スマートプリセットを使用して Zbrush でテクスチャリングするためのプラグイン『ZTexturator』

3DコンセプトアーティストTsvetomir Georgiev氏によるZbrushプラグイン『ZTexturator』の紹介です。

ZTexturatorとは
1. 主な機能
2. 注意
価格とシステム要件

ZTexturatorとは

ZTexturatorは、Zbrushでテクスチャリングするのに役立つプラグインです。このプラグインは、Aaron Sims社で6年間働き、トランスフォーマー、ニンジャ・タートルズ、猿の惑星、インディペンデンス・デイなどの映画のコンセプトを制作に携わってきたTsvetomir Georgiev氏によって作成されました。

このプラグインはZBrush内でライブラリのスマートプリセットをワンクリックで適用したり、作成したテクスチャをエクスポートなどテクスチャ作成に便利な機能を備えています。次の動画でデモを確認できます。

主な機能

■ライブラリメニュー

金属、石、木、肉、布など、さまざまなマテリアルタイプのスマートプリセットにアクセスできます。

■ZTMIXER：複数のテクスチャやカラーを組み合わせ

メニューでは、複数のテクスチャやカラーを組み合わせることができます。Cavity、Peaks、Curve、Edge、Aoなどのマスク、マスクエフェクトのオフセット、減衰、タイリングも設定可能です。さらにPROライセンスでは、マスクプロジェクションにカスタムアルファやテクスチャを設定できます。

■EXPORTER：テクスチャをエクスポート

ZTexturatorテクスチャをエクスポートできます。 Color、IDMap、Shaded、Reflect、UVcheck、NBump、Normal、Displace、VDisplace、Ao、Cavy、Edge、CurveなどPROライセンスでは、8192 / 8192解像度までのマップをエクスポートできます。LITEライセンスは1024 / 1024にロックされています。

■その他の機能

▪Quicksave：ZTexturatorのすべての設定を自動的にZTexturatorプロジェクトに保存します（PROライセンスのみ）。

▪ロード/セーブまたはインポート/エクスポート：ZTexturatorプロジェクトのロード/保存、またはカスタムシーンプリセットのインポート/エクスポートができます。(PROライセンスのみ）。

▪Viewport：テクスチャ/モデルのコントラスト、明るさ、ガンマを調整できます。この調整はモデルだけでなく、ZTexturatorからエクスポートしたシェーディング/リフレクトテクスチャにも影響します。

▪Lighting：テクスチャやモデルのライティングを変更できます。この調整はモデルだけでなく、ZTexturatorからエクスポートしたシェーディング/リフレクトテクスチャにも影響します。これは、ビューポートで見たものがテクスチャとして得られるということを意味します。

▪Masking：モデル上で簡単にCavity、Peaks、Curve、Edge、Ao、Seam、Border、Groupなどのマスクを作成したり、インポート/エクスポートすることができます。（インポート/エクスポートマスクはPROライセンスでのみ動作します）。

▪Painting：選択した色やテクスチャをモデルに簡単にポリペイントすることができます。

▪Shading：例えば、シェーダ上の特定の領域に反射（Specular）を追加した場合、ZTexturatorからエクスポートされる反射テクスチャには、この情報がすべて含まれます。カラーも同様で、シェーダーにカラーを追加し、ZTexturatorからShadedテクスチャをエクスポートすると、同じカラー情報が含まれます。

▪シェーダーのペイント：あらかじめ設定したプリセット、または自分でカスタマイズしたプリセットでモデルをコンパイルした後、モデル上にスペキュラーマップやカラーマップを描くことができます。これを行うには、モデルの好きなエリアの色を選択し、その色でモデル上に描画するだけです。（例：モデルのスペキュラー部分から色を選択すると、スペキュラーが描かれます。スペキュラーのない色を選択すると、そのままのマットカラーが描かれます。）

▪その他いろいろ