Unreal Engineを搭載した2Dアニメーションソフト「Odyssey」がリリース！

2024年2月12日（現地時間）- Praxinosは、Unreal Engineを搭載した2Dアニメーションソフト「Odyssey」のリリースを発表しました。

Odysseyとは
1. 主な特長
価格とシステム要件

Odysseyとは

Odysseyは、Praxinosによって開発された、リアルタイム3DソフトウェアUnreal Engineをベースとした2Dアニメーションソフトウェアです。ドローイングの独創性と3Dの柔軟性を必要とする2Dアーティストやプロダクションのために設計されており、2Dと3Dをミックスしたアニメーションを制作したい意欲的なプロダクションに最適なツールです。

Odysseyは、ILIAD（ペイントプラグイン）、ULIS（グラフィックライブラリ）、EPOS（ストーリーボード＆レイアウトプラグイン）といった2019年から始まったプロトタイプの5年間の開発の成果であり、2023年のEpic GamesのMegaGrantsも受け取っています。

Odyssey は、Praxinos チームが不要な多くのプラグインやモジュールを無効化した、Unreal Engine Editor の軽量版となっており、マーケットプレイスのアセットを含むUnreal Engineプロジェクトとの互換性を維持しています。Odyssey を使用してビデオゲームを作成することはできませんが、Odyssey で作成されたアセットの一部は、テクスチャ 2D などの Unreal Engine でも使用可能です。 (ただし、レイヤー構造は失われます)。

Praxinosは、法的にはフランス北東部を拠点としながらも、完全にリモートで活動する協同組合企業です。Unreal Engine のプラグインやソフトウェアを開発することで、エンターテインメント業界の芸術的向上に貢献するツールを提供することを目的としています。

主な特長

■シンプルで実用的なUI

Odysseyは、3Dソフトをほとんど知らない2Dアーティストのためにデザインされました。キャンバス、タイムライン、そして可能な限り最高の状態で作業するための多くのブラシを備えたシンプルでありながら実用的なインターフェイスを実現しています。

■ベクターとビットマップをサポート

Odysseyには、258種類のラスターブラシとワープグリッド、線の太さ、スマート消しゴム、インデックス付きカラーパレット…などのベクターツールが搭載されており、ベクターとビットマップを組み合わせ使用することができます。

■2Dを拡張

ドラッグ＆ドロップの簡単な操作で、2Dのアートワークやアニメーションを3D環境で使用することができます。3D環境から直接編集することも可能です。

ドローイングと3D環境を組み合わせるストーリーボードモジュールは、自由自在にカメラやオブジェクトを動かして、魅力的で効果的なアニメーションを作成できます。

Unreal EngineをベースとしたOdysseyでは、ライティングからポストプロセスのボリュームまで、2D/3Dシーンの構成を変える様々な機能を利用することができます。

■ソース管理＆チームワーク

OdysseyのプロジェクトはUnreal Engineと全く同じ構造になっており、マーケットプレイスからアセットを追加したり、プロジェクトから別のプロジェクトへコンテンツを移行することができます。OdysseyをGitやPerforceのようなソース管理ソリューションと組み合わせることも可能です。

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