にも問い合わせが必要な教育向け、企業向けのライセンスも用意されています。

価格の確認はこちらから


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