液体シミュレーションツール 「LiquiGen」の最初のバージョン 0.1.0 プレアルファ版 がリリース

CGソフト

2024年2月13日(現地時間) – JangaFX は、液体シミュレーションツール LiquiGen の最初のバージョン 0.1.0 プレアルファ版をリリースしました。

LiquiGen の最初のバージョン 0.1.0 プレアルファ版 がリリース

以前からJangaFXが動画で公開していた新しい液体シミュレーションツール LiquiGen

の最初のバージョンがクローズドプレアルファ版としてリリースされました。このクローズドアルファは欠けている機能があり、LiquiGen の最終的なクオリティを示すものではないとのことですが、高速で直感的なシミュレーションを試してみること可能です。

簡単にですが利用してみました。

この最初のバージョンでは22のプリセットに加えて以下の機能があります。

主な機能

  • リアルタイムスパース液体ソルバー (Pseudo-Boundless APIC)
  • 高速なプリビズのためのラスタライズされたレンダラー
  • 高品質レンダリングのためのパストレースレンダラー
    – 初歩的なマテリアルシステム
  • リアルタイム液体メッシング
    – Alembicエクスポート
    – パーティクルエクスポート
  • コライダーとエミッターのアニメーションメッシュのサポート
  • 力(Force): コンスタント(Constant)、シェイプ(Shape)、乱流(Turbulence)、ドラッグ(Drag)
  • ライティング: HDRI、指向性、エリア、ポイント

既知の問題

  • 30M以上の三角形でパストレーサーを有効にするとクラッシュすることがある。
  • ビューポートのサイズを小さくしすぎたり、小さすぎるテクスチャをエクスポートすると、テクスチャが破損することがある。
  • プリセットを直接ロードすると、ビューポートが真っ黒になることがあります。これは、最初にデフォルトのプリセットをロードすることで修正できます。
  • LinuxのAMD GPUでパストレーシングが壊れる。
  • パストレーシングによって Linux デスクトップが反応しなくなることがある。

既知の制限

  • 現在のところ、previz レンダラーには透明性がありません。
  • 現時点では8つのメッシュしかインポートできません。
  • 「非常に適切に処理された」メッシュのみが動作する可能性があります(特に、防水マニホールドである必要があります)。
  • ドレインはシェイプできますが、メッシュはインポートできません。
  • インテルGPUはサポートされていません。

今後の機能

  • 投影の改善(特に流体表面の改善)
  • 表面張力
  • 泡、スプレー、気泡
  • より高い解像度でのメッシュ生成
  • マスクを使ったメッシュからの放出
  • パストレースされたマテリアルのサブサーフェススキャッタリング(ミルク/血液/粘性のある物質やゲル状の物質)
  • 真の粘性
  • より多くのシミュレーション

使用とダウンロードについて

現在LiquiGenは、クローズドアルファとなっており、JangaFX Suiteの所有者が利用できます。

また、今年後半にはオープンアルファ版がリリースされ、購入前に試してみたい方が利用できるようになる予定です。

ダウンロードはDiscordから可能です。


JangaFX ウェブサイトへ

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