Maxon One 2024年2月アップデートがリリース!Cinema 4DとAdobe Substance 3D、USD、glTFのワークフローの改善など

CGソフト

2024年2月21日(現地時間) – Maxon は、Maxon Oneサブスクリプションに含まれる複数の製品のアップデートを発表しました。

新機能ハイライト

今月のリリースでは、RedshiftのAppleハードウェアで加速されたレイトレーシングの大幅な改善やAdobe Substance 3DをシームレスにサポートするCinema 4D Asset Browserのアップデート、glTFおよびUSDエクスポートの強化、Redshift用の新しいHoudiniプラグイン、CinewareでUnrealと作業するためのオプションの拡張などが強化されています。また、Adobeとのパートナーシップにより40種類のSubstanceマテリアルが追加されました。

Redshift 3.5.24

このリリースには、Appleシリコンにおけるグラフィックスアーキテクチャの過去最大の飛躍となる次世代GPUのサポートが含まれています。また、バグ修正、安定性の向上、ランプの外観の改善、Houdiniの追加機能などが含まれます。

  • Redshiftは、M3デバイス上でAppleのハードウェアアクセラレーションによるレイトレーシング技術をサポートするようになりました。これにより、AppleのM3ファミリーのチップ上で動作するシステムのパフォーマンスが大幅に強化されています。
  • ランプノードの補間の改善により、ステップグラデーション間の鮮明なラインが可能になりました。
  • 新しいHoudiniプラグインで、多くのQoL(クオリティ・オブ・ライフ)が改善されました。
    • バンプや変位入力に影響を与えることなく、サーフェスのみのフルシーンマテリアルのオーバーライドをサポート。
    • Houdini 20.0.590のサポートを追加。
    • SOP Packed Diskプリミティブから遅延ロードされたOpenVDBファイルのレンダリングとインスタンス化のサポートを追加。
    • シーンをリロードすることなく、1つのROPからレギュラーAOVとディープAOVの両方をレンダリングできるようになりました。
    • 同じPacked Alembicプリミティブの自動インスタンス化のサポートを追加。
    • 新しい “Time Dependent Nodes Reload(時間依存ノードリロード) “は、シーケンスレンダリングのシーン更新と自動アセットリロードを改善します。
    • Solaris USDのネストされたインスタンスのサポートを追加。
    • RS Proxyオブジェクトの複数のマテリアルオーバーライド。
  •  Cinema4Dプラグインの改善
    • ビューポートでのRSLightsのパフォーマンスを改善。
    • シーンスキャンとパーティクルシステム抽出のパフォーマンスを改善。
    • ドームライトの「アルファチャンネルを置換 (Replace Alpha Channel)」と「アルファ (Alpha)」パラメータを公開。

  • Blenderのレンダリング設定を他のDCCに合わせてアップグレード

すべてのアップデート内容の確認はこちらから

また、現在アクティブな開発対象には、NPR/トゥーンシェーディング、Redshift RTのReSTIR(Spatiotemporal reservoir resampling for real-time ray tracing )、Blenderのパーティクルサポート、ボリュームレンダリングの多くの改善など興味深い機能が追加されています。

Cinema 4D 2024.3

このリリースは、ワークフローを合理化し、ファイルフォーマットの互換性を強化する重要なツールとの連携が改善され、デジタルアセットへのアクセスが簡単になりました。

主な改善点は以下の通りです。

  • アセットブラウザがアップグレードされ、アニメーションアセットに直接カーソルを合わせてプレビューできるようになりました。
  • Adobe Substance 3Dマテリアルのブラウズと追加ができるようになりました。
  • エクスポートされたglTFファイルにスキン変形が含まれるようになりました。
  • USDエクスポートにPSRアニメーションのサポートが追加されました。
  • GoZのMatcapとDynamic Subdivisionのサポートにより、Cinema 4DとZBrush間の連携がより強固になりました。

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カプセル

Adobeとのパートナーシップにより、このリリースには40種類のAdobe Substance 3Dマテリアルのライブラリが追加されました。

  • Cinema 4Dのアセットブラウザで利用できます。
  • 様々なリアルなサーフェスを作成するために変更できる多くのパラメータを備えています。
  • ダクトテープからモデリングクレイまで、幅広いマテリアルが含まれています。

Cineware

Cineware

は、ワークフローの柔軟性が向上し、Unreal Engine で Cinema 4D ファイルをすばやく簡単にインポートおよび管理できるようになりました。

  • Datasmith Direct Link for Cinema 4D のパフォーマンスが大幅に向上しました (注意: Unreal Engine 5.0 以降でのみ動作し、Cinema 4D 2023.0 以降が必要です)。
  • アニメーションの転送がアップデートされ、プラグインの機能がさらに強化されました。

価格とシステム要件

動作環境の確認はこちらから

正確な時期は分かりませんが、価格は為替の影響か値上げされているようです。

MAXON ONEでは、Cinema 4D 、Redshift 、ZBrush、RedGiant、 Forger などMaxonの製品が全て利用できます。価格はサブスクリプションで24750円/月または194700円/年となります。

個々の価格は以下の通りです。

  • Cinema 4D 2023+redshiftの価格は、18700円/月 または 147400.00円/年 。
  • Redshift の価格は、6600円/月 または42900円/年 。

また、Maxonは現在、Maxon OneとAdobe Substance 3Dを特別割引価格で入手できる期間限定キャンペーンも実施中です

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Maxonの最新リリースで、Apple M3最適化、ワークフローの合理化などを提供

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