Adobeによる無料Blenderアドオン『Substance 3D Addon 2.0 』の紹介です。プレリリース版(0.91)の紹介をして以来、情報を更新していませんでしたが、2024年1月26日に新しくリファクタリングされたようなので改めて紹介したいと思います。
Substance 3D Addon 2.0
Substance 3D アドオンを使用すると、Substance マテリアルを Blender にインポートできるようになります。Substance 3D Panel を使用することで、プロジェクト内の Substance マテリアルを一元管理し、カスタマイズすることができます。アドオンは.sbsarファイルからテクスチャマップを生成し、それを使ってBlenderマテリアルを作成します。これらのテクスチャは、Substanceパラメータが調整されると自動的に更新されます。
Substance 3D Addon 2.0は、プラグインのアーキテクチャを完全にリファクタリングした、Blenderユーザーにとって大きなアップデートとされています。
この再設計は、シームレスな統合、強化されたパフォーマンス、将来の拡張のための柔軟な基盤に重点を置いており、単なるアップグレードではなく、Blender内でのSubstanceマテリアルの扱い方を再構築し、3Dプロフェッショナルの進化するニーズに応えられるようになっています。
新機能ハイライト
リファクタリングされたアーキテクチャ
:パフォーマンスと統合を強化するためにプラグインの構造が改善されました。
将来的な拡張サポート:アップデートにより、将来的に新機能を簡単に追加できるようになりました。
幅広い互換性:Macユーザーのサポートを含む、Blenderバージョン3.0以上との完全な互換性を実現しています。
■追加機能
- [SRE] Substance Engine の選択サポート (GPU がデフォルト)。
- [SRE] テクスチャをエクスポートするための新しい画像フォーマット。
- [SRE] マップタイプごとにビット深度を選択できるように。
- [BLD] 値出力サポート。
- [BLD] 文字列入力サポート。
- [SRE] イメージのエクスポート先にデフォルトのテンポラリフォルダを選択するオプションを追加。
※アドオンの利用には、Substance 3D add-on for BlenderとSubstance 3D Integration Toolsの2つのコンポーネントのインストールが必要です。[SRE]はSubstance Engine側のアップデート、[BLD]はアドオン側のアップデートだと思います。
以下の動画では、最新バージョンのダウンロード・インストールから使用するまでの方法を確認することができます。
既知の問題点
- Blender v4.0+を使用している場合、何度も有効化・無効化するとソケットの順番がおかしくなる。
- Cltr+Zで変更を取り消すとエラーが発生する場合があります。
- .sbsar ファイルの代わりに空のファイルやフォルダを読み込むと、プラグインが壊れる場合があります。
- Blender ヘッドレスモードをサポート。
その他修正などすべてのアップデート内容の確認はこちらから
ダウンロード
『Substance 3D Addon 2.0 』は、Macユーザーのサポートを含む、Blenderバージョン3.0以上で利用できます。
ダウンロードはこちらから
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